わんちゃんの行動にはちゃんと意味があり、わんちゃんの言葉が話せなくても、行動の原因を考えることはとっても大切なことです。
わんちゃんが繰り返し行う行動はある特定の心理状態や、健康上の問題が原因になっている可能性もあるため、日々の行動に注意を払ってみると問題行動を解決できるかもしれませんね。
■甘噛み
子犬の頃は、飼い主さんとのコミュニケーションの取り方の勉強中に軽く噛むことがあります。甘噛み行動は遊んでいるときに起こりますが、愛犬が頻繁に甘噛みをするようであれば、深刻になる前に止める必要があります。
また、不安を抱えたときや、攻撃のために噛んだりすることもあります。どちらにしても、原因を突き止めわんちゃんの気持ちを考えてみましょう。
■同じ場所をぐるぐる回る
何度も同じ場所をぐるぐる回るわんちゃんは、もしかしたら健康上の問題を抱えているのかもしれません。耳に感染があることもあります。子犬の時によく見られるのが耳ダニです。耳ダニは、ミミヒゼンダニという小さなダニが耳の中に寄生することによって、発症する外耳炎で、耳ダニを持っているわんちゃんから感染します。耳ダニに感染すると、強いかゆみや赤黒い耳垢といった症状がみられます。
他の健康上の理由もあるので、かかりつけの病院で診察を受けるようにしてください。
■食糞
わんちゃんが食糞してしまうには、様々な理由があるようですが、何らかの栄養が不足している場合、本能的にとっている行動でもあります。
フードの内容をバランスの良いフードに見直し、食糞を阻止したいものです。また、寂しいときにイタズラでしてしまう場合もありますので、愛犬の行動をよく観察するようにしてくださいね。
わんちゃんは不安な気持ちの時に、身体の震え、しっぽのしまい込み、トイレではない場所での排泄行動、自身の身体を傷つけたりする自傷行動、吠えるなどの多くの行動がみられます。
本来わんちゃんは群れで行動する習性を持っています。一匹になると不安や恐怖を感じることがあるのです。もし飼い主さんと離れて過ごすことに、常に不安(分離不安)を示すようであれば、愛犬にとってできるだけ居心地良い環境を作る事が必要です。
出掛ける前に長い散歩に連れて行ってあげたり、一緒に遊んであげたりするなど、愛犬が疲れてぐっすり眠れるようにしてあげてくださいね。お出掛けに対して、あまり大げさに騒ぐことも避けてください。それでも分離不安が問題だったり、愛犬の様子を見ていて、いつもと違うと感じた時は、専門家に相談することもおすすめします。
元気だった愛犬が、急におとなしくなったり、ひきこもりをしたりすることは普通ではなく、そのような場合には、飼い主さんのサポートが必要です。
大切な家族といつまでも元気で健やかに暮らしていけるように、わんちゃんの行動を理解してあげてくださいね。
▼ねこちゃん、わんちゃんのアイコンタクトに欠かせないアイケアサプリ『わんにゃブル』はこちら♪
※ 本サイトにおける情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。また、獣医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、獣医師や各専門家より適切な診断と治療を受けてください。
【関連記事】
※ 行動学的疾患に注意!「柴犬」の体調管理で気をつけたいこと
戻る
みんなのコメント