初めて子犬を家に迎え入れるとき、まず何を準備したらよいでしょうか? 子犬を迎える、あるいは迎えたいと思っている方は知りたいところですね。
今回は、日頃から子犬の診察をし、私生活でも半年ほど前に子犬を迎え入れた筆者が、準備すべきものをお伝えします。
■まずは、わんちゃんの家具を準備しよう
まずは、わんちゃんの生活の基盤になるペット用品をご紹介します。人でいう家具みたいなものですので、わんちゃんが実際におうちで使用している様子を想像しながら選ぶとよいですね。
・ベッド(寝床)
新しい環境におかれるわんちゃんが、より快適に安心して過ごすための必需品。ふかふかのベッドを選ぶようにしてあげましょう。
・トイレおよびペットシーツ
わんちゃんが気持ちよく排泄できるようなトイレ、およびペットシーツ。活動範囲が広い場合などは、複数用意するのもいいでしょう。
・サークルあるいはクレート
寝るときやお留守番をする際に必要なサークルやクレート。成犬になった時に 想定される体重に応じたサイズのものを用意しましょう。プードルなどのジャンプ好きなわんちゃんは、脱走防止用として天井付きのものがオススメです。
■次に元気な暮らしに必要なものを準備しよう
次にわんちゃんが毎日を元気にいきいきと生活するために必要なものを準備します。飼い主さまとわんちゃんのコミュニケーションにも関わるので、わんちゃんの性格やライフスタイルを考えながら、選んでみてください。必要に応じて、獣医師さんやお店の方に相談して選びましょう。
・ドッグフードとお皿
子犬には、子犬のために成分やカロリーが調整されたドッグフードとそれを入れるお皿を用意しましょう。また、しつけトレーニング、ブラッシングや歯磨きなどの日常的なケアの際に与えるトリーツ(おやつ)もあるといいです。
・おもちゃ
子犬は、人間の子どもと同じで遊びが大好き。そのため、犬用のおもちゃには噛んだり、転がしたり、鳴らしたりできるさまざまなおもちゃがあります。
ただし、間違って飲み込んでしまいそうな小さいおもちゃ、すぐ破れて中身が出てしまうようなおもちゃなどは、誤飲事故につながる可能性もありますので、注意してくださいね。
・ケア用品
ブラッシング用のコーム、歯磨き用のガーゼや歯ブラシ、シャンプーなども用意しましょう。シャンプーは基本的には子犬用のものがおすすめです。ただし、皮膚の状態に応じて選ぶのが大事ですので、困ったら、トリミングサロンや動物病院に相談するのがいいでしょう。
・お出かけグッズ
ハーネス、リード、キャリーバッグも用意してあげましょう。子犬のうちは急に走り出したり、はしゃいだりすることもあるので、首を怪我しやすい首輪よりもハーネスがオススメです。キャリーバッグも成長することを想定し、大きめのものを準備しましょう。
■始めが肝心!子犬を飼い始めたら連れていく場所
準備するべきなのは、モノだけではありません。飼い始めたら、子犬のうちに必要な環境を整えてあげることで、より健康と快適な暮らしをつくってあげることができます。
・環境に慣れたらまずは病院に
子犬を迎え入れ、新しい環境に慣れたら、まずは動物病院に行きましょう。子犬に多い感染症や、先天的な病気がないかをチェックし、ワクチンの接種やフィラリアなどの予防を受けることができます。
・初めてのシャンプーはトリミングサロンで
初めてシャンプーを行うときは、トリミングサロンで行うことをおすすめします。まだ慣れない飼い主さんが行うことで、シャンプーが怖い経験となってしまう可能性もあります。
・しつけ教室は13週齢までがおすすめ
13週齢頃までを子犬の社会化期といい、この時期に受けた刺激やトレーニングは、その後のわんちゃんの行動に大きく影響を与えます。そのため、この時期に専門家によるしつけ教室などを利用し、しつけトレーニングと社会化を行うといいでしょう。
いかがでしたか? 昨年筆者が子犬を迎えたときは、準備をする段階でバタバタしてしまった経験をしました。子犬を迎え入れると決まったときから、焦らずゆっくりと、1つずつ準備していくことをおすすめします。また、必要なものはその子に応じて異なる場合もありますので、動物病院やペットショップなどに相談するといいですよ。
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※ YamabikaY, Karramba Production, PixieMe / Shutterstock
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