猫風邪になると、どんな症状が出るのでしょうか?ねこちゃんが猫風邪にかかるリスクや感染源はどこにあるのでしょうか?
ねこちゃんを猫風邪から守るために知識を深め、適切なケアができるようにしておきましょう。
■猫風邪の3つ症状と特徴
ねこちゃんも人と同じように風邪をひきます。
「猫風邪」は病名ではなく、ウイルスや細菌感染によって引き起こされる風邪のような症状を総称したものです。
それでは、猫風邪が疑われる4つの主な症状と特徴について詳しく見ていきましょう。
■症状と特徴①|目やに・涙
ねこちゃんの目やにが多いといった症状は、猫風邪の初期サインかもしれません。
ひどくなると、目ヤニが固まって目が開かなくなってしまう場合もあります。
目やにの色が黄色や緑に変わっている場合は、すぐに獣医師の診断が必要です。涙目についても、風邪のウイルスが関係している可能性があるため早めに獣医師に診てもらいましょう。
■症状と特徴②|くしゃみ・鼻水
ねこちゃんがくしゃみを連発する、鼻水が出るなどの症状も猫風邪の一般的な症状です。
多頭飼いをしている際には、グルーミングやくしゃみによって飛散したウイルスで感染してしまう可能性があるため、注意が必要です。
くしゃみが頻発している場合には、早めに獣医師に診てもらいましょう。
■症状と特徴③|食欲不振・発熱
食欲がない、体温が高いといった症状も猫風邪によく見られる特徴です。
猫風邪によって鼻水や鼻詰まりを起こすと、嗅覚が弱くなり食欲不振になる場合があります。
また、ウイルスによって口腔内に炎症を起こし、痛みでごはんが食べられなくなることもあるため注意してくださいね。
食欲不振が続くと栄養状態が悪化し、さらに体調を崩す可能性があるため早めに獣医師に診てもらうなどの対応をするようにしましょう。
■猫風邪の感染経路と感染源
猫風邪はどのような経路で感染するのでしょうか。
猫風邪は猫同士の接触だけでなく、さまざまな場所や物から感染する可能性があるので、注意が必要です。
■どこで感染するのか?
猫風邪は、特定の場所だけでなく様々な要因から感染する可能性があります。
例えば、感染している親猫とのグルーミングや、飼い主さんが外猫と接触した際にウイルスを運んできてしまうなどがあります。
また、感染しているねこちゃんが触れた物にもウイルスが残る場合があるため、多頭飼いしている場合、おもちゃや食器は別々にするようにしてくださいね。
■他の猫との接触リスク
ねこちゃん同士の接触は、特に感染リスクを高める要因です。
自宅で他のねこちゃんを預かる場合や友達がねこちゃんを連れて訪れるケースでは、事前に健康状態を確認することが大切です。
新しいねこちゃんを家族に迎える際も、すでに飼っているねこちゃんと接触させる前には、必ず健康チェックをするようにしましょう。
■猫風邪の予防と対策
猫風邪の症状がわかったら、次に気になるのが予防と対策ですよね。
いちど感染してしまうと、抵抗力が落ちてしまったときに再発してしまうケースもあるため、感染しないように予防と対策をしておきましょう。
■予防接種と料金相場
猫風邪を予防する一般的な方法は、やはり予防接種です。
3種混合以上の予防接種を行っておけば猫風邪を予防できますが、万能ではないためウイルスの型によっては感染してしまうかもしれません。
料金は場所や接種する種類によって差があり、一般的には3,000円〜8,000円程度が相場となっています。
■室温・湿度となど自宅での対策
自宅でできる対策として、ねこちゃんにとって快適な室温・湿度を保ってあげるようにしましょう。
冬場にねこちゃんが寒さで風邪を引くケースは多く、エアコンや電気マットを使って寒くならないように工夫が必要です。
室内温度は23〜25℃、湿度は50〜60%に保ってあげるようにしましょう。
■ペット保険に加入する
いちど猫風邪にかかってしまうと、完治したと思っていても抵抗力が落ちたときに再発するケースもあります。
猫風邪に限らず突然の病気や怪我に備えて、ペット保険に加入しておくと治療費の負担をある程度カバーできます。高齢になってから加入すると保険料が高くなるため、早めの加入をおすすめします。
猫風邪を未然に防ぐために、なるべく予防接種をするようにしましょう。
万が一のためにペット保険に加入しておくことで、突発的な医療費にも対応しやすくなります。
日々の生活環境にも気を配り、寒くなる冬場は暖房や加湿器を使ってねこちゃんが快適に過ごせる環境を作ってあげてくださいね。
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