※2020年10月7日情報更新
今でこそ室内でわんちゃんを飼うのが当たり前になりましたが、30年以上前は、ほとんどのわんちゃんが外で飼われていました。そのときに使われていたのが、金属の鎖でできたリードです。
しかし時代は流れて、わんちゃんのリードも進化しました。普段は室内にいるわんちゃんも、リードはお散歩するときに大切なアイテム。愛犬にあったものを選ぶ必要があります。今回は、リードの選び方を用途別に、具体例を交えてご紹介します。
■リードはわんちゃんの「命綱」
リードは、わんちゃんを外に連れていくときに必要です。周りに迷惑をかけないように、飼い主さんとわんちゃんをつなぐアイテムです。
そして忘れてはならないのが、リードはわんちゃんの“命綱”ということです。例えば、車通りの多い場所に急にわんちゃんが飛び出してしまう……そんな状況を防ぐことができます。まさに、安全にお散歩させるための命綱といえますね。
■リード選びの「3つの基本」
(1)必ず安全をチェックしよう
わんちゃんとはぐれないように、首輪とリードのジョイントが外れない安全なものを選びましょう。リードの持ち手が握りにくいものもNGです。
(2)簡単に使えるものを選ぼう
毎日使うものなので、リードをつけるのに時間がかかったり、難しかったりするものは避けましょう。
(3)気管虚脱になりやすいわんちゃんは「胴輪」を
気管虚脱になりやすいわんちゃんは、“胴輪”がおすすめです。多くは小型犬で、ヨークシャーテリアがそうです。その他の犬種としては、トイプードル、パグ、マルチーズ、チワワ、ポメラニアンなどが気管虚脱になりやすいですので、注意してくださいね。
■リードの具体的な選び方
(1)首にあっているか
首輪をつけたときに人の指が2~3本入る程度の大きさのものを選びましょう。
また、成長していることに気が付かず、同じものを使用し続けていると、首輪が食い込むことがあります。太ってきたわんちゃんにも注意が必要です。
(2)年齢にあっているか
子犬の場合は、首に負担が少なくしっかりとしているものを選びましょう。お散歩デビューするときは、歩き方がわからないので、短いリードで飼い主さんの近くを歩かせましょう。また、リードの長さが、1メートルより少し長いくらいのものを選びましょう。
成犬になり、運動量が増える場合は“フレキシブルリード(伸縮性リード)”がおすすめです。町中では短くしておき、誰もいない広場に行ったときにリードを伸ばして遊ばせてあげましょう。
ただし、リードを長くしすぎると(5~10メートルぐらいの長さになります)、周りに迷惑をかけたり事故を引き起こしたり、トラブルの元となるので、注意しましょう。
また、リードはワイヤーでできているので、伸縮するときに飼い主さんの手を挟んでしまうことがあります。使用する際は、十分に気をつけてくださいね。
(3)犬種にあっているか
グイグイとリードを引っ張る活発なわんちゃんには、しつけ用の首輪をつけましょう。ひとりで歩こうとしたときにリードを引っ張ると、少し首がきつくなります。このような首輪を“チョークチェーン”と呼び、専門店などで販売しています。
(4)扱いやすい素材か
革製のものは重厚な雰囲気があり手触りも良いのですが、お散歩中、雨風にさらされることで劣化しやすくなります。また、牛製品のリードを、牛アレルギーのあるわんちゃんに使うと、皮膚病の原因にもなります。
布製のものは肌に馴染みやすいのが特徴ですが、しっかり強度があるものを選びましょう。そして一番おすすめなのが、ビニール製のリードです。耐久性があり洗濯もしやすいので、とても扱いやすいですよ。
リードは長く使うアイテムです。使用するにつれ切れやすくなるので、定期的にチェックや交換をして事故のないようにしましょう。
そして、わんちゃんはお散歩して日光にあたることで、骨も丈夫になり、免疫もしっかり働き、病気になりにくくなります。
今は素敵なデザインのリードがたくさん販売されています。お気に入りを見つけて、飼い主さんもわんちゃんも、楽しいお散歩の時間にしてくださいね。
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※ Maria Sbytova, Steve Bruckmann, Javier Brosch/Shutterstock
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