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3つのポイントで劇的変化!カメラマンに教わる「猫の撮り方」〜レクチャー編〜

岡野ぴんこ

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岡野ぴんこ

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3つのポイントで劇的変化!カメラマンに教わる「猫の撮り方」〜レクチャー編〜

可愛いわんにゃの写真をたくさん撮るのは日常だけど、SNSにアップしたり友人に見せたりする時に、いつもよりランクアップした素敵な写真を撮りたいですよね。

普段とちょっと違う表情だったり、もっと自然な動きだったり……。今回はそんな愛くるしさが伝わるような、ワンランク上の写真を撮るためのコツを、ペット専門の写真家、“ペトグラファー”であるアニマルラグーンの小川晃代先生に教えてもらいました!

まずは“ねこちゃん”の撮り方から。一眼レフやミラーレスを使わなくても、ポイントを掴めばいつも使っているスマホでも違った写真が撮れる! ということで今回使ったのはスマホのみ。

いつもの道具でいつもと違う写真を……さぁ一体どんなポイントがあるのでしょうか!?

 

■ポイント1:ニューアイテムで視線を独り占め!

気まぐれなねこちゃんを撮るポイントは、興味を100%惹きつけること。目線がこっちに来ていて、じゃれついている、そんな写真を撮るためには「新しいおもちゃ、猫じゃらしを使ってください」と小川さん。

「え!おもちゃの新しさ、関係するんですか!?」とつい……。でもこれが、関係大アリ!なんです。猫カフェなどにいるねこちゃんは、そこにすでにあるおもちゃにはもう慣れてしまっていて、あまりじゃれつかないのだとか。

そこで、新しい猫じゃらしを買って使い始めると……「!?」それまでほとんど無視されていた我々が、突然アイドルにでもなったかのように羨望の眼差しが……!

3つのポイントに注目!カメラマンに教わる「猫の撮り方」~レクチャー編〜
出典:わんにゃ365

どんどんねこちゃんたちが寄ってきます。さぁ、今がチャンス!

3つのポイントに注目!カメラマンに教わる「猫の撮り方」~レクチャー編〜
出典:わんにゃ365

右手にスマホ、左手に猫じゃらしを持って、ねこちゃんの視線を引きつけつつ、じゃれようと“猫パンチ“を繰り出す瞬間を狙います。

3つのポイントに注目!カメラマンに教わる「猫の撮り方」~レクチャー編〜
出典:アニマルラグーン

なるべく猫じゃらし自体が写真に入らないように気をつけるのもポイント。これは猫じゃらしが見切れてしまっているので……残念!

動きのあるショットなので、スマホの“連写機能”をうまく活用! どんな瞬間がベストショットかわからないので、じゃれつくねこちゃんをとにかく連写で狙いましょう。

3つのポイントに注目!カメラマンに教わる「猫の撮り方」~レクチャー編〜
出典:アニマルラグーン

カシャカシャカシャカシャカシャ……猫カフェ中に響き渡る連写の音。先生がうまく撮ると……こんな感じに! 猫じゃらしを狙う一瞬の無邪気な表情をゲットしました。

 

■ポイント2:時にはカメラを置いてよーく観察!

写真を撮るとき、ついつい「可愛い〜!」と、目の前のねこちゃんに夢中で、どんどんシャッターを切ってしまいがち……。

でもそこは時に冷静になって、カメラのフレーム外でねこちゃんたちを観察してみましょう。柱の上に登っている子、寝ている子、2匹でじゃれあっている子……いろいろな姿が見えてくると、そこに逃せないシャッターチャンスが転がっているものです。

寝ている子があくびをする瞬間、2匹が肩を寄せ合って毛づくろいする瞬間、変な格好で座る瞬間。それらを予想して、被写体を探すのも大切なポイント。

3つのポイントに注目!カメラマンに教わる「猫の撮り方」~レクチャー編〜
出典:わんにゃ365

「いつもと違った表情を捉えられるのはこんな時です!」と小川先生。先生もいろいろな体勢になりながら、決定的瞬間を撮影していきます。

3つのポイントに注目!カメラマンに教わる「猫の撮り方」~レクチャー編〜
出典:アニマルラグーン

可愛いけどちょっと普通……味気ないこんな写真も、

3つのポイントに注目!カメラマンに教わる「猫の撮り方」~レクチャー編〜
出典:アニマルラグーン

ペロッと前足を舐める決定的瞬間を撮影できました!

3つのポイントに注目!カメラマンに教わる「猫の撮り方」~レクチャー編〜
出典:アニマルラグーン

こちらもなんだかぶっきらぼうな写真ですが……。

3つのポイントに注目!カメラマンに教わる「猫の撮り方」~レクチャー編〜
出典:アニマルラグーン

じっと待ってあくびをする瞬間をゲットしました!

 

■ポイント3:まんまるお目々の瞬間を「作る」べし!

ねこちゃんを飼っている方は知っているかもしれませんが、ねこちゃんは目の中の瞳孔の大きさが大きく変化する動物。明るいところでは細くなり、いわゆる“キャットアイ”のような鋭い目になります。

もちろんそれもかっこいいのですが、やっぱり可愛い印象が強いのはくりくりのまんまるお目々! つまり瞳孔が大きく開いている時です。小川先生曰く「暗い場所にいる瞬間と、遊んで興奮しているときに瞳孔が大きくなります」とのこと。

なので、キャットタワーの穴のようなところに入っている瞬間、もしくはおもちゃで興奮した瞬間を作ります。まさに“可愛いは作れる”状態!

3つのポイントに注目!カメラマンに教わる「猫の撮り方」~レクチャー編〜
出典:わんにゃ365

猫じゃらしで誘導して、あの手この手で暗いところにいるまんまるお目々を狙います。先生が必死にキャットタワーの穴の中に誘導。

3つのポイントに注目!カメラマンに教わる「猫の撮り方」~レクチャー編〜
出典:わんにゃ365

すると、こんなに可愛いまんまるお目々の状態に!

3つのポイントに注目!カメラマンに教わる「猫の撮り方」~レクチャー編〜
出典:わんにゃ365

通常時と比べるとその差は歴然。可愛いは作れる……勉強になります!

他にもたくさんありますが、今回はいつもと違う写真が撮れるこの3つのポイントを教えてもらいました。

 

いかがでしたか?

続いては実践編! ねこちゃん撮影素人の筆者が、スマホ片手に先生のポイントを踏まえて撮影にチャレンジします!「先生だから上手に撮れてるんじゃないの?」と思いがちなみなさん……乞うご期待! 頑張ります!

 

<今回教えてくれた先生>

小川晃代(おがわあきよ)

トリマー・ドッグトレーナー資格を持つペトグラファーの第一人者で、今までに撮影した頭数は3万匹以上に及ぶ。写真教室やスマホの撮り方講座の講師をはじめ、ペット雑誌の編集長やペット番組のディレクター、ペットモデルのコーディネート等その活動は幅広い。

著書には「ねこきゅう」(東京書店)、「ころころマンチカン」「いぬのココロがわかる本」「ねこのココロがわかる本」(ぶんか社)、「手乗りねこ」(「ねこもふ。ごーじゃす」(宝島社)、「ペトグラファーが教える ペットの可愛い撮り方」「ねこの撮り方まとめました!」(日本カメラ社)、「こいぬ」「こねこ」(ポプラ社)他がある。

HP:http://www.animal-lagoon.com

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【画像】

※ アニマルラグーン

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