わんにゃの健康と病気

冬に多い犬の病気3つ|おもな症状や犬のやけどについて紹介

れん

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れん

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冬に多い犬の病気3つ|おもな症状や犬のやけどについて紹介

寒くなってきたら、冬に多いわんちゃんの病気に注意してあげましょう。

種類にもよりますが、一般的に、わんちゃんは人間よりも寒さに強い動物だといわれています。とはいえ、冬になると増える病気もあるため、注意しておかなくてはなりません。また、冬場はわんちゃんのやけどにも気をつける必要がある季節です。

冬に多いわんちゃんの病気について紹介しますので、ぜひご覧ください。

冬に多い犬の病気

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冬に多いわんちゃんの病気には、次のようなものがあります。

・泌尿器系の疾患
・関節の疾患
・呼吸器系の疾患

3つの病気について、それぞれどのようなものかチェックしてみましょう。

■泌尿器系の疾患

冬は、わんちゃんが泌尿器系の疾患にかかりやすい時期です。個体差はあるものの、わんちゃんも寒くなると夏場より運動量が減ってしまいます。

運動量が減ると、水を飲む量も少なくなりがちです。飲水量が減ると尿量も減るため、膀胱炎・結石など泌尿器系の疾患につながってしまいます。
泌尿器系の疾患で見られるのは、次のような症状です。

・頻尿
・血尿
・嘔吐
・食欲不振

なかなか尿が出ない・尿の色が濁っている、といった場合も、泌尿器系の疾患が考えられます。飲水量が減っていると気づいたら、なるべく水を飲むよう、飼い主さんが促してあげましょう。

野菜やササミのゆで汁など、わんちゃんが飲んでくれるものを用意しましょう。血尿や嘔吐などの症状が出ている場合は、動物病院で相談してください。

■関節の疾患

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    関節の疾患も、冬になると増えるわんちゃんの病気です。冬になって運動量が減ると、関節の血流が滞ったり、筋肉がこわばったりします。

    その状態で急に運動すると関節を痛めてしまうため、注意しなくてはなりません。また、運動量が減って肥満になってしまうと、関節の痛みを引き起こす可能性があります。
    関節の疾患で見られるのは、次のような症状です。

    ・足を引きずる
    ・歩きたがらない
    ・足に触られると嫌がる

    関節疾患を防ぐために、なるべく急な運動はさせないようにしましょう。体重を管理して、肥満を防いであげることも大切です。

    ■呼吸器系の疾患

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    冬は、呼吸器系の疾患にも注意が必要です。気温・湿度ともに低いため、冬は細菌やウイルスが繁殖しやすくなります。また、空気の乾燥により、わんちゃんも鼻や喉が刺激を受けやすい状態です。
    呼吸器系の疾患では、以下のような症状が見られます。


    ・咳
    ・くしゃみ
    ・鼻水

    免疫力の弱い1歳未満(ワクチン接種が終わっていない)の子犬は、伝染性の「ケンネルコフ」に注意が必要です。

    細菌やウイルスなどが充満しないように、ときどき部屋の窓を開けて換気を行いましょう。温度や湿度の調整も、呼吸器系の疾患予防に役立ちます。

    冬は犬のやけどにも注意が必要!

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    冬は、わんちゃんがやけどしないよう注意してあげる必要もあります。寒がりなわんちゃんや、感覚が鈍っているシニア犬は、特に気をつけなくてはなりません。

    やけどの原因となるのが、ストーブ・ホットカーペット・こたつ・湯たんぽなどの暖房器具です。被毛がある犬は熱さに気づきにくいため、いつのまにか低温やけどをしている場合があります。

    わんちゃんがストーブに近づき過ぎるようなら、ストーブガードのようなアイテムを使うと便利です。ホットカーペットやこたつは、温度設定に注意しましょう。わんちゃん専用のヒーターもあるので、そちらを使うことをおすすめします。

    冷え対策には湯たんぽも効果的ですが、使用時は注意が必要です。直接触れないよう、湯たんぽには必ずカバーをかけてください。表面に触れても熱くない程度の温度にしておくと、低温やけどを防げます。

    愛犬には、冬でも元気に過ごしてほしいものですよね。寒い季節も健やかに毎日を過ごせるよう、冬に多い病気に注意してあげましょう。

    愛犬の変化に気が付いた時はなるべく早めに動物病院を受診してくださいね。

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