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キジトラってどんな猫?特徴や性格をご紹介

わんにゃ365編集部


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キジトラってどんな猫?特徴や性格をご紹介

私たちが一緒に暮らしているねこちゃんは正式には「イエネコ」と呼ばれますが、もともと野生で暮らしていたイエネコの祖先にはキジトラ柄しかいなかったようです。たくさんの種類、毛色があるねこちゃんですが、本日は日本でいちばん飼われていると言われているキジトラ柄のねこちゃんについてお話しします。

■キジトラ猫の特徴

キジトラ猫の特徴

全身は茶色ベースに黒のしましま柄のキジトラ。鳥のキジに似た色や模様のため、そう呼ばれるようになったといわれています。地の色は茶色っぽく、背骨に沿って黒く太いラインがあるのが特徴です。特に目元や足には、模様が濃く出る傾向があります。

また、他のトラ柄のねこちゃんに比べるとキジトラ柄の子は口周りの白い部分が目立つことが多いようです。模様の濃淡は個体差がありますが、全身のしま模様はお腹まで続いています。もちろん、しっぽにもしま模様がありますが、しっぽの先端は黒一色になるという特徴があります。

■キジトラ猫のルーツ

キジトラ猫のルーツ

キジトラは、飼い猫の祖先「リビアヤマネコ」にもっとも近いとされる毛柄です。リビアヤマネコは現在も中近東などに生息しており、「すべての飼い猫の起源」といわれています。キジトラはそのリビアヤマネコにもっとも近く、毛柄をつくる遺伝子の構成がほぼ同じだといわれています。

野生猫科の動物達はトラ柄、ヒョウ柄、キジトラ柄の組み合わせが多くなっています。林や森の中、砂漠にいてもキジトラ柄が見つかりにくい被毛色のために、キジトラだけ生き延びることができたとも考えられています。

■キジトラ猫の性格

キジトラ猫の性格

キジトラ柄のねこちゃんは、もともと野生で暮らしていたことから、飼い主以外の人に対しては用心深く、警戒心が強いねこちゃんが多いようです。キジトラ柄のねこちゃんは自分に危害を加えないかどうかをじっくり判断しています。

個体差がありますが野生の血が多く残っていると、抱っこが嫌いであまり触られたくない子もいます。しかし中には甘えん坊な子もいて、キジトラの場合はオスの方が甘えん坊になる子が多いといわれています。

また運動能力が高く活発でやんちゃな性格の子が多いため、たくさん遊んであげるようにしてくださいね。


■キジトラ猫の飼い方

キジトラ猫の飼い方

キジトラ柄のねこちゃんは警戒心が強い子が多いため、お家に迎え入れる際には飼い主さんからしつこく構わず、ねこちゃんの方から心を許して寄ってくるまで待つようにしましょう。人だけでなく、他のねこちゃんにも警戒心が強い傾向があるため、多頭飼いの場合は注意が必要です。中にはストレスからご飯を食べなくなったりする子もいるため、慎重に会わせるようにしてください。

野性に近いせいか、キジトラ柄のねこちゃんは狩りに対する熱意も他のねこちゃんより強い傾向があります。遊べないとストレスが溜まり攻撃的になることもあるので、一緒にたくさん遊んでスキンシップをとってくださいね。


いかがでしたか。キジトラ柄のねこちゃんは病気になりにくく長生きするといわれています。キジトラねこちゃんの性格を理解して、健康に楽しくキジトラねこちゃんとの生活を満喫してくださいね。

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