わんにゃコラム

ペットロス体験談…悲しみを乗り越えた理由、新しい家族を迎えたきっかけは?愛犬・愛猫との別れを経験して

マルヤマミエコ

ライター
マルヤマミエコ

いいね 4

ペットロス体験談…悲しみを乗り越えた理由、新しい家族を迎えたきっかけは?愛犬・愛猫との別れを経験して

今は元気な愛犬や愛猫も、やがては命に終わりがやってきます。愛していた犬や猫を亡くすことは、思っている以上に辛いものです。そのため、物事に対してやる気が出なかったり、在りし日のペットを想って涙したりするのは、ごく当然のことです。

ペットロス経験者3名に、亡くしたペットへの想いや、ペットロスをどのように乗り越えたのかなど、お話を聞きました。「悲しい気持ち…どうすればいいの?今から知っておきたい「ペットロス」について」も参考にして下さいね。

1:看病期間は愛犬がくれた「気持ちの整理時間」

飼い主さんの名前・・・ジーン&レミーママさん

愛犬の名前・・・ジーン(パグ/享年14歳/♂)、レミー(パグ/推定6歳/♀)

ペットロス体験談…悲しみを乗り越えた理由、新しい家族を迎えたきっかけは?愛犬・愛猫との別れを経験して
出典:わんにゃ365

"ジーン”ちゃんの病気発見から看病時に考えたこと、亡くなったジーンちゃんに対する想いなどを、ジーン&レミーママさんに伺いました。 

「ジーンは大病を2回経験しています。一度目は9歳のときで、病名は脳梗塞でした。どうなってしまうのかという恐怖がありましたが、目は見えなくなったものの、普段通りの生活が送れるまで回復しました。2度目は14歳のとき、口腔がんでした。これが死因となった病気です。口腔がんが分かったときはとても悲しかったですが、年齢的なこともあるので、ジーンの寿命として受け入れようと決め、積極的な治療ではなく緩和ケアを選択しました。 

ペットロス体験談…悲しみを乗り越えた理由、新しい家族を迎えたきっかけは?愛犬・愛猫との別れを経験して
出典:わんにゃ365

亡くなるまでの3ヶ月間、家族でジーンの看病をしました。病状が進むにつれてジーンが辛そうにしているのを見て、“安楽死を選択した方が良かったかも……”と考えたこともあります。

でも、ジーンの看病を通して、残りの時間を一緒に過ごせて良かったです。看病の日々は、私たち家族に気持ちの整理がつくように、ジーンが作ってくれた“別れのための時間”だったように思います」 

ジーンちゃんを亡くして2年以上が経っても、ジーンちゃんを思わない日はないと言います。ペットロスを乗り越えるには、周囲の環境と時間が必要だと、ジーン&レミーママさんは話してくれました。

「ジーンを亡くした後は喪失感が強く、仕事から帰宅すると、毎日のように泣いていました。今でも思い出さない日はないですし、会いたいという気持ちは変わりません。でも、以前のように泣くことはなくなりました。

ペットロス体験談…悲しみを乗り越えた理由、新しい家族を迎えたきっかけは?愛犬・愛猫との別れを経験して
出典:わんにゃ365

ジーンの生前から2頭目を迎えることを考えていたのですが、ジーンの死後、保護犬だった"レミー”を家族に迎えました。

ペットロスを乗り越えるには、ある程度の時間が必要です。また、新たな家族を迎えて環境を変えるのも良いと思います。大切な家族を亡くしたのですから、ペットロスになるのは当然。悲しみが深いほど、その子に愛情をかけた証拠ではないでしょうか。

いつか私に寿命が来たときジーンに迎えにきてもらえるように、彼女のように一生懸命に生きていきたいと思います」

■2:老衰で逝った愛猫との別れと兄弟猫との新たな出会い

飼い主さんの名前・・・さちさん

愛猫の名前・・・ボニート(MIX/享年20歳/♂)、かつら(MIX/1歳/♂)、こむぎ(MIX/1歳/♂)

ペットロス体験談…悲しみを乗り越えた理由、新しい家族を迎えたきっかけは?愛犬・愛猫との別れを経験して
出典:わんにゃ365

"ボニート”くん(以下、ぼんくん)を老衰で亡くしてから、さちさんの家族からは笑顔が消え、ペットロス状態になったといいます。愛猫との悲しい別れによる心身への影響や、家族に再び笑顔をもたらしてくれた存在について伺いました。

「ぼんくんはシニアになっても毛並みが良く、病気らしい病気をしたことがない元気な子でした。でも、2018年の冬に急激に身体が弱まったのを感じて動物病院に連れて行ったところ、年齢による衰弱で治療はできない、食べられるものを与えて温かくしてあげることを獣医師から指導され、覚悟をしておくようにと言われました。

それからしばらく経ったある朝、ぼんくんに話しかけながら身体をやさしく撫でているとき、彼は静かに息を引き取りました。最期に立ち会えたのは、私だけでした。 

ペットロス体験談…悲しみを乗り越えた理由、新しい家族を迎えたきっかけは?愛犬・愛猫との別れを経験して
出典:わんにゃ365

当時、高校一年生だった娘も小学6年生だった息子も、ぼんくんとの別れを覚悟していたと思います。でも、ぼんくんの最期に立ち会い、お別れを言えなかったことが辛かったようでした。娘は多感な時期に愛猫を亡くしたこともあってうつ状態になり、心療内科に通って治療を受けることになりました。

家族からは笑顔が消え、ぼんくんの話をしてはみんなで泣く日々。私自身も気分の落ち込みや気力の低下がありましたが、子供たちのためにもしっかりしなくてはという思いで、何とか過ごしていました」

ぼんくんが亡くなって4ヶ月が経った頃、「この生活から抜け出そう! ぼんくんもきっと許してくれるはず」と思ったさちさんは、家族に笑顔を取り戻すために保護猫を迎えることを考え始めたそうです。

ペットロス体験談…悲しみを乗り越えた理由、新しい家族を迎えたきっかけは?愛犬・愛猫との別れを経験して
出典:わんにゃ365

「ぼんくんのように家族に笑顔を運んでくれる存在がいてくれたら、うつ病になった娘にも笑顔が戻るかもしれないと思い、主人にお願いしました。主人は、“動物はもう飼わない”と決めていたようでしたが、私の話に耳を傾けて理解してくれました。

ぼんくんと同じように保護猫の里親になろうと決め、家族で保護猫団体の譲渡会に参加。そこで長女が一目惚れしたのが、兄弟猫の1匹でした。とても仲良しな兄弟だったので、2匹一緒に引き取ることにしました」

兄弟猫を迎えてから娘さんにも少しずつ笑顔が戻り、兄弟猫たちが家族の話題の中心になっているそうです。

「新たに迎えた兄弟猫たちのおかげで、ぼんくんの想い出を笑って話せるようになりました。娘も少しずつ笑顔が増え、猫たちを撮影した画像をメールで送ってくれたり、面白い様子を報告してくれたりします。

ペットロス体験談…悲しみを乗り越えた理由、新しい家族を迎えたきっかけは?愛犬・愛猫との別れを経験して
出典:わんにゃ365

ぼんくんを亡くしてしばらくはとても辛い日々でした。でも今では、ぼんくんはきっと“我が家で幸せな一生を過ごせたと思ってくれている”、そして、“家族に笑顔が戻ったことを喜んでくれているはず”と、考えられるようになりました。

ペットロスで辛い日々を送っている方も、いつかきっと私のように思える日が来ることを願っています」

 

■3:愛犬との辛い別れから一歩前へ!保護猫ボランティアとして活動中

飼い主さん・・・クミさん

愛犬・・・クッキー(柴犬/享年15歳/♀)

ペットロス体験談…悲しみを乗り越えた理由、新しい家族を迎えたきっかけは?愛犬・愛猫との別れを経験して
出典:わんにゃ365

"クッキー”ちゃんの死後、心身の不調を感じたというクミさん。ペットロス状態を抜け出すきっかけとなったのは、クッキーちゃんへのある思いだったそうです。

「慢性腎不全でクッキーを亡くしてからしばらくは、感情の浮き沈みが激しくなり、睡眠不足に陥りました。その他に、喪失感や虚脱感にも襲われ、軽いうつ状態でした。どこにいても何をしていてもクッキーを想い出して、後悔の気持ちでいっぱいになりました。

ペットロス体験談…悲しみを乗り越えた理由、新しい家族を迎えたきっかけは?愛犬・愛猫との別れを経験して
出典:わんにゃ365

そのような日々の中、クッキーの遺影を眺めているとき、ふと、“こんな日々を過ごしていて、クッキーは喜ぶのかな?”という思いが、頭に浮かんだのです」

クミさんは自分ができることをしようと考え、保護猫シェルターのボランティア活動を始めました。

ペットロス体験談…悲しみを乗り越えた理由、新しい家族を迎えたきっかけは?愛犬・愛猫との別れを経験して
出典:わんにゃ365

「私がボランティアをしている保護猫シェルターでは、猫たちの部屋の掃除、病院搬送、子猫や病気の子を預かるホストファミリー、公園猫の世話や保護など、お手伝い内容はさまざまです。私は仕事をしているので、週に1回ほど猫の部屋の掃除を担当しています」

保護猫のボランティア活動はクミさんにとって、どのようなものなのでしょうか? 

「恵まれない猫たちの世話ができる機会を与えてもらい、とても感謝しています。家族も、私がクッキーを亡くして落ち込んでいる姿を見ていたので、何か熱中できることを始めて欲しいと思っていたようです。

ペットロス体験談…悲しみを乗り越えた理由、新しい家族を迎えたきっかけは?愛犬・愛猫との別れを経験して
出典:わんにゃ365

笑われてしまうかもしれませんが、いつか天国にいるクッキーと再会する日まで、良い行いをして徳を積むことが今の目標です。

愛犬、愛猫がどんな最期を迎えても、後悔は残るものです。ただ、自分を責め続けていても、果たして亡くなった子が浮かばれるでしょうか。悲しい気持ちを背負ったままでもいいから、何か夢中になれることや誰かの力になれることを始めてみませんか。そうすれば、気持ちも変わってくるはずです。

ペットロス体験談…悲しみを乗り越えた理由、新しい家族を迎えたきっかけは?愛犬・愛猫との別れを経験して
出典:わんにゃ365

私がお手伝いしているシェルターでは、ペットの病気やペットロスについてのお話会なども行なっています。ペットロスの方は、犬や猫のボランティアに参加してみてはいかがでしょうか。

ペットロスで辛い思いをされているみなさんが、前向きに歩き出せることを願っています」

みんなのわんにゃ

【関連記事】

悲しい気持ち…どうすればいいの?今から知っておきたい「ペットロス」について

※ 病院に行けない犬猫のために…「往診治療」のメリット・デメリット

※ 犬が持つ癒やしの力!? 人を元気づけてくれる「セラピードッグ」が活躍中

※ 多くのわんちゃんが里親を待っている!東京都の「保護犬&里親事情」とは

FOLLOW ME

twitter   facebook

この記事に付けられているタグ

いいね 4