※2024年05月10日情報更新
春を迎え、
しかし、新生活が始まった途端に体調を崩すわんちゃんは少なくありません。わんちゃんが春に体調不良を起こす原因はさまざまですが、環境の変化によるストレスが原因でふさぎ込んだり、問題行動を起こすようになったりするわんちゃんもいます。
そこで今回は、わんちゃんが春に体調を崩す原因を3つご紹介します。あわせてストレスを感じたわんちゃんが起こす行動や症状、ストレスのケア方法も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
■ わんちゃんは春に体調を崩しがち…
四季の中で、とくに過ごしやすい気候が続く季節が春です。しかし、春に体調を崩すわんちゃんは意外にも多く、飼い主さんの中には愛犬の体調不良の原因が分からず、困っている方もいるでしょう。
そこで、ここではわんちゃんが春に体調を崩す主な原因を3つご紹介します。
■環境の変化によるストレス
新生活に向けて引越しをしたり、新生活を機に家具の買い替えやお部屋の模様替えをしたりする方も多いでしょう。また、社会人の場合は仕事内容や持ち場が変わったり、学生の場合は時間割や塾の時間が変わったりすることで、愛犬の散歩の時間や就寝時間に変化が生じることもめずらしくありません。
わんちゃんは適応力にすぐれた動物ではありますが、環境の変化によるストレスを受けやすく、ストレスをためやすい傾向にあります。新生活が始まった途端に愛犬の体調に異変を感じた場合は、環境の変化にストレスを感じている可能性が高いでしょう。
■発情期
避妊をしていない女の子のわんちゃんは、1年に2回発情期が訪れます。発情期の時期は決まっていませんが、春に発情期を迎えるわんちゃんは新生活が始まる頃に体調を崩しがちです。
女の子のわんちゃんは発情期が近づくにつれて、食欲が落ちたり、不安な様子を見せたりすることがあります。発情期による体調不良は2週間ほどで治まるケースがほとんどですが、気になる方は避妊手術を視野に入れてみてもいいかもしれません。
■春にかかりやすい病気や春の植物の誤食
春は皮膚炎や胃腸炎にかかりやすいうえに、アレルギーや熱中症にも注意が必要です。また、春はスイセン・アサガオ・チューリップ・ヒヤシンス・ユリなど、わんちゃんが食べると中毒を引き起こす植物にも注意を払う必要があります。
病気や中毒症状が原因で体調不良を起こしている場合は、家庭でのケアはできません。とくに中毒を引き起こす植物を誤食した際は、早急に動物病院を受診しましょう。
■わんちゃんがストレスを感じた時に起こす行動と症状
環境の変化によるストレスが原因で体調を崩している場合、わんちゃんは以下のような行動や症状を見せます。ストレスサインには個体差がありますが、代表的なストレスサインをチェックしてみましょう。
・元気がなくなり、ふさぎ込む
・しきりに体を舐める
・体を掻く
・あくびをする
・食欲が低下する
・下痢・おう吐をする
・間違った場所で排泄をする
・無駄吠えが増える
・部屋を荒らす
・攻撃的になる
ストレスを感じたわんちゃんは心が疲れてしまうだけでなく、免疫系や内分泌系の病気を発症する恐れがあります。愛犬の心と体の健康を守るために、ストレスサインを見逃さないようにしましょう。
■家庭でできる!わんちゃんのストレス解消法4つ
(1)コミュニケーションをとる
新生活の忙しさにかまけて、愛犬とのコミュニケーションを疎かにしていませんか?愛犬とのコミュニケーションの重要性については研究結果も出ており、飼い主とのコミュニケーションが多いわんちゃんは“幸せホルモン”と呼ばれるオキシトシンの分泌量が増えることが報告されています。
何かと忙しい春だからこそ、積極的に愛犬とコミュニケーションをとる時間を確保するよう心がけたいものですね。
(2)適度な運動を心がける
散歩やボール遊びなど、適度な運動をすることでストレスを解消できます。運動不足は心にも体にも悪影響を及ぼすので、どれだけ忙しくても毎日の散歩や室内遊びなどの運動習慣は継続しましょう。
(3)ストレス解消グッズを与える
噛むおもちゃや知育玩具など、わんちゃん用のストレス解消グッズを用意するのも一つの手です。とくにお留守番の時間が長いわんちゃんは、飼い主の留守中にストレスやイライラをためがち。ガリガリと噛める木のおもちゃや、中にドッグフードやおやつを入れられるコングなどを用意し、ちょっとした楽しみを作ってあげるのがおすすめです。
(4)休める空間を作ってあげる
一人でゆっくり休む時間が必要なのは、人もわんちゃんも変わりありません。とくに環境が変わる春は心がそわそわして、落ち着きがなくなるわんちゃんは多いものです。部屋の隅っこや人目が気にならない場所にベッドやケージを置き、ゆったりと安らげるスペースを用意してあげましょう。
■愛犬と一緒に新生活を楽しみましょう!
新生活に不安を感じるのは、私たちだけではありません。いつも私たち飼い主に寄り添ってくれている愛犬だって、そわそわと落ち着かない気持ちを抱えて暮らしています。
そんな愛犬のストレスをできるだけ減らしたり、解消したりできるのは飼い主さんだけ。この記事が新生活を迎えた飼い主さんにとって、愛犬との過ごし方を見つめ直すきっかけになれば幸いです。
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