わんにゃとの暮らし

【トリマー執筆】トリマーが伝授!おすすめブラシとブラッシングの重要性

Noriko

JKCトリマー、JKC愛犬飼育管理士
Noriko

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【トリマー執筆】トリマーが伝授!おすすめブラシとブラッシングの重要性

大切な家族である愛犬にブラッシングはしていますか?髪の毛がもつれると、人でも痛いですよね。実はわんちゃんも同じで頻繁に動かす脇のあたりや、耳を中心にもつれやすくわんちゃんも痛いと感じています。

もつれている部分が多いとトリミングサロンで【もつれ料金】といって、もつれ度合いに応じたサロン独自の追加料金が発生する場合もあります。金額はサロンによってピンキリで程度にもよりますが、500円~3,000円くらいが多いかと思います。

もつれが多いとわんちゃんも皮膚が引っ張られて痛みを感じますし、飼い主さまのお財布にもよくありませんね。この記事では、ブラッシングの重要性やトリマーおすすめのブラシをご紹介します。

ブラッシングには良いことがいっぱい

犬の手 皮膚炎
出典:https://www.shutterstock.com/

ブラッシングを日常的におこなっていると、わんちゃんも慣れてくるので、コミュニケーションの手段にもなり、皮膚炎や腫瘍などの病気にいち早く気づくことができます。

また、サロンから帰ってきた後はキレイにカットもされてとっても可愛いですよね。2日に1回でもブラッシングをすると、サロン帰りのフワフワで可愛い姿をより長く保つ効果もありおすすめです。

自宅でのブラッシングに慣れていない子は、急に全身をするのではなく、身体だけ、足だけなど少しずつ慣らしていき、たくさんほめてあげてくださいね。

トリマーいち押し!スリッカーブラシ

スリッカーブラシ
出典:https://www.photo-ac.com/

    スリッカーブラシは、抜け毛や毛玉が取りやすいように、ピンが「くの字」になったブラシです。

    トリマースクールでは最初に購入するブラシですが、ペットショップやネットでも気軽に購入することができ、慣れていない方でも優しくブラッシングすることができます。どの犬種にも使えるので、一本あると便利な道具です。

    ブラッシングのコツ

    ブラッシングしている犬
    出典:https://stock.adobe.com/

    スリッカーブラシは握りしめるとつい力が入ってしまうので、力が入りすぎないように柄の部分をペンや鉛筆を軽く持つ要領で行います。

     ・優しい力で少しずつブラッシング

    左手でわんちゃんの皮膚を押さえながら右手を動かします。毛をかきわけて、被毛を赤ちゃんの頭をなでるくらいの優しい力で少しずつブラッシングしましょう。慣れない間は一日で全体のブラッシングをするのではなく、今日は足だけ、今日は身体だけなど数回、数日に分けて少しずつ行い、わんちゃんに負担がかからないようにしましょう。

     ・毛流れに沿ってブラッシング

    逆毛でブラッシングするのは絶対にやめましょう。わんちゃんの毛が引っ張られて痛いのと、毛を痛めてしまいます。

    手首を使ってブラッシングをすると腱鞘炎になりやすいので、腕全体を動かして行うと楽にできます。わんちゃんの皮膚に直接ブラシがあたると赤くなるため、優しく行うことがポイントですよ!

    注意が必要な目の周り、耳のブラッシング

    目の周りをブラッシングしている犬
    出典:https://stock.adobe.com/

    目にブラシのピンが入るとわんちゃんの眼球に傷がついてしまいます。「わんちゃんが動きそう・・・」や「もしブラシが目に入ってしまったら・・・」など不安がある場合は避けておきましょう。また、耳の皮膚もとても薄いので、体より更に優しい力でブラッシングをしてあげましょう。

    参考までに、トイ・プードルの平均カット料金で考えると、【カット&シャンプー6,500円~13,000円+もつれ料金】となり、12ヵ月に1度でも結構な出費ですよね。愛犬の毛がもつれる前に、定期的にブラッシングを行いましょう。

     

    いかがでしたか。スリッカーブラシはわんちゃんの被毛をふわふわに仕上げたり、とっても優秀な道具です。スリッカーブラシを正しく使うことによって、愛犬に心地よさを与えることができコミュニケーションにもつながります。ぜひ、110分だけ、足だけなど短い時間でも良いので、ブラッシングに挑戦してみてくださいね。

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