犬が飼い主の足元で寝る理由とは？寝る位置でわかる飼い主との関係性

愛犬が足元でスヤスヤと寝ている・・・それはわんちゃんと暮らしている幸せを感じる時間の1つでしょう。そんなときに気になるのは、犬の気持ちです。何を考えているのか、やはり気になりますよね。

本記事では犬が飼い主の足元で寝る理由を3つご紹介します。また寝る位置からわかる「飼い主との関係性」についてもまとめました。犬が飼い主に対してどんなふうに考えているのか、寝る位置からチェックしてみましょう。

犬が飼い主の足元で寝る理由①守ろうとしている

犬が足元で寝るのは「飼い主を守ろうとしている」からだと考えられています。もともと犬は群れで暮らしていた生き物です。群れでは、安全のために身体を寄せ合って寝る習慣がありました。そしてリーダーにとって弱い場所である足を守っていたのです。

その名残として、本能で愛犬が飼い主を守ろうとしている可能性があります。飼い主への信頼も厚くて良い関係が築けている状態でしょう。ただし足を動かすと犬が怒るときは、信頼関係が不十分です。良い信頼関係が構築できるよう、コミュニケーションを見直してみましょう。

犬が飼い主の足元で寝る理由②寂しいと感じている

犬が足元で寝ているのなら「寂しい」と感じている可能性も考えられます。群れで暮らす習性を持つ犬は、飼い主と触れ合うのが大好きです。しかし家事や育児が忙しく、わんちゃんを十分に構えない時期もあるでしょう。

そんなときは、愛犬も寂しく感じているかもしれません。寂しいと感じている可能性があるのなら、時間を取ってたっぷりと遊んであげてくださいね。

犬が飼い主の足元で寝る理由③甘えている

犬が飼い主の足元で寝るのは、「甘えている」のも理由の1つとして考えられます。もちろん寂しさから甘えている可能性もあるでしょう。寄り添って眠ることによって、飼い主に甘えたい気持ちを満たしているのです。もしわんちゃんが甘えているのなら、もっと愛犬とのスキンシップを増やしてみましょう。

寝る位置による飼い主との関係性

寝る位置によって「飼い主との関係性」がわかると考えられています。足元ならリーダーだと認めているでしょう。お腹の近くで寝る場合には、犬は飼い主を「仲間」だと考えています。飼い主をリーダーとして認めるまでには至っていない状態です。胸元は犬が飼い主を「自分と同等あるいは自分以下」と考えている可能性が高いでしょう。

注意が必要なのは、頭の周辺で愛犬が寝ているときです。犬が「飼い主より自分は上」だと認識している可能性が高くなってしまいます。普段あまり指示を聞かない犬に良く見られる傾向です。

「顔の近くで寝てかわいい！」と感じるかもしれませんが、主従関係に問題が生じています。もしわんちゃんが胸元や頭の近くで寝る習慣を持っているのなら改善が必要です。コミュニケーションを見直して、愛犬と正しい主従関係を構築しましょう。

犬が飼い主の足元で寝るのは信頼の証！

基本的に、犬が飼い主の足元で寝るのは信頼の証です。ただし「少し離れて寝ている＝信頼不足」というわけではありませんので、安心してください。ちょっとシャイな性格で離れた場所に行って眠る習慣のわんちゃんもいるでしょう。信頼しているからこそ「少しなら離れても大丈夫」と考えている可能性もあります。

お腹近く・胸元・頭の近くで寝ているのなら、コミュニケーションを見直してみるのがおすすめです。犬が理解しやすい指示を出し、上手にできたらたくさん褒めてみてください。リーダーとして認識されると、その後は犬が寝る場所も変わっていくことでしょう。

同じ場所で寝ているのなら、愛犬を蹴ったり潰したりしないよう注意が必要です。特に小型犬は、怪我や事故のリスクがありますので気をつけてください。また犬と一緒に眠るなら、衛生面に注意する必要があります。愛犬の身体や寝具などは常に清潔な状態にしておきましょう。

わんちゃんとの暮らしは、小さな喜びが連続する素晴らしいもの。主従関係・信頼関係を正しく構築したうえで、愛犬との日々をさらに楽しんでくださいね。