旅行や出張のたびに、ペットホテルに愛犬を預けているという飼い主さんもいるかと思います。しかし、ペットホテルに馴染めないわんちゃんの場合、無理に預けるとストレスがかかり、体調を崩すことも考えられます。
そんな時は、家でわんちゃんの世話をしてくれる“ペットシッター”にお願いしてはいかがでしょうか? ペットシッターとは何か、また、ペットシッターの選び方、仕事の流れについてなど、“(株)日本ペットシッターサービス”にお話を伺いました。
目次
■散歩や食事の世話などなど…飼い主さんの依頼に対応!
愛犬の世話は、飼い主さんが行うのが理想的です。しかし、旅行や急な出張、仕事が忙しい、病気やケガをした……このように、さまざまな理由で愛犬の世話ができないときに、心強い存在となるのがペットシッターなのです。
特に一人暮らしでわんちゃんを飼っている場合、飼い主さんに何かあったらわんちゃんの面倒を見る人がいません。いざという時のために、前もってペットシッター探しをしておくことをオススメします。
ペットシッターは依頼者宅のカギを預かり、飼い主さんに代わって、わんちゃんの散歩、ごはんの準備、トイレ掃除、遊びなど、飼い主さんからの依頼に合わせてペットの世話をするのが主な仕事です。「ドッグランで遊ばせてほしい」といった依頼にも、対応してくれます。
■安心して依頼できるペットシッター選びの方法
“ペットシッター”と一口に言っても、すべてが同じではありません。個人経営のところもあれば、たくさんの人がシッターとして働いている会社もあります。さらには、ペットに対する世話の仕方も異なります。
ペットシッターを頼む前に、まずは、ホームページや資料を見て内容を確認すること。また、周囲にペットシッター利用経験のある犬友達がいる場合は、情報収集しましょう。
ペットシッターのなかには、事前打ち合わせをした担当者以外の人、もしくはバイトがわんちゃんの世話を担当する場合があります。依頼主は事前に、担当と世話係が同じかなどの確認も忘れずにしておきましょう。
依頼日数が長期になる場合、担当者が複数人体制で世話をすることがあります。その場合も、シッター全員が依頼主と顔合わせをするものですが、なかにはそうしない業者もいます。
ペットシッターは登録制の仕事です。“動物取扱業者”として各地方自治体への登録が義務化されています(※)。ペットの世話をするシッターは全員、動物取扱業登録の詳細を記載した識別票を所持することになっています。お客さんとの打ち合わせ時に識別票を提示する業者を選びましょう。
ペットシッターには家のカギを預け、大切な愛犬の世話をしてもらうので、安心できる業者であることが大前提です。少しでも不安な点があれば、契約しないようにしましょう。
■ペットシッターの依頼から終了までの流れを知ろう!
ペットシッターの仕事の始まりから終わりまで、一連の流れについて説明します。業者によって多少の違いはありますが、参考にしてください。
・予約が入る
電話もしくはメールで、問い合わせや予約が入ります。
・依頼主宅を訪問して打ち合わせ
世話をする前日までに担当者が依頼主の家に伺い、打ち合わせを行います。シッターの申し込み書などに、わんちゃんの情報や世話の内容などを書き込みます。そのあと鍵を預かります。※ (株)日本ペットシッターサービスでは、鍵の預かり証を発行しています。
・シッター当日
打ち合わせを行った担当者が、依頼内容に沿ってわんちゃんの世話を行います。ペットシッターは1日1時間が基本ですが、1日複数回のお世話や、コースに分かれている場合もあります。延長をお願いすることも可能です。
依頼主宅に訪問したら、お世話開始を知らせるメッセージ(メール、LINE)に、お世話するペットの画像や動画を添付して依頼主に送付します。お世話終了時も、終了を知らせるメッセージに、お世話したペットの画像や動画を添付して送付します。
また、お世話終了後にはペットの様子などを報告書に記入して、分かりやすい場所に置きます。
・鍵の返却
世話が終了したら、鍵を依頼主に返却します。これでペットシッター業務は終了となります。
■すべてはお客さんとペットのために!安心して任せられるシッターを目指して
フランチャイズ展開で日本全国に132店舗の加盟店を展開している(株)日本ペットシッターサービスは、実績20年のペットシッター会社です。加盟すると、お客さんとの打ち合わせの仕方から、わんちゃんやねこちゃんなどペットの扱いに至るまで、繰り返し実践的に行う研修制度を導入しています。
ペットシッターは、お客さんのペットに何かあったトラブルがあった場合などに備えて保険に加入しているところが多いですが、ペットシッター業務すべてをカバーできる保険はありませんでした。
(株)日本ペットシッターサービスでは、賠償責任保険に受託者特約・施設管理者特約の2つの補償をセットにしたペットシッター専用の保険を完備して、万一に備えています。
ペットシッターによる世話は、普段とは異なる状況を作りだすため、わんちゃんにとってストレスになることもあります。例えば、フードの量、与え方、与える場所が違うだけで、ストレスになる場合も……。
それを最小限に抑えるためにも、お客さんとの以前打ち合わせに時間をかけて、お世話するペットの情報をしっかりと確認するように心がけています。
今はわんちゃんの散歩や食事の世話が中心でも、今後はペットの介護の手助けなども増えてくるのではないかと思います。地域に寄り添ったサービスができるのがペットシッターの良さなので、今後はますます活用の幅が広がりそうですね!
<取材協力>
(株)日本ペットシッターサービス
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-4-11
電話番号:0422-23-7575
HP:https://www.pet-ss.com
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【参考】
※ 環境省_第一種動物取扱業者の規制 [動物の愛護と適切な管理]
【画像】
※ (株)日本ペットシッターサービス
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