世界中でペットとして飼われている動物の中で、最も多いのがねこちゃんだと言われています。世界中のねこちゃん、いったい何種類の品種があるのか知っていますか?その中でも人気の品種は何でしょう?今回は人気の高いねこちゃんの特徴をみていきましょう!
目次
■ねこちゃんの品種は何種類?
ねこちゃんの品種が認識されるためには、品種登録団体に登録をする必要があります。しかし、ねこちゃんの品種は登録されたねこちゃん以外にもたくさんあり、登録、未登録の品種を合わせると300種類以上の品種があるといわれています。
日本では、異なる猫種同士から生まれたミックスが一番多く飼われており、純血種よりも体が丈夫で長生きしやすいこともあり、飼育されている8割近くがミックスのようです。その中でも「キジトラ」と言われる柄の猫が多いと言われています。
■人気の猫種ランキング 1位 ミックス・雑種・混血種
・ミックスの特徴
最近では全国の多くの場所で「譲渡会」などの保護猫活動がされています。譲渡会で譲り受けたり、知り合いから譲り受けたりなどの飼育経路が多いことからも人気の種類ランキングの1位はミックスです。
ミックスとはいわゆる雑種のねこちゃんを指します。日本猫と混同される方も多いと思いますが、区別をつけるとしたら日本猫と海外の血種の猫が交配し、そこから産まれてきたねこのことをミックスと呼ぶことが多いです。
最近では、洋猫同士をかけあわせたミックス猫が人気になっています。純血種同士をかけあわせたねこちゃんですので、一般的なイメージの雑種とは違った印象があります。ペットショップやブリーダーなどで、親の種類が純血種と分かっているねこ同士をかけあわせたねこちゃんを「ミックス猫」として販売していることがあります。
・ミックスの性格
純血種と違って何種もの血が混ざっているため、「こういった性格」という決まった傾向がないのがミックス種です。ミックスされた種類によって性格も様々ですが、猫特有の警戒心の強さや、人懐っこさを持つ子が多いとされています。生活環境で性格は変わってきますので、一緒に暮らすうちに性格が変化していくでしょう。
・ミックスの魅力
ミックス種は、純血種の猫より長生きしやすいと言われています。純血種はその猫独特の遺伝性の病気を受け継いでしまう可能性があり、遺伝性の病気はいくら生活環境に気をつけても病気になってしまうリスクがあります。
一方、ミックス種はさまざまな猫種の血が混ざり合うため、特定の病気が出にくくなっているとのこと。つまり、病気のリスクが純血種と比べて低いそうです。
生活環境によって寿命は異なりますが、平均的なミックス種の寿命は13~16歳くらい、純血種の猫は12~15歳くらいが平均といわれておりミックス猫はやや長寿傾向にあります。
■人気の猫種ランキング 2位 アメリカンショートヘアー
・アメリカンショートヘアの特徴
アメリカンショートヘアは、シルバー地に黒の渦巻き模様が特徴的な短毛のねこちゃんです。茶、黒、銀、白、クリームなど、様々な毛色の種類がいます。
大きさは中型で、体つきは筋肉質でしっかりしています。オスで4kg~7kg、メスは3kg~6kgほどの体重になります。
アメリカンショートヘアは活発で運動量が多い反面、運動不足になるとストレスが溜まったり、太りやすい傾向があります。肥満は様々な病気の原因になるのでお部屋でも十分に運動ができるようにキャットタワーなどを設置してあげるといいですね。
・アメリカンショートヘアの性格
アメリカンショートヘアは基本的には明るく賢い性格ですが、やや慎重で、家族以外の人には警戒心を出すことも多いようです。
より自立心の強い祖先猫であるブリティッシュショートヘアの影響が強い子の場合は家族からでもベタベタと触られることを嫌がる傾向があります。
・アメリカンショートヘアの魅力
大きな瞳と丸い顔立ち、そして、がっちりとした体格が魅力のアメリカンショートヘア。むやみに威嚇したり、怒ったりしないので、飼い主さんに対しては、従順で素直。ねこちゃんと初めて暮らす方にもおすすめです。コミュニケーションが上手なため家族以外の人が多く出入りするような家庭でも飼いやすいねこちゃんです。
■人気の猫種ランキング 3位 スコティッシュ フォールド
・スコティッシュ フォールドの特徴
スコティッシュ フォールドは垂れ耳になっているのが大きな特徴なのですが、すべてのスコティッシュ フォールドが垂れ耳というわけではありません。また、折れ具合も個体差によって変わってきます。全体の7割が立ち耳のスコティッシュフォールドですが、スコティッシュフォールドらしい丸みのある顔にピンと立った耳も魅力のひとつですね。
丸みを帯びた身体や顔が愛らしさを強調し、小さく折れ曲がった耳と大きな瞳を持つことから、「フクロウに似ている」などと言われることが多いです。
スコティッシュフォールドは、腰を抜かしたような独特の座り方をすることがあります。スコ座りとも呼ばれる姿勢ですが、腰や股関節の形成不全のためこのような座り方ができるとされています。両手両足をたたんだ香箱座りを苦手とするスコティッシュフォールドも多くます。
体つきはしっかりしていて、長毛、短毛どちらもいます。オスは4kg~6kg、メスは2,5kg~4kgほどになります。
・スコティッシュ フォールドの性格
スコティッシュフォールドはとてものんびりとした性格をしています。子どもや同居動物との相性も良く、環境の変化にもあまり動じません。賢く、好奇心が強く、遊び好きで、家族とともにいることを好みます。
・スコティッシュフォールドの気をつけたい病気は?
・関節炎
スコティッシュ・フォールドの折れた耳は、そもそも骨の形成異常が原因。そんな身体的特徴から、他の猫種に比べて筋骨格系疾患の発症が多いと言われます。なかでも関節炎の発症は他の猫種に比べ、約2.5倍にのぼります。さらに、性別にみると、女の子の発症率は、男の子に比べ1.5倍ほど高くなっています。
・軟骨異形成症候群
後肢や前肢の骨に軟骨の塊(骨瘤)が発生して、骨の変形を起こす病気です。スコティッシュ・フォールドに多く、遺伝的に発生するケースが多いといわれています。
骨の変形そのものの治療法はなく、痛みが伴う場合には、鎮痛剤や消炎剤を用いる等の対症療法を行なうこともあります。多くの場合、遺伝によって発生するため、予防することは困難です。歩行異常や四肢の骨に何か異常がみられたときには、獣医師の診断を受けましょう。
・耳の病気
耳が折れ曲がっているスコティッシュ・フォールドは、耳の中の蒸れやすさなどから、「外耳炎」などの耳の病気が多く見られます。耳の病気は気づきにくいため、普段の行動やしぐさにも注意が必要です。定期的に耳をチェックし、ニオイを嗅いでみたり、また声への反応を意識してみてください。
いかがでしたか?人気の猫種トップ3をご紹介しましたが、どの子も本当にかわいいですね。猫種によっての違いはもちろんありますが、やはりそれぞれ性格が違います。ねこちゃんと一緒に暮らす時は、ねこちゃんの個性を理解し、それぞれに合った食事や環境を用意してくださいね。
【関連記事】
※ねこちゃんがかわいいのは、ベビースキーマがいっぱいだから!
戻る
みんなのコメント