今日、11月23日は勤労感謝の日ですが、じつは「いいファミリー(家族)の日」でもあります。「いい(11)ファ(2)ミ(3)リー」と読む語呂合わせから全国家族新聞交流会が制定しました。
わんちゃんやねこちゃんと暮らす私たちにとって、ペットも大切な家族の一員ですよね。一緒にいるだけで、とても幸せな気持ちを感じることができ、また愛や癒しを与えてくれます。
当然のことですが、わんちゃんやねこちゃんは、私たちと違うケアが必要になります。家族みんなが幸せだと思えるように、なるべくストレスのない生活環境を整え、一日でも健康に過ごせるようにケアをしてあげましょう。
■犬のストレスサイン
わんちゃんのストレスサインは日常のしぐさの中にあります。鼻先を舐めたり、あくびをしたりするしぐさは緊張状態にあると感じた時に、緊張をほぐそうとして行うといわれています。
また、自分のしっぽを追いかけて回る行動も何らかのストレスを感じている時にとる行動とされています。子犬の場合は、この行動が遊びになっている場合があるようですが、成犬の場合はストレスを紛らわすための行動です。
他にもストレスサインはありますが、毎日のわんちゃんの様子を観察して、いつもと違う様子やわんちゃんのストレスサインを見逃さないようにしてくださいね。
■犬がストレスに感じること
人とわんちゃんでは心地よいと感じる基準がちがいます。暑さや寒さ、明るさや匂い、騒音など、人にとっては何の問題がなくても、わんちゃんにとってはストレスにになることがあります。たとえば、わんちゃんは私たちよりも嗅覚が優れているため匂いにも敏感で、芳香剤などの匂いにストレスを感じることがあります。大きな音や、明るすぎるのも苦手なため、わんちゃんが過ごしやすい環境を整えてあげましょう。
また、わんちゃんは環境だけでなく、家族の関係が良好でないことを察知し、ストレスに感じてしまうこともあります。大きな声を出したり、けんかの場面を見せないなどの配慮をしましょう。
■猫のストレスサイン
ねこちゃんにとって、グルーミングは毛並みを整える清潔行動であるとともに、自分の気持ちを落ち着かせる行動でもあります。ずっと手足などを舐め続けるといった過剰なグルーミングは、ストレスを感じている場合もあります。
トイレのしつけが終わったねこちゃんが、トイレ以外の場所で粗相をするという行動も環境の変化などのストレスが影響していることがあります。
■猫がストレスに感じること
ねこちゃんは自分の縄張りを持つ生き物です。自分の縄張りに他のねこちゃんが侵入したり、自分の気に入らない環境であるとねこちゃんはストレスを感じてしまいます。多頭飼いの場合は特に注意が必要になります。ケージや高い場所に安心できる場所を用意するようにしましょう。
また、室内飼いのねこちゃんは運動不足がストレスの原因になっている場合もあるため、キャットタワーやキャットウォークなど、ねこちゃんが運動できる環境にしてあげましょう。
そのほかにも、猫用トイレが汚れている、猫砂が気に入らない、落ち着いて排泄できない設置場所といったトイレの問題や、環境の変化などがねこちゃんのストレスに繋がっていることが多くあります。
今回は、わんちゃんとねこちゃんのストレスについてでしたが、それぞれ個体差があります。その子にとって、何がストレスになっているのか見極めるのは難しいですが、それも家族にしかできないことです。これからも家族みんなが幸せに暮らせるように、今日の「いいファミリー(家族)の日」きっかけに愛犬、愛猫との生活を見直してみてくださいね。
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