わんにゃの健康と病気

愛犬にストレスを感じさせない工夫やストレス発散の方法をご紹介

miyu

JCSA 認定「動物看護士」
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愛犬にストレスを感じさせない工夫やストレス発散の方法をご紹介

わんちゃんは繊細な生き物ですので、人間と同じくストレスに敏感です。特に警戒心が強いわんちゃんの場合、人間にとっては何てことない物音や環境変化にも敏感ですので、強いストレスを感じてしまいます。

そのため、ストレスを感じにくい環境づくりはもちろんですが、感じたストレスを発散する機会を提供することも、飼い主の役目と言えるでしょう。今回は愛犬にストレスを感じさせない工夫や、ストレス発散の方法を共有したいと思います。

■ クレートトレーニングをする

クレートトレーニングをする
出典:https://www.shutterstock.com/

「ここにいれば安心・安全だ!」と愛犬が感じることができる空間があれば、何か不安になるようなことがあったとしても、その空間に入ることで不安な時間をやり過ごすことができます。

そして、クレートのことをそのような空間だと認識してもらうことができれば、飼い主にとっても好都合です。なぜなら、クレートは持ち運びしやすいので、お出かけや通院に持っていきやすいですし、頑丈な作りをしているので、災害時には避難場所としても役に立つからです。

そのため、クレートを安心できる場所だと認識してもらうためにも、クレートトレーニングがおすすめです。ちなみに我が家の愛犬もとても繊細なわんちゃんで、他のわんちゃんがいると気になって吠えてしまうことがあるのですが、クレートの中にいる時は、吠えずにおとなしくしていてくれるので、通院の時はクレートの存在に助かっています。

■知育おもちゃを活用する

知育おもちゃを活用する
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フードを中に入れる構造になっているものが知育おもちゃと言います。わんちゃんは一生懸命に中に入っているフードを食べようと転がしたりします。

そのようにして得ることができたフードは、わんちゃんにとっては自分の力で獲得したフードとなりますので、精神的な満足感もありますし、動物としての本能を満たすことができるので、ストレス解消にもつながります。注意点としては、壊れやすい形状のものやおもちゃ全体が口の中に入ってしまうような小型タイプのものだと誤飲の可能性があるので、強度やサイズ感に注意して選ぶと良いでしょう。

また、タオルの中にフードを包んで、愛犬に嗅覚で探してもらうという方法もあります。

■マッサージをしてあげる

マッサージをしてあげる
出典:https://www.shutterstock.com/

愛犬にとって、マッサージには身体的な疲れを取るという意味合いだけではなくて、飼い主とスキンシップをとることで心を癒すことができるという効果もあります。

人間と同じく、わんちゃんもリンパの流れや血流が滞れば、自律神経のバランスを悪くしてしまいますので、首から下の部分や目の下の部分を優しくさすってあげたり、頭を優しく撫でてあげれば、愛犬は心身ともにリラックスして、ストレスを解消してくれることでしょう。

 

■定期的にペットドックを受ける

定期的にペットドックを受ける
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ペットドックとは、人間ドックの犬版です。人間であれば、例えば、歯が痛ければ「歯が痛い」と症状を訴えることができますが、わんちゃんの場合、言葉が話せないので、歯が痛くなるだけではなくて、ストレスを溜めてしまいます。

それにも関わらず、わんちゃんのストレスの原因を、ただの散歩不足だとか、触れ合いが足りないからだといったように自己判断をしてしまうと、適切にストレスを発散させてあげることができないばかりか、病気の進行に気がつかないというリスクがあります。

個体差はありますが、大型犬は7歳、小型犬は9歳くらいから、シニア期に入ります。シニア期に入ってからは、できれば半年に1回のペースで受診することをお勧めします。それまでは基本的に1年に1回のペースで問題ありませんが、気になる点があれば、その都度、受診するようにした方がいいでしょう。

■栄養バランスの良い食事を心がける

栄養バランスの良い食事を心がける
出典:https://www.shutterstock.com/

栄養バランスが偏ってしまうと、イライラやストレスを溜めてしまう原因にもなってしまいます。

そのため、フードだけではなくて、栄養価の高い食材をいつものフードにちょい乗せしてあげると、愛犬も飽きずにフードを食べることができるので一石二鳥です。

特に納豆はお勧めのちょい乗せ食材です。納豆に含まれている納豆菌には整腸作用があり、またナットウキナーゼという酵素が血栓を予防するため、動脈硬化対策にも有効です。ビタミンB2も豊富に含まれているため、皮膚の状態を整える効果も期待できます。

愛犬にストレスを感じさせない工夫やストレス発散の方法をご紹介
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ストレスを全く感じずに暮らすことは、人間にも愛犬にも不可能です。むしろ、ストレスを感じるからこそ、危険を未然に防いだり、疲労を回復するための行動を取ることができるのです。

大事なのは、ストレスを無くすことに躍起になるのではなくて、ストレスを発散する時間を意識して設けて、リラックスする機会を積極的に創出することなのではないかと思います。愛犬と一緒に、ストレスを上手に癒していきましょう。

   

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