今回は家族に迎えたばかりのパピーのお手入れ方法をご紹介していきます。
人間の赤ちゃんの沐浴と同じでお風呂に慣らしたり、この時期はカットがメインというよりは、トリミングサロンに慣らしていく時期です。
サロンでの対応やお手入れの仕方で今後10年以上ある犬生で付き合っていく事になるトリミングの楽しさが大きく異なってきます。せっかくならトリミングを大好きになってもらい、リラックスできる癒しの時間になるといいですよね。
初めてのトリミング
パピーの頃に大切な事は、その子にとってトリミングサロンが【恐くない・楽しい・リラックスできる】そんな印象になるように心がけて、トリミングを進めなければいけません。
そのため、サロンによってはパピーちゃんを預かる際に「緊張をほぐすために少し遊んだり、恐がったりしないように休みながらゆっくり進めます」と、事前に伝えてくれるサロンもあります。
必ずしも時間をかけなければいけないわけではありませんが、パピーちゃんの今後を一緒に考えてくれる優しいトリマーさんやサロンを選びたいですね。
上記のようにわんちゃんに時間をかけてくれるサロンは個人経営の所が多いので、こだわりたい方は、そのような評判のサロンをネットなどで探してみるのも良いですね。
少し大きくなってくる頃を見越したカットオーダー
パピーちゃんの時期はトリミングサロンに慣らしていく期間とはいえ、多少なりとカットは必要になります。
カットにもゆっくりと慣れていく必要もありますし、大きくなってからどんなカットがしたいかなども考えながらのカットが必要です。
ただ、わんちゃんによって被毛の生え方や毛量などで、できることは変わってきます。被毛の残し方やお手入れ方法も相談できると良いですね。
最初は目の周りの毛など、生活に支障をきたさないことを目的に進めていくことが多いと思いますが、段階的にブラッシング・シャンプー・ドライヤー・目の周りと足裏のカットと進めていくような工程で問題ないと思います。
耳毛ってなに?
トイ・プードルに多いのが耳毛という、名前の通りの耳の中に生える毛があります。こちらはサロンによっては耳の中を清潔にするために挟む器具で抜いてしまいます。
しかし、パピーの頃に一気に抜ききってしまうと、痛みを感じやすく大きくなってから嫌がるようになる子も多いので、トリマーと相談しながら少しずつ進めていくのもいいかもしれません。
動物病院でも一気に抜かれてしまうこともあるので、サロンに行くときだけでなくパピーに関わる方には、なぜ耳毛を全て抜いていないのかなどを共有しておくといいかもしれません。
パピー期の記憶
最後に、パピー期は人間の子供と同じように色々な事を感じて吸収する時期だと思っています。
この頃に経験した【好き・楽しい・嫌い・恐い】などの感情は全て記憶にあり、性格によって時間が経てば気にしない子もいますが、多くの子は何かしらの嫌な事は覚えていると思います。
今後10数年関わっていくトリミングサロンの場所、トリマー、施術すべてが楽しい記憶になるように飼い主さんを含む関係者が協力し合って大事に育てていきたい時期ですね。
大切な家族のパピー期に、一杯遊んで、一杯褒めて、時にはお勉強で叱られてを繰り返して、怪我なくストレスの少ない環境でトリミングを行えるように、ぜひしっかりとトリマーとお話をしてみてくださいね。
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