ねこちゃんは春と秋が繁殖期で、このような時期には子猫がたくさん生まれてきます。4月からの新年度を前に心機一転、子猫を家族にお迎えしようと譲渡会やペットショップを訪れる方もいるでしょう。
また、自宅の庭でねこちゃんが生まれてしまったとか、道を歩いていたらねこちゃんを拾ったなど、偶然の出会いから子猫との生活が始まる方も多いです。
この記事では、子猫との生活をより良いものにするためのアドバイスをお届けします。
病院で診断を!
屋外からねこちゃんを迎えた場合、なるべく早く獣医師の診断を受けましょう。ノミやダニなどが寄生している可能性があるため、家の中を歩かせる前に駆除・予防薬をつけてもらうと安心です。
また、春は季節の変わり目でまだ寒く、気温差が激しい場合もあります。健康状態をチェックし、風邪などの気になる症状があれば薬を処方してもらいましょう。
ペットショップからお迎えしたねこちゃんは検診を済ませており、ノミやダニ、病気の心配はありませんが、長く生活していく中で、かかりつけ医がいると安心です。
子猫からの体重や診断データが記載されたカルテがあることで、獣医師も診断が容易になります。小さなことでも相談に乗ってくれるので、ぜひねこちゃんの健康状態を確認しておきましょう。
子猫は何を食べるの?
子猫は歯が未発達なため、ドライフードは食べられません。また、缶詰やパウチに入ったウェットフードでも粒が大きく、飲み込むのに苦労してしまいます。
ねこちゃん用の離乳食は、成猫用のドライフードを人肌程度のお湯でゆるいポタージュ状にのばしたものだと食べやすいです。
こうすると、水分も同時に摂取できるため、身体が小さくてお水を飲むことが下手なねこちゃんでも水分不足を防ぐことができます。
動物病院では子猫用の療養食も販売されているので、状況に合わせて食べさせてあげてください。
トイレの準備も忘れずに
ねこちゃん用のトイレは、与えただけでは使ってくれません。安心できる場所でおしっこをする傾向があるため、寝床などでしてしまう子が多いようです。
トイレ以外の場所で用を足してしまった際は、排泄物のついたものをねこちゃん用のトイレに入れると、次からはそこがトイレなのだと認識して、その場所でおしっこすることを覚えます。
ねこちゃんは綺麗好きなので、トイレが汚くなっていると別の場所でしてしまうことがあります。こまめに片づけてあげましょう。
日々の観察が大切
ねこちゃんは、考えている以上に早いスピードで成長します。ジャンプもどんどん高くなっていきます。体力も余っているので、一日中走り回る子も多いです。
怪我をしないよう、隙間を閉じておいたり、人間の目線よりも高いところには飛び上がれないような工夫をすれば、怪我を予防することができます。少しでも動きや様子が変だなと感じたら、すぐに病院に連れて行ってあげてください。
いかがでしたか。ねこちゃんを家族として迎えるには、しっかりとした準備と心構えが必要です。飼い主さんとねこちゃんが快適で幸せに過ごせるような環境づくりを目指しましょう。
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