ねこちゃんのまばたきを見たことがありますか? ねこちゃんは、人ほど頻繁にまばたきをしません。人のまばたきの回数は、1分間に平均で20回ほどですが、ねこちゃんはそれよりももっと少なく、1分間に3回くらいと言われています。
なかなかお目にかかれないねこちゃんのまばたきですが、実は、ねこちゃんのまばたきには深い意味が込められているのです。そこで今回は、ねこちゃんのまばたきの秘密を探ってみましょう!
■ねこがまばたきをする理由
ねこちゃんがまばたきをする理由は、基本的には人と同じです。わかりやすく、まばたきの種類を3つに分けてみました。
1つ目は、目の乾燥を防いで潤いを保つためのまばたきです。人よりも涙の量がはるかに多いねこちゃんは、まばたきの回数が少なくても大丈夫なのです。
2つ目は、目に光が差し込んだ時や風が当たった時などに、とっさに目を閉じるという反射的なまばたきです。
そして3つ目が、自分の気持ちを伝えるためのまばたきになります。一体ねこちゃんは、まばたきでどんな気持ちを伝えているのでしょうか?
■どんな気持ちを伝えるの?
ねこちゃんは、敵意を抱いている相手に向かってまばたきをすることはありません。なので、あなたと目が合った時などに、ねこちゃんがゆっくりとまばたきをしたら、「安心しているよ」「敵ではないよ」という気持ちを伝えています。
また、ねこちゃんは音などに驚いたとき、目を見開いて、じっとまばたきをせずに音がした方向を見つめることがあります。そして、何もないことがわかると、まばたきをしながら顔を別の方向に向けますが、これは「びっくりしたけど、何もなくて安心した!」という気持ちでいるのでしょう。
そして、飼い主さんが名前を呼ぶと、ほとんど動かずにまばたきだけをすることがあります。ねこちゃんは「ニャー」と鳴いて返事をしたり、顔をこちらに向けたりすること以外にも、耳だけをこちらに向けたり、しっぽを軽く動かしたりすることで返事をしますが、まばたきも同じように飼い主さんへの返事だと考えていいでしょう。
名前を呼ばれてめんどうだなと思っているのではなく、安心している相手だからこその行動だと言えます。
■飼い主としてできること
まばたきがねこちゃんからの愛情表現である場合でも、「撫でてほしい」「抱っこしてほしい」という意味まで含まれているとは限りません。
ねこちゃんがまばたきをしているのを見かけたら、「そうか、安心してるのね」と思って、そっとしておいてあげるだけで、あなたの愛情はねこちゃんに十分伝わります。
もし、ねこちゃんが撫でてほしかったり、遊んでほしかったりするときは、ねこちゃんの方から積極的に要求してくるはずです。切実なお願いであれば、まばたきをせずにじっとあなたを見つめてくるかもしれませんし、体をこすりつけてくるかもしれません。また、大きな声で鳴いてくる場合もあるでしょう。
ねこちゃんのまばたきは、言わば“アイコンタクト”のようなものです。まばたきでいろいろな気持ちを伝えてくれます。
まばたきをするかどうかは、ねこちゃんによって違いはありますが、もしかしたら見逃しているだけかもしれません。これを機会に、さりげなく観察してみてくださいね。
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