8月8日が「世界猫の日」って知っていましたか？
全世界が猫への愛を祝う日にわたしたちができる少しの行動で、猫たちの生活をより良いものにできるのです。
この記事では、「世界猫の日」の意義や由来、猫に関する殺処分や虐待の問題、さまざまな国での「猫の日」の違いなどを解説します。
是非、この機会に一緒に学び、行動につなげてみましょう。
■「世界猫の日」とは？
「世界猫の日」は、毎年8月8日に設定されている特別な日です。その名の通り、猫を称え、愛で、そして猫たちの問題について深く考える日なのです。
猫に対する意識を高め、猫を助け、保護する方法について学ぶ日としています。
■「世界猫の日」を制定したのは国際動物福祉基金（IFAW）
「世界猫の日」は、2002年に国際的な動物保護団体である国際動物福祉基金（IFAW）により制定されました。
IFAWは世界中の動物たちが、人間と共により良い生活を送れるようにと活動している団体です。
現在「世界猫の日」の管理運営は、世界中の飼い猫の健康と福祉の向上に努めているイギリスの非営利団体、「インターナショナル・キャット・ケア」に引き継がれています。
■国際動物福祉基金（IFAW)の使命
国際動物福祉基金（IFAW）の使命は、地球上の全ての動物を保護し、その生存と福祉を確保することにあります。
その一環として「世界猫の日」を制定し、全世界の猫たちの権利と福祉を保護し、改善を図ることに力を注いでいます。
■猫の殺処分数問題
猫の殺処分数問題とは、猫の過剰な繁殖や飼い主の都合で捨てられる等、さまざまな理由から保護施設に収容され、その一部が安楽死させられてしまうという問題です。
こうした猫たちの命を救うため、適正な繁殖管理や適切な飼い主教育、そして保護猫の里親探し等、さまざまな活動が求められています。
環境省が行っている「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」によると、
猫の殺処分は、令和3年11,718匹となっています。
最近ではテレビで保護猫や保護犬のボランティア活動を取り上げることが多くなり、関心も高まってきていますが、まだまだ殺処分されてしまう猫や犬は多いようです。
■世界各地の「猫の日」は違うの？
世界猫の日」は8月8日ですが、実は各国で異なる「猫の日」が制定されていることをご存知でしょうか。
猫を愛する心は国境を越えて広がっています。
ここでは、それぞれの国の「猫の日」について詳しく見ていきましょう。
■日本の「猫の日」は2月22日
日本では、「にゃんにゃんにゃん」の響きから2月22日が「猫の日」に制定されています。
ペット食品業界の振興協議会が1987年に制定したもので、これ以降、愛猫家が一斉に猫を祝う日となりました。
この日には、猫をテーマにしたイベントが各地で開催され、猫グッズの特売や猫へのプレゼントなど、愛猫とその飼い主たちにとって、楽しくも賑やかな一日となります。
■アメリカ、イタリア、ロシア、イギリス、台湾の「猫の日」
それでは、海外の「猫の日」について見てみましょう。
アメリカでは10月16日を「野良猫の日」、10月29日が「全米猫の日」として制定されています。飼い主のいない猫が幸せに暮らせるように活動を行っています。
イタリアでは雑誌の読者投票の結果、2月17日が「黒猫の日」になりました。
年間6万頭以上もの黒猫が虐殺されており、動物愛護団体AIDAAが主体となって様々なイベントが開催されているそうです。
ロシアでは、モスクワにある猫の博物館が３月１日に制定、イギリスでは動物愛護団体が１０月２７日に、台湾では愛猫家の団体である「愛猫族連誼会」が４月４日を「猫の日」と制定しています。
それぞれの国で、猫を祝い、守り、愛する日が存在し、各地でさまざまな祝福の活動が行われています。
■「世界猫の日」に出来ることはある？
「世界猫の日」を祝うためにできる行動は、多岐にわたります。
ここでは、「世界猫の日」にあなたができる3つの行動についてご紹介します。
保護猫カフェに行く
保護猫カフェは、保護猫たちが人と一緒に安全に生活できる場を提供し、同時に新たな家族を探す場所です。
あなたが訪れることで、猫たちは人との交流を深めることができ、カフェに訪れることで利用料や寄付が保護活動に役立つこともあります。
カフェで猫たちと楽しい時間を過ごすだけでも、大きな支援になりますよ。
保護猫への寄付やボランティア活動
猫の保護団体は多数存在し、寄付やボランティア活動を通じて、猫たちの生活改善に貢献できます。
資金的な寄付だけでなく、食事やおもちゃやベッド等の物資寄付も大歓迎です。
また、時間が許すのであれば、ボランティア活動に参加するのもいいでしょう。
保護猫募金が付いた買い物をする
一部の商品やサービスでは、購入すると一定の額が保護猫活動への寄付となるものがあります。
これらの商品を選ぶことで、普段の生活の中でも保護猫活動を支援できます。
猫好きなあなたにとって、愛する猫たちへの思いを形にする最善の方法の一つかもしれませんね。
いかがでしたか。
今回は「世界猫の日」について取り上げました。
猫たちが幸せに過ごせる世界を作るために、私たち一人ひとりができることは多々あります。
猫たちが私たちに与えてくれる愛と癒しに対して私たちは何ができるのか、いつも心に問いかけて、行動に移していきましょう。
戻る
みんなのコメント