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猫の発情期や妊娠の兆候、妊娠期間の注意点をご紹介

やまなかようこ

犬猫飼養アドバイザー、ライター
やまなかようこ

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猫の発情期や妊娠の兆候、妊娠期間の注意点をご紹介

みなさんはねこちゃんの発情期や妊娠期間についてどれくらい知っていますか?今回はねこちゃんの発情時期や特徴、妊娠についてお話します。

理解を深めることで、飼い主さんがねこちゃんにしてあげられることもあるので、ぜひ参考にしてください。

猫の妊娠は何歳から?

猫の妊娠は何歳から?

ねこちゃんが妊娠できる期間は一般的には2~8歳頃といわれていますが、ねこちゃんによって違いはあり、最初の発情で妊娠することも多いそうです。最初の発情時期は生後6ヵ月頃なため、妊娠可能な時期としては生後6ヵ月が一番早い妊娠といえます。

猫が妊娠しやすい季節は?

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出典:https://www.shutterstock.com/

ねこちゃんが妊娠するために「発情期」と呼ばれる季節があります。また、この季節によって発情するのはメスだけで、オスは発情しているメスの鳴き声やフェロモンに影響されて誘発されます。

発情時期としては、1年に2回あり2月~4月頃の春と6月~9月頃といわれています。発情は日照時間に影響され、日照時間の長い時期に発情を迎えるねこちゃんが多く、また人工的な照明も影響されるそうです。

室内で暮らしているねこちゃんは照明により年に2~3回発情することもあります。

猫の発情サイン 

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出典:https://www.shutterstock.com/

ねこちゃんが発情しているときには普段とは違った様子がみられます。いつも一緒にいる飼い主さんでしたら、その様子を見てすぐに発情していることがわかると思います。

我が家の愛猫も生後6ヵ月頃に初めての発情期を迎えた時には、大きな声で鳴き、体をしきりにくっつけてきてはお尻を高く上げていました。その行動にびっくりしましたが、すぐに発情していることがわかりました。

(1)普段とは違う大きな鳴き声で鳴く

ねこちゃんは夜行性なため、夜になると高く大きな声で鳴き続けることもあります。

(2)おしりを高く上げる

発情期になると、メス猫はお尻を高く上げる姿勢をとるようになります。その行動のことを「ロードシス」といいます。このロードシスの行動はオス猫を受け入れるためのサインでもあります。

(3)いろいろなものに体を擦り付ける

飼い主さんにも体や頭をスリスリとしてきます。甘えた様子でとてもかわいいのですが、普段は体を擦りつけることをしないねこちゃんが、急にスリスリしてくるようになった時は、発情期のサインの可能性が高いといえます。

飼い主さんにだけでなく、自分の体や頭をいろいろな所に擦りつけます。

(2)スプレー行動をする

スプレー行動とは、おしっこをかける行動です。発情期のオス猫に多く見られる行動ですが、中には、メス猫でも尿スプレーをすることもあります。

 尿スプレーは少しのおしっこを濃縮して噴射するため、いつものオシッコよりも強烈な臭いがします。

(2)ゴロゴロと転がる

ゴロゴロ転がる行動をローリング行動といいます。普段からゴロゴロと床に転がる行動をとることも多いねこちゃんは発情期によるローリング行動なのかを見分けすることが難しいところがあります。

上記の行動には、ストレスだけでなく病気が原因になっている場合もあります。最近のねこちゃんの環境や行動をよく観察してみましょう。少しでもおかしいと感じた場合はかかりつけの獣医師さんに相談してください。

猫の妊娠期間から出産まで

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ねこちゃんの妊娠期間は人と比べると、とても短く60日~67日といわれています。この短い期間で出産を迎えることができるため、ねこちゃんは年に2回も出産をすることが可能です。

私たち家族が知らない間にねこちゃんが妊娠していた時は、あっという間に出産を迎えてしまうことになってしまいます。妊娠の可能性がある場合は日頃から注意しておきましょう。

妊娠したねこちゃんの見分け方として、ねこちゃんは活発に動かなくなります。よくわかる判断としては、妊娠期間の30日目頃から乳房が膨らんだり、色が変わってくることです。

乳房の周りの毛が抜けてきますので、そういった変化が見られた時は妊娠の可能性が高いといえます。また、この頃になるとお腹のふくらみがわかってきます。

妊娠期間40日目以降

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出典:https://www.shutterstock.com/

妊娠40日目には、体重も増えて通常の2倍近くなり、お腹の赤ちゃんを守るために攻撃的になってくることもあります。この頃は高カロリーで栄養価の高いものをあげるようにしましょう。

妊娠期間も50日目を迎えるころには胎動が感じられるようになります。ねこちゃんも神経が過敏になっています。流産や早産の恐れもあるため、静かな環境で過ごせるように工夫をしてあげてください。

妊娠期間60日目になると、母乳も出はじめ頻繁に毛づくろいをするようになります。また、出産に向けて暗い場所や狭い場所を好むようにもなります。出産に適している場所を探すため、静かな部屋にねこちゃんが入れる箱にタオルなどをひいて準備をしてあげましょう。

60日目から数日が過ぎた頃には、いよいよ出産です。
出産がはじまる前は食事や排せつをしなくなります。難産や万が一の時に備えてかかりつけの獣医師と連絡がとれるようにしておきましょう。また、ねこちゃんは夜に出産することが多いため、夜間診療の病院も調べておくと安心ですね。

猫の出産時間はどれくらい

猫の出産時間はどれくらい

ねこちゃんは比較的安産だといわれています。陣痛は20分から1時間ほどで、子猫は15分から30分ほどの間隔で産まれてきます。
順調にお産が進めば、1時間から2時間ほどの時間で出産は終わります。


最後に子猫が産まることは、ねこちゃんにとっても飼い主さんにとっても大イベントとなり、とても幸せなことです。妊娠中のねこちゃんのケアはもちろん、産まれる前から、新しい命にも責任を持って環境を整えるようにしてください。

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