気温や気圧、湿度の変化など、季節の変わり目に体調を崩しやすくなるのは私たちだけではありません。犬も同様に、季節の変わり目には食欲不振や皮膚トラブルをはじめとする体調不良を起こしやすくなります。
そこで今回は、大切な愛犬を守るために春から夏にかけて注意したいことをご紹介します。とくに気をつけたいことを5つ挙げているので、役立てていただければ幸いです。
■犬は寒暖差や湿度の影響を受けやすい

犬は私たちのように汗をかいて体温調節できないため、寒暖差や湿度の影響を受けやすく、春から夏にかけての時期に体調を崩しやすくなります。
季節の変わり目に生じやすいトラブルは、以下の通りです。
- 食欲不振
- 下痢や嘔吐
- 皮膚トラブル
- 関節の不調
- 呼吸器系の不調
- 精神的な不調
上記のような不調が見られた場合は、早めに動物病院を受診すると安心です。
季節の変わり目に敏感な犬種は?
犬の中でもチワワやトイ・プードルなどの小型犬、イタリアン・グレーハウンドやミニチュア・ピンシャーなどの短毛種、パグやフレンチ・ブルドッグなどの短頭種は気温や気圧の変化に敏感なため、とくに注意が必要です。
また、子犬やシニア犬、持病がある犬も注意深く見守る必要があります。
■【項目別】犬が春から夏にかけて注意したいこと5つ

ここからは、愛犬のために春から夏にかけて注意したいことを項目別にご紹介します。できる限りの対策や日常的なケアで、愛犬の健康を守りましょう。
■温度・湿度について
春から夏にかけて、気温や湿度が上がっていきます。私たちが暑いと感じない時期でも犬にとっては暑く、熱中症になる危険性もあるため、室温と湿度には注意しましょう。
犬に最適な室温は、20~23℃だといわれています。また、湿度は40~60%が理想的です。温度計・湿度計を用意して、愛犬が快適に過ごせる室温・湿度を保ちましょう。
■換毛期について
犬種や個体差もありますが、春から夏にかけての時期には換毛期がきます。換毛期には冬毛が抜けて夏毛に生え変わるため、大量の抜け毛が発生します。
この抜け毛をそのままにしておくと、毛玉やもつれが生じたり、皮膚トラブルが起こったりするため、こまめなブラッシングで不要な毛を取り除いてあげることが大切です。
■自律神経の乱れについて
季節の変わり目は気温や天候が安定しないため、自律神経の乱れによって精神的な不調をきたす犬も少なくありません。また、春から夏にかけては梅雨や台風の影響で気圧が大きく変動するため、とくに注意が必要です。
ストレスを溜めず、リラックスして過ごしてもらうためにも、活発に遊ぶ時間としっかり休息する時間を確保しましょう。
■アレルギーについて
春には花粉症や黄砂、ノミ・ダニなどのアレルギーに悩まされる犬が多くいます。とくにイネ科の植物やヒノキの花粉は、春から初夏にかけて気をつけたいところです。お散歩後に足を拭いたり、定期的にシャンプーしたりして、アレルギー対策を講じましょう。
それでも足を執拗になめたり、お腹や脇に赤みが見られたりする場合は、動物病院を受診するのがおすすめです。
■予防接種について
春は混合ワクチンをはじめとする予防接種を受ける時期です。ノミ・ダニ予防薬やフィラリア予防薬、狂犬病ワクチンなど、お住まいの地域に合った時期に実施してください。
■春から夏にかけて季節の変わり目を愛犬と穏やかに過ごそう!

春から夏にかけて、季節の変わり目は心身ともに不調をきたしやすい時期です。これは私たちも犬も同じこと。ともに穏やかに過ごすために、室温や湿度を気にかけたり、アレルギー対策を講じたりと、できる限りのケアを行いたいものです。
また、愛犬に異変が見られた場合は自己判断せず、動物病院を受診すると安心です。とくに季節の変わり目は愛犬の様子を注意深く観察し、季節の移り変わりを楽しみながら健康に過ごしましょう。
戻る
みんなのコメント