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ペットに湿気は禁物!湿気のデメリットと対策を解説

石塚就一

ライター
石塚就一

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ペットに湿気は禁物!湿気のデメリットと対策を解説

じめじめした梅雨の季節って、本当に過ごしにくいですよね。実は、人間と同じくわんちゃん・ねこちゃんも湿気は大の苦手。梅雨入りして湿度が上がるようになったら、ペットの快適な空間を保てるよう工夫しましょう。この記事では、湿気がペットにもたらすデメリットと、ペットのための湿気対策を解説していきます。

湿度が高いとペットに起きるデメリット

猫が毛づくろいをしている写真
出典:https://www.shutterstock.com/

まずはなんといっても、湿気はペットの「衛生」に影響します。べたついた体毛には汚れやゴミがつきやすくなってしまいますよね。汚れた体毛で生活していると、わんちゃん・ねこちゃは病気になってしまうこともあります。また、毛を舌で繕っているときに、ばい菌が入ってしまうことも珍しくありません。

 次に、「ノミやダニの繁殖」です。湿度が高くなった部屋には、ノミやダニが多くなってしまいます。これらの害虫は人間にとっても嫌なもの。ただ、ペットにはより深刻なトラブルを引き起こすのです。体毛がふさふさのわんちゃんやねこちゃんは、ノミやダニにとっては理想的な住処です。そうなると、わんちゃんやねこちゃんの体は噛まれますし、常に全身がかゆくなってしまいます。

湿度はどれくらいに保つべき?

    犬が暑くて寝そべっている写真
    出典:https://www.shutterstock.com/

    まず、ノミやダニの行動が活性化する湿度は「60%以上」とされています。つまり、60%以上の湿度では、わんちゃんやねこちゃんが快適に過ごしにくくなるといえます。

    一方で、乾燥のしすぎもペットにはよくありません。皮膚が乾燥したり、脱水症状が起こったりする危険があるからです。わんちゃんの場合は湿度「4060%」の空間が理想だとされてきました。ねこちゃんはわんちゃんよりもやや乾燥に弱いので、「5060%」に保つ必要があります。

    除湿効果のあるアイテムは?

    パグは涼んでい写真
    出典:https://www.shutterstock.com/

    多くの家庭では湿度を下げるために、エアコンの除湿機能を使っているのではないでしょうか。確かに、湿度を適度に保っておくには、エアコンはとても便利です。ただし、長時間エアコンを利用していると、室温が低くなりすぎるので注意しましょう。

    部屋が寒くなると、わんちゃんやねこちゃんは、「今日は寒い日だ」と思ってしまいます。そして、水分補給をしなくなってしまうのです。なぜなら、水分を摂ると体温が下がってしまうからです。その結果、部屋は寒いのに、脱水症状を起こすことも少なくありません。エアコンの設定温度は25度前後にしておきましょう。

    そのほかでは、除湿剤を置くのもひとつの方法です。湿度を吸い込んでくれる除湿剤は手軽ですし、エアコンと違って室温が低くなりすぎるようなこともありません。夏の間はストックしておきたいアイテムですね。

    注意!湿度が高くなりやすい場所は?

    猫が雨の日に窓際にいる写真
    出典:https://www.shutterstock.com/

    一般的に、洗面台や風呂場、トイレなどは湿気が多くなりやすいポイントです。ただ、これらの場所はわんちゃんやねこちゃんもあまり立ち寄りませんよね。まず注意したいのは、ドッグハウスやベッドです。特にドッグハウスは狭い空間なので、湿気が蔓延しやすいといえます。こまめに状態をチェックし、掃除してあげましょう。毛布やクッションなど、ドッグハウスの中のアイテムも、頻繁に交換してあげるべきです。

    ねこちゃんの場合は、窓際やカーテンの裏に注意です。ねこちゃんは高い場所を快適に感じるので、こうしたエリアにいついてしまいますよね。ただ、窓際やカーテンは人間がついつい見逃してしまい、じめじめが広がりがちです。ねこちゃんが好きそうな、「高くて寝ころびやすい場所」の湿度には要注意ですよ。

     いかがでしたか。湿度を快適に保てるからといって、「ガンガンに冷房をきかせればいい」というわけでもなさそうです。大切なのは、愛犬・愛猫にとって過ごしやすい条件を知ること。そして、ペットがよくいる場所の湿度に気をつかってあげることだといえるでしょう。

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