わんちゃんは寒さに強いんじゃないの?って思っている方も多いと思います。歌にも、雪の中を喜んで走る歌がありますよね。でも、おうちの中でこたつに入っているわんちゃんや、寝るときには飼い主さんのお布団の中に潜り込んで寝ているなんてこともよく聞きますよね。
本当はどうなのでしょう?わんちゃんは寒いのでしょうか?わんちゃんの体温は、小型犬が38.6~39.2度、大型犬が37.5~38.6度と、人間よりも高いことから寒さには耐性があるといえます。
もともと、寒さに強い犬種とそうでない犬種もいます。例えば、北海道犬やシベリアン・ハスキーなど、寒冷地域が原産地となる大型犬などは元々寒さには強い犬種です。一方、短毛の犬種や小型犬は寒さに弱いので、しっかりとした寒さ対策をすることが大切です。寒さに弱いとされる代表的な犬種は、トイプードル、チワワ、パグ、パピヨンなどです。
また、寒さに強いとされるわんちゃんであっても、体温調節機能が未発達の子犬、シニア犬や病気のわんちゃんは体温を調節する体力がないため寒さに弱くなります。さらに、寒さによる感染症などへの免疫力も低いため、より注意してあげる必要があります。
■わんちゃんが寒いと感じたときに見せる代表的な仕草
ブルブル震える
分かりやすい仕草で言えば「寒くてブルブル震えてしまう」ということ。これは人間と一緒ですね。わんちゃんも寒さによって小刻みにブルブルと震えることがあります。特に小型犬や短毛種等の場合に、小刻みに震えている様子がよく見られます。
縮こまって動かない
寒いと丸く縮こまるような仕草をとることもあります。頭と脚をお腹の方に入れて背中を丸めることで、冷気に晒される表面積を小さくしています。また、飼い主の近くに寄ってきたり、日の当たる場所で小さく丸くなって動きが鈍くなることがあります。
吠える
飼い主さんに寒さを知らせるために、吠えることがあります。外気温の急激な変化(早朝や深夜など)で体温の低下等を察知し、吠えることがありますので、特に朝晩に吠えることが増えたら、寒さを感じているサインかもしれません。
水の摂取量が減る
普段よりも水を飲まなくなった、水を飲む量が減ったという時は、寒さを感じているサインかもしれません。しかし、冬場でも水分は摂らないといけません。飲みやすいように、温水やぬるま湯にしたり、フードにぬるま湯をかけて与えるなど水分補給をさせてあげる必要があります。普段からどれぐらいの水を飲んでいるかチェックしておいてくださいね。
■わんちゃんの寒さ対策
過ごしやすい温度、環境をつくる
わんちゃんにとっての快適な室温は20℃前後、エアコンの設定温度は26℃、湿度は40~60%程度と言われています。温度計を愛犬が生活しているケージなどのそばに設置して、こまめに確認しながら温度、湿度を調節しましょう。
わんちゃんは、冷気が溜まりやすい床の近くで生活しているため、人よりも寒さを感じやすくなっています。そのため、ふわふわの毛布や犬用のベッドを用意してあげましょう。
わんちゃんのための冬服
室内だけでなく、散歩時の寒さ対策として有効なのが洋服です。後ろ足まで包んでくれるロンパースタイプや遠赤外線効果のあるものなど、防寒できてなおかつ動きやすい服だとわんちゃんも嬉しいですね。
わんちゃんが寒いとサインを出す前に対策をしてあげたいものです。普段の様子をきちんと把握していると、ちょっとしたサインも見逃さずにキャッチできるようになります。
わんちゃんの気持ちを読み取って、快適に過ごせるようにしてくださいね!
わんにゃ365では、わんちゃん、ねこちゃんとの時間をもっと幸せな時間にしてほしい。そんなコンセプトをもとに、わかさ生活は目の健康面から全力でサポートしたいと考えています。
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