冬になると「寒くないかな?」「暖房なしで過ごして大丈夫かな?」と心配になる飼い主さんは多いはずです。
ねこちゃんは寒さに強そうに見えますが、実は冬は体調を崩しやすい季節。
また、丸くなって寝てばかりいる、水を飲む量が減るなど、行動の変化も見られます。
この記事では、ねこちゃんが快適に冬を過ごすための適温、寒さ対策、健康リスク、日常でできる工夫まで、分かりやすく解説します。
ぜひ参考にしてくださいね。
■冬のねこちゃんの行動と寒さの感じ方

冬の訪れとともに、気温の低下に合わせて行動にさまざまな変化が見られます。
特に短毛種やシニアねこちゃん、子ねこは寒さの影響を受けやすいため、よく観察するようにしましょう。
では、寒い時期に見られるねこちゃんの行動と快適に過ごせる温度を解説しますね。
ねこちゃんが冬に見せる典型的な行動とは?
冬になると、ねこちゃんは体温を逃がさないよう丸くなって寝る時間が増えます。
また、布団やこたつ、日向など温かい場所を求めるようになり、いつもと違う場所で寝ている場合は、寒いと感じているサインです。
また、気温が低くなると水を飲む量が減りがちで、冬の脱水や尿路トラブルにつながる場合もあります。
飲む水の量が減っていないか、確認するようにしてくださいね。
運動量も落ちやすく、じっとして動かない時間が増えるのも特徴的です。
ねこちゃんが快適に過ごせる温度の目安
一般的にねこちゃんが最も快適に過ごせるのは 18〜26℃ です。
室温が15℃を下回ると体が冷え始め、寒さによるストレスがかかります。
特に高齢ねこや子ねこ、病気を抱えるねこちゃんは体温調節が苦手なため、10℃以下になると低体温症の危険性が高まるため要注意です。
暖房や寝床の環境を整えて室温を管理し、体調を守るようにしましょう。
■ねこちゃんは暖房なしでも大丈夫?

冬の室内環境を考えるうえで、多くの飼い主さんは「暖房をつけずに過ごして大丈夫なのか」と悩むのではないでしょうか。
ここでは、暖房がなくても過ごせる条件と、暖房が必要になったときのねこちゃんのサインについて紹介します。
●暖房がなくても過ごせる条件とは?
暖房を使わずに過ごせる条件は、気温が15℃以上を保てる環境の場合です。
日当たりの良い窓辺などがあれば、自分でポカポカできる場所を見つけて過ごします。
また、いつでも潜り込める毛布やフリースといった、体を温められる暖かい場所があるといいでしょう。
このような環境であれば、ねこちゃんは気分に合わせて移動し、暖房がなくても快適に過ごせます。
●暖房が必要になるサイン
いつもより体を丸めている、暖かい場所から動かないといった行動は、寒さを感じ始めたサインです。
また、耳や肉球を触ってみて、ひんやりと冷たければ体が冷えている証拠。
小刻みに震えているのであれば、かなり寒がっているため危険な状態です。
こうした変化に気づいたら、すぐに暖房をつけて部屋を暖めてあげましょう。
■冬こそ注意したい!ねこちゃんの健康リスク

冬の猫の健康管理は、ただ暖かくするだけでは十分ではありません。
寒さで水を飲む量が減ったり、体が冷えたりすると思わぬ病気の引き金になります。
ここでは、特に冬に多発する「泌尿器トラブル」や「関節の不調」、「低体温症」のリスクについて、それぞれの原因と対策を分かりやすくお伝えします。
●泌尿器のトラブル
冬に増えるのが、尿路結石や膀胱炎などの泌尿器トラブルです。
気温が低いとねこちゃんは喉の渇きを感じにくくなり、水を飲む量が自然と減ってしまいます。
また、冬は空気が乾燥しているため体内の水分が失われやすくなり、脱水になりやすい状態です。
その結果、尿が濃くなり結石ができやすくなってしまうのです。
ウェットタイプのご飯にしたり、チューブタイプのおやつを与えたりし、意識的に水分補給をしてあげるようにしましょう。
●関節痛
冷えは人間と同じように、ねこちゃんの関節にも負担をかけます。
特にシニアねこは関節の柔軟性が低下しているため、冷えによって痛みが悪化する場合があります。
冬になると「高い場所に登りたがらない」「移動がゆっくりになる」などの変化が見られるのは、そのサインです。
そんな時は段差を減らす、暖かい寝床を低い位置に設置するなど、関節にやさしい環境を作ってあげましょう。
●低体温症
特に注意が必要なのが、低体温症です。
子ねこ、シニアねこ、短毛種、痩せ型のねこちゃんは体温を維持する力が弱く、気温が低いと急激に体が冷えてしまいます。
放置してしまうと、震え、無気力、呼吸が浅くなるなど危険な症状につながる可能性もあります。
暖房をつけているからと油断せず、ねこちゃんがいる場所が常に暖かいかを確認するようにしましょう。
■ねこちゃんが冬を快適に過せるための5つの工夫

ねこちゃんに冬を快適に過ごしてもらうために、自分で体温調節しやすい環境を整えてあげましょう。
部屋の温度や湿度、寝床、水分補給など、ちょっとした工夫で健康リスクは大きく減らせます。
ここでは、今日からすぐに取り入れられる5つの具体的なポイントをご紹介します。
●工夫① |暖かい寝床をつくる
“基地”となる寝床をつくってあげましょう。
冷気が入りにくい場所に設置し、毛布やフリース素材など熱を逃しにくい布を敷くと快適です。
段ボールは保温性が高く、毛布を組み合わせるだけで簡易断熱ベッドが完成します。
冬だけの特別な寝床をつくってあげるのもおすすめです。
●工夫②| 部屋の温度・湿度を管理する
快適に過ごせる室温は 18〜26℃ 程度で、寒すぎても暑すぎても体調を崩すため、なるべく一定に保ちましょう。
また冬は空気が乾燥しやすいので、加湿器などを使い湿度を40〜60% を保つようにしてください。
加湿器がない場合は濡れタオルを干すなど簡単な方法でも効果がありますよ。
●工夫③ |日向ぼっこスペースを確保
冬の日差しは、ねこちゃんにとって自然なホットスポットになります。
窓際にベッドを置いてあげるだけで、心地よく過ごせます。
太陽光は寒い日でも体を温めてくれますし、リラックス効果も抜群です。
●工夫④ |水を飲ませる工夫
水を飲む量が減ってしまうと、脱水や泌尿器トラブルを引き起こしてしまう可能性があります。
簡単に水分補給ができるように、ウェットフードやチューブのおやつを与えたり、水が動く自動給水器を使ってみたりするといいですよ。
また、水をぬるま湯にするだけで飲む量が増えるケースもあるので、試してみてくださいね。
●工夫⑤| 暖房の安全対策
暖房器具は、ねこちゃんの思わぬ事故につながる可能性があります。
温熱マットの上で長時間過ごしたりやストーブに近づきすぎたりすると、低温やけどを負う危険があります。
また、こたつの中で眠り込んでしまい、脱水症状や熱中症になるケースも少なくありません。
ストーブや電熱線ヒーターなどの暖房器具を使う際はねこちゃんが直接触れられないようにガードを設置する、温熱マットやこたつは時々電源を切るなど気を付けて使用するようにしましょう。
冬はねこちゃんにとって、寒さだけでなく乾燥や運動量の低下などさまざまな負担が重なる季節です。
特にシニアねこや子ねこ、短毛種は寒さの影響を受けやすいため、行動の変化に早めに気づいてあげることが大切です。
ねこちゃんが安心して過ごせる環境を整えて、健康リスクを減らすように気をつけましょう。
今回紹介したポイントを取り入れて、ねこちゃんとともに温かく穏やかな時間を過ごしてくださいね。
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