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人気の犬種!トイプードルの抜け毛、毛の生え変わりについて

わんにゃ365編集部


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人気の犬種!トイプードルの抜け毛、毛の生え変わりについて

※2020年5月2日情報更新

わんちゃんの人気ランキングで1位のトイプードル。活発で遊び好き。陽気で社交的な性格で、コミュニケーション能力にたけた賢いわんちゃんです。わんにゃ365をご覧のみなさまの中にも一緒に暮らしている方が多いのではないでしょうか。
トイプードルは高い学習能力を持っていることから「もっともしつけやすい犬種」ともいわれています。

トイプードルといえば、モコモコでクルクルの被毛が特徴的ですよね。わんちゃんの被毛にはダブルコートとシングルコートがあり、トイプードルはシングルコートです。では、ダブルコートとシングルコートの違いは何かご存じですか?

 トイプードル

■ダブルコート

ダブルコートというのは、オーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)の二重構造になっています。コートを2重に羽織っているようすからダブルコートという名前がついているのです。

オーバーコートとアンダーコートは同じ毛穴から生えています。オーバーコートは体の表面を覆っているのに対して、アンダーコートはオーバーコートの下に生えていて、保温や防水の役目を果たします。オーバーコートには換毛期があり、春から夏にかけて大量のアンダーコートが抜け落ちます。暑い季節に備えます。
さらに秋には保温効果のあるアンダーコートに生え変わり、今度は寒い冬に備えるのです。

このようにダブルコートの犬種は、春と秋にたくさんの毛が抜けて寒暖に対応しているのです。そのためダブルコートの犬種は比較的寒さに強いとされています。

ゴールデンレトリーバー、ラブラドールレトリーバー、柴犬、コーギー、ポメラニアンなどがダブルコートの犬種です。

■シングルコート

シングルコートのわんちゃんにはアンダーコートがなく、オーバーコートだけの被毛なのでシングルコートと呼びます。シングルコートのわんちゃんにはアンダーコートがありませんので、換毛期がありません。

つまり、シングルコートのわんちゃんには大量に毛が抜ける時期がないのです。その反面、保温のための下毛がないので寒さに弱いということになります。

プードル(トイプードルも含む)はシングルコートなので、寒さには弱いけど抜け毛が少ない犬種です。他には、ミニチュアダックスフンド、パピヨン、チワワ、ヨークシャテリア、などになります。


トイプードル

■トイプードルの抜け毛

ダブルコートのわんちゃんに比べると抜け毛が少なく、掃除もそこまで大変ではないトイプードルが、普段以上に抜け毛が多い、地肌が見えてきている、といった状態になっている場合、もしかしたら何かの病気のサインかもしれません。

トイプードルの脱毛は、「局所的な脱毛」「全身に渡って左右対称に脱毛」「しっぽの付け根や顔などの部分的な脱毛」など、原因によって様々です。さらに病気によっては、脱毛だけでなく、皮膚が赤くなったり湿疹、かゆみが出たりすることもあります。

■アレルギーやノミなどの外部寄生虫、真菌、細菌などの病原体への感染が原因の脱毛

アトピー性皮膚炎などのアレルギー性皮膚炎やノミなどの外部寄生虫による皮膚炎、真菌(カビ)や細菌による感染症などによる皮膚炎が原因で脱毛することもあります。脱毛が皮膚炎によるものである場合、かゆみや発赤、発疹をともない、真菌が原因の皮膚炎では、特徴的な円形脱毛と多量のフケが見られます。

■ホルモンバランスの異常が原因の脱毛

もしもかゆみがほとんど見られない状態で脱毛してしまい、全体的な薄毛のように見える場合には、ホルモンバランスの異常(内分泌疾患)が原因の可能性があります。内分泌疾患による脱毛症では左右対称に被毛が薄くなる、体全体の被毛が薄くなるといった症状が見られ、そのほか、皮膚がうすくなる、黒ずむ、フケが多くなる、毛づやが悪いといった皮膚症状が現れる場合もあります。

■ストレスが原因の薄毛

ストレスが過剰にたまると、ホルモンバランスが崩れたり、皮膚の血行不良を起こしたりすることで、脱毛しやすくなることがあります。

■トイプードルに抜け毛が見られたら

トイプードルの抜け毛や薄毛に気づいたら、まずはその脱毛が部分的なものであるか、全身的なものであるかをよく観察しておきましょう。いずれにしても、一度動物病院を受診することをおすすめします。

■トイプードルの薄毛・抜け毛対策

○ブラッシング
皮膚病を予防するためにも、毎日、全身をよくブラッシングするようにしましょう。ブラッシングによって抜けた毛や毛のもつれを除去し、皮膚の血行を促進することで、皮膚と被毛を健やかに保ちましょう。

○シャンプー
定期的なシャンプーで清潔を保ちましょう。特に皮膚にトラブルのあるトイプードルの場合には、毛質や皮膚の状態にあったシャンプーを動物病院で選んでもらうようにしてください。また、シャンプーの頻度が多すぎても皮膚トラブルの原因になります。基本的には、月に1回程度のシャンプーでよいでしょう。皮膚に疾患があるトイプードルの場合は獣医師の指示通りのシャンプー回数を守ってください。

○ノミ、マダニ対策
ノミやマダニといった外部寄生虫への対策は年間を通してきちんと行うようにしてください。


トイプードル

トイプードルの薄毛や脱毛には様々な原因があります。飼い主と愛犬が快適に過ごす為にも、脱毛や薄毛に気づいたら、できるだけ早く獣医師の診察を受けて、適切な治療を受けてください。ブラッシングやシャンプーは、自宅でできる薄毛、脱毛の予防にとても大切です。日々のコミュニケーションの一環として、ぜひ習慣にしてください。

また、シングルコートのわんちゃんは被毛の生え変わりがない分、こまめなトリミングで被毛をベストな長さに保ってあげてください。毛がよく伸びるシングルコートのわんちゃんは毛が目に入って目が傷つきやすいので、合わせてケアをすることをおすすめします。

ずっと元気で一緒に過ごすには、とにかく予防が大事だと筆者は考えています。毎日のスキンシップと愛犬の観察をしっかりと行い、健やかな時間を過ごしてくださいね。

そして、今は何と言ってもいつも以上にお手入れに気をつけていきたいですね。お散歩などでついた汚れやウイルスもきれいにしてあげてください。お肌がデリケートなわんちゃんには、合成洗剤を使わずに皮膚と被毛を洗浄できるペット専用の『グルーミングタブ』がおすすめです。毎日簡単ケアで愛犬と健やかな時間を過ごしてくださいね。


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