わんにゃとの暮らし

ねこちゃんは留守番が得意?5つのトラブル対策と便利アイテムを紹介

瀬戸 芳昭

ライター
瀬戸 芳昭

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ねこちゃんは留守番が得意?5つのトラブル対策と便利アイテムを紹介

留守番中のねこちゃんが心配で、外出するたびに不安を感じていませんか?
「どのくらいの時間、外出していて大丈夫かな?」「トラブルが起きてないかな?」「何をして過ごしているかな?」など、いろいろ気になりますよね。

この記事では、年齢や状況に応じた留守番可能時間、起こりがちなトラブルとその対処法、さらにはねこちゃんが快適に過ごせる便利アイテムなどを紹介します。
ねこちゃんが安全な留守番時間を過ごせるようにするために、ぜひ参考にしてくださいね。

■ねこちゃんがストレスなく留守番できる時間

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ねこちゃんはわんちゃんと比べると留守番が得意といわれていますが、実際にストレスなく留守番できる時間はどれくらいなのでしょうか。

自由気ままでツンデレなイメージですが、実は繊細でさみしがりな面もあります。
ねこちゃんの年齢によっての留守番できる時間の違いや、共働き家庭での対策を見ていきましょう。


成猫の留守番は14時間までが理想

成猫の理想的な留守番時間は最大14時間までとされています。
成猫は一定時間であれば飼い主さんがいない状況下でも、食事を摂ったり、きちんとトイレで排泄したりできるからです。

しかし、あくまでも安全で適切な環境が用意できている場合であって、どんなねこちゃんでも大丈夫なわけではありません。
ご自身が飼っているねこちゃんの性格や健康状態によって、留守番時間を調整するようにしましょう。

子猫や持病があるねこちゃんは留守番時間を短く

子猫や病気を抱えている場合は、成猫よりも留守番時間を短くする必要があります。
生後5ヵ月くらいまでの子猫は、低血糖やお腹への負担を減らすために1日に4〜5回に分けて食事を与える必要があり、4〜6時間以上の留守番は避けた方が良いとされています。

持病があるねこちゃんの場合も、突然の体調の変化などに対応が出来ない可能性があるため、ひとりぼっちの時間を短くしてあげましょう。

共働き家庭の留守番対策

共働き家庭では、ねこちゃんが長時間ひとりで過ごさなくてはいけない状況を避けられない場合があります。

そのような状況での対策としては、自動給餌器の使用や状況がわかるようにペットカメラでの遠隔監視などを活用すると安心です。
仕事の前後に遊び時間やケアの時間をしっかりとってあげると、ねこちゃんのストレスを軽減させることができますよ。

■ねこちゃんの留守番中に起こりがちな5つのトラブルとその対策

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ねこちゃんが留守番中に起こるトラブルには、どのようなものがあるでしょうか。
ここでは、留守番中に起こりやすい5つのトラブルと、対策を紹介します。


トラブル1|トイレの粗相

留守番中にトイレの粗相をしてしまう主な原因は、不安やストレスです。
粗相を防ぐためには、複数のトイレを用意しておくことはもちろん、普段からねこちゃんが安心して排出できるようトイレの環境を整えておきましょう。

出かける前にはしっかりとトイレ掃除をして、快適な状態を保つようにしてください。
予算にゆとりがあるならば、自動で排泄物を処理してくれる、全自動トイレを活用してみるのもいいでしょう。

トラブル2|水と食事

水や食事が不足すると、ねこちゃんの健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
外出時間の長さに応じて食事や水の量を調整し、十分な水分と食事を摂れるようにしましょう。

特に、暑い季節は脱水症状になりやすいため、普段以上に水の量を増やしてあげるようにしてください。

ウェットタイプのキャットフードは時間が経つと酸化し腐ってしまうため、留守番の際には注意が必要です。ウエットタイプ対応の保冷剤が付属している自動給餌器もあるので、ウエットフードが好きなねこちゃんにおすすめです。

トラブル3|誤飲・誤食

誤飲・誤食のリスクを減らすためには、ねこちゃんにとって危険なものは触れない場所に保管するようにしなくてはいけません。
また、誤って飲み込む可能性のある、小さな玩具や紐類は片付けておくようにしてください。

これは大丈夫だろうと思っているものでも、ねこちゃんが誤飲・誤食してしまい手術をするケースは多くあります。

トラブル4|熱中症

ねこちゃんも人間と同じ様に、熱中症になるリスクがあります。
特に夏場の留守番では室内の温度管理が重要で、エアコンのタイマー設定を活用するか、スマートリモコンを用いて適切な室温を保つようにしましょう。

また、涼しい場所で休めるよう、遮光カーテンを閉めるなどして日差しを避ける工夫も効果的ですよ。

トラブル5|脱走

留守番中の脱走は大きな問題です。
窓や扉のロックを確実に行い、ねこちゃんが外に出られないようになっているか、確認してから出かけるようにしましょう。

また、自分で窓やドアを開けてしまう場合は、脱走防止のためのネットやガードを設置すると良いでしょう。
さらに、万が一の脱走に備えて、首輪に連絡先を記載したタグを付けておくと安心ですよ。

■ねこちゃんの留守番におすすめの便利アイテム3選

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ねこちゃんの留守番を快適にするために、便利アイテムを活用してみるのもいいでしょう。
外出時の心配事を軽減できる3つのアイテムを紹介します。

便利アイテム1|自動給餌器

自動給餌器は留守番中の猫ちゃんの食事管理に非常に便利です。
設定した時間に自動でフードを補給してくれるため、定時に食事を摂れるようになります。また、フードの量もコントロールできるため、過食や不足を防げます。

便利アイテム2|ペットカメラ

ペットカメラを使用すると、外出先からでもスマートフォンを通じて猫の様子を確認できます。
一部のモデルには、話しかけたり、おやつをあげたりする機能がついているものもあり、ねこちゃんとのコミュニケーションもとれますよ。

便利アイテム3|スマートリモコン

スマートリモコンを使用すれば、エアコンや扇風機などの家電を遠隔操作でき、留守番中の室温管理を効率的に行えます。
これにより、ねこちゃんが快適な環境で過ごせるようになり、熱中症のリスクを減らすことができます。



ねこちゃんに安心して留守番をしてもらうには、年齢や健康状態に応じた時間の調整、トラブルが起きないようにする対策が鍵となります。

留守番後は、たっぷりスキンシップをとり、一緒に過ごす時間を大切にしましょう。
大切な愛猫との絆を深め、ストレスを最小限に抑えてあげるようにしてあげてくださいね。

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