わんにゃとの暮らし

食べても大丈夫?猫が喜ぶおすすめの食べ物5選!

瀬戸 芳昭

ライター
瀬戸 芳昭

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食べても大丈夫?猫が喜ぶおすすめの食べ物5選!

食事をしているとき、愛猫に物欲しそうな目でみられるときってありますよね。可愛さのあまり、ついつい与えたくなってしまいますが、人が食べるものを与えると愛猫が危険にさらされてしまう場合があります。とはいえ、かわいい愛猫に見つめられたら、同じものを食べさせたくなってしまいますよね。食べても大丈夫なものかどうか、知っておくことは飼い主としてとても大切です。

この記事では、猫に「おすすめの食べ物」と「絶対には食べてはいけない食べ物」をご紹介します。

猫におすすめの食べ物5

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味を感じる「味蕾細胞」の数は人間が約1万個に対し、ねこちゃんは約500個しかありません。ねこちゃんはどのようにして旨味を感じているのかというと、実は「嗅覚」で旨味を感じています。では、猫が喜ぶ食べ物には、どんなものがあるのでしょうか。

かつお節

かつお節は、ねこちゃんの代表的な好物のひとつです。いつものフードにふりかければ、食べる勢いが違うのは一目瞭然です。

かつお節には、たんぱく質が豊富に含まれているため、ねこちゃんに必要な必須アミノ酸を摂取できます。ただし、人間が食べるものは塩分やマグネシウムが多いため、結石になる危険性があります。必ず猫用のかつお節を与えるようにしてください。

煮干し

煮干しも、ねこちゃんの好物の定番ですね。煮干しには、カルシウムやマグネシウムなどが含まれていて、骨や歯を丈夫にしてくれるほかに、神経の伝達や筋肉の働きに欠かせない栄養素です。こちらも、必ず猫用の煮干しを与えるようにしてください。

焼き魚

猫といえば、魚を思い浮かべる方が多いですよね。テレビやアニメでも、猫が魚をくわえて逃げていくシーンを見るかと思います。魚を与える際には、しっかりと加熱し骨を取り除き、小さくほぐしてあげてください。塩などで味付けはしないようにしましょう。

鶏肉

元々、猫は肉食動物です。鶏肉は、たんぱく質が豊富でかつお節と同様に必須アミノ酸を摂取できます。また、リンが豊富に含まれているため、歯や骨を丈夫に保ってくれたり、神経や筋肉を正常に保つ効果もあります。鶏肉は、茹でたり蒸したりしてから与えるようにしてください。

ヨーグルト

人間と同じで、ヨーグルトを食べると腸内環境が整い、免疫力を上げる効果が期待できます。ビタミンAやビタミンB2も含まれていて、眼や皮膚・被毛の健康を保ってくれます。ヨーグルトは無糖で、低脂肪か無脂肪のものをあげるようにしましょう。

絶対に与えてはダメな食べ物7選

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人間にとって栄養がある食べ物でも、ねこちゃんにとっては命にかかわる危険なものもあります。たくさんあるため、ここでは一部になりますが紹介します。

ネギ類

たまねぎやらっきょう、ニラやにんにくなどは、絶対に与えてはいけません。ネギ類はユリ科の植物で、赤血球を破壊する「アリルブロビルジスルファイド」が含まれています。少量でも、重度の貧血や血尿、胃腸にも支障をきたす危険性があり、最悪の場合は死んでしまう可能性もあります。

チョコレート(カカオ類)

チョコレートには「デオブロミン」が含まれていて、中枢神経を刺激し中毒を起こす危険性があります。不整脈やけいれん、下痢・おう吐などを引き起こし、場合によっては死んでしまう可能性もあります。

ぶどう・レーズン

原因は分かっていませんが、食べてしまうと下痢やおう吐などを引き起こします。腎不全になってしまう可能性もあるといわれていますので、少量でも与えないようにしましょう。

生イカ・生タコ、生の甲殻類

これらの食べ物には「チアミナーゼ」が含まれていて、ビタミンを分解してしまいます。ビタミン不足になり、足に力が入らなくなるなどの症状を引き起こす可能性があります。チアミナーゼは熱に弱いため、しっかりと加熱すれば問題はありません。

お茶・コーヒー

お茶やコーヒーに含まれている「カフェイン」には興奮作用が含まれています。頻脈や呼吸が速くなるなどの症状を引き起こす可能性があります。

アルコール

猫はアルコールを分解する力が弱いため、呼吸困難やおう吐などの急性アルコール中毒を引き起こす危険性があります。わざわざ与える飼い主さんはいないと思いますが、ねこちゃんが舐めてしまわないように気を付けましょう。

牛乳

ねこちゃんに牛乳を与える飼い主さんは多いと思いますが、下痢を起こす場合が多いです。少量なら問題はありませんが、できれば猫用の牛乳を与えるようにしてください。

健康のために総合栄養食のキャットフードをあげましょう

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人間が食べているものに興味を持つねこちゃんは多く、ついつい与えたくなってしまいます。しかし、猫にとって危険性のある食品は多く存在し、すべてを把握するのは困難です。愛猫の健康を第一に考え、基本的には総合栄養食のキャットフードを与え、長く健康に過ごせるようサポートしてあげてください。

現在では、猫用のおやつが豊富に販売されています。ペーストタイプやソフトタイプなど様々で、ねこちゃんの健康を考えて作られています。愛猫が好むものを見つけてあげるのもいいと思いますよ!

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