犬も寒暖差に要注意！体調不良のサインや対策について紹介｜記事｜わんにゃ

季節の変わり目は、人間だけでなく犬も寒暖差で体調を崩しやすい時期です。愛犬が体調不良を起こさないよう、飼い主さんが管理してあげましょう。

本記事では、寒暖差で起こりやすい犬の体調不良について紹介します。体調不良のサインや、体調不良を防ぐための対策も紹介しますので、ぜひ内容をご覧ください。

■寒暖差で起こりやすい犬の体調不良

寒暖差で起こりやすい犬の体調不良には、次のようなものがあります。

寒暖差で犬が体調を崩すのは、自律神経のバランスが乱れてしまうためです。また、温度変化に対応しようとして体力を消耗するため、免疫力が落ちるといった理由もあります。

下痢や嘔吐など気になる症状が続くときは、できるだけ早めに動物病院を受診してみましょう。

●寒暖差による体調不良のサイン

下痢や嘔吐のほか、以下も寒暖差による犬の体調不良で見られるサインです。

免疫力が低い子犬やシニア犬、持病のある犬は、特に気をつけなくてはなりません。

季節の変わり目には、次のような対策を行い、寒暖差による体調不良を防ぎましょう。

4つの対策について、それぞれ解説します。

季節の変わり目は朝晩と日中の温度差が大きいため、エアコンを活用して室温を一定に保つようにしましょう。特に、子犬やシニア犬は体温の調節が不得意です。一般的に、秋は室温が20度前後になるよう調整するのがよいとされています。

ただし、小型犬や短毛種は寒さに弱いため、20度では寒がるかもしれません。犬が丸まって過ごしていたり、震えていたりするときは、室温が低いと考えられます。

愛犬の様子を観察しながら、室温を調整してみてください。

室温の調整にエアコンやヒーターを使用する際は、空気の乾燥にも注意が必要です。犬は、空気が乾燥すると皮膚トラブルを起こしやすくなります。部屋の湿度は50～60パーセントが目安です。エアコンやヒーターを使用する際は、風が直接当たらないように気をつけてあげましょう。

寒暖差による体調不良を防ぐには、適度な運動を行って自律神経を整えることも大切です。運動には体温を上げる効果もあり、ストレスの発散にも役立ちます。

可能であれば、散歩には日中の暖かい時間を選んであげましょう。屋外が寒い時間に散歩するときは、玄関先で10分ほど過ごしてから外に出ると、寒さに体を慣らすことができます。冷え込みが強い朝晩に散歩する場合は、犬用の防寒ウェアも活用しましょう。

寒暖差による犬の体調不良を防ぐためには、栄養バランスのとれた食事で免疫力を高めることも大切です。普段よりも食欲が低下しているようであれば、食べやすいよう工夫をしてあげる必要があります。子犬やシニア犬は、消化しやすいように、ぬるま湯でフードをふやかしてあげましょう。

わんちゃんは自分で室温を調整することができません。そのため、季節の変わり目は、飼い主さんによる寒暖差対策が必要不可欠です。子犬やシニア犬は、特に気をつけましょう。寒暖差対策には、エアコンやヒーター、犬用の防寒ウェアなどが役立ちます。

愛犬の様子を観察しながら、快適に過ごせるように環境を整えてあげてくださいね。