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犬の被毛タイプと毛周期について正しく知ろう

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犬の被毛タイプと毛周期について正しく知ろう

わんちゃんの被毛タイプや毛周期を知っていますか?わんちゃんの健康のために正しく知ってお手入れをしてあげてくださいね。

■被毛ってなに?

被毛とはわんちゃんの体を覆っている毛のことを言い、体温を調節する役割があります。夏は暑さを軽減するために被毛は抜け、冬は寒さに耐えるために被毛が生えてきます。わんちゃんは被毛で体温を調節しています。

また、被毛は外部の刺激から体を守るなどの役割も担っています。外で活動することが多いわんちゃんは、紫外線や雨、病原体の感染など外部からの刺激を直接受けてしまいます。わんちゃんの皮膚は薄いので被毛がないと外からの刺激を直接受けてしまうため、体を守るなどの役割もあります。

■被毛の種類

被毛の種類

・シングルコート
被毛が一重構造になっているものをシングルコートと言い ます。シングルコートの犬猫は毛が生えかわる換毛期がないので、比較的抜け毛が少ないのが特徴です。

・ダブルコート
被毛が上毛(オーバーコート)と下毛(アンダーコート) の二重構造になっているものをダブルコートと言います。 シングルコートとは違い、春や秋に換毛期があり、比較的短毛種が多いのですが換毛期には下毛が多く抜けてしまいます。換毛期には毎日ブラッシングを行い、抜けた毛を取ってあげましょう。

シングルコートとダブルコートにはそれぞれ違いがあっても、こまめなお手入れが欠かせないということは同じです。特に長毛種だとブラッシングやトリミングなどのお手入れを怠った場合、毛玉ができたり、臭いが発生する原因にもなります。大切なペットのためにも、しっかりとブラッシングをしてあげましょう。

■わんちゃんの毛の生え変わりサイクル

わんちゃんの毛の生え変わりサイクル

わんちゃんの被毛は、一定の周期で成長し抜け落ちます。この被毛の成長の周期のことを毛周期と呼び、毛周期には3つの周期があります。すべての被毛は毛周期のサイクルで、少しずつ抜けては生えてを繰り返しています。

・成長期(被毛が延びる時期)
この時期は、毛根が栄養をたくさん使い、被毛の元になる毛母細胞がどんどん分裂して被毛が長く成長します。

・退行期(被毛の成長がストップする時期)
毛母細胞が死んで、毛根部が毛乳頭という毛根に栄養を送る部分から離れます。毛根部が皮膚の表面に徐々に押し上げられていきます。退行期の被毛は、ブラッシングしてもまだ抜けません。

・休止期(抜け落ちていき、新しい被毛が生え始める時期)
皮膚の表面に押し上げられた古い被毛の下に、新しい被毛が生え始めます。新しい被毛が伸びるのに従い、古い毛はさらに皮膚の表面に押し上げられ、やがて抜け落ちます。ブラッシングで被毛が抜けるようになるのはこの時期です。

■体調を表すバロメーター

体調を表すバロメーター

毛並みは、わんちゃんの体調を表すバロメーターであるといわれています。毛並みにツヤがない場合、健康状態が悪化している可能性があります。また、暑さや寒さから身を守る体毛を健康的に保つことは、体温調節のためにも重要です。わんちゃんの不調をいち早く気づくためにも、日頃から毛並みの良し悪しに注意しましょう。

■被毛のお手入れ

・ブラッシング
体についたホコリ、抜け毛や毛玉を取り除き、皮膚の通気性をよくします。皮膚のコンディションやトラブルの有無をチェックしておきましょう。ブラシはわんちゃんの毛質によって選ぶようにしましょう。

・汚れや臭いを拭き取る
毛並みに沿って体をなでるように拭いていきます。お尻のまわり、足の裏など汚れやすい場所はきれいに拭き、目の周りなどの汚れはやさしく念入りに拭き取りましょう。

■わんちゃんのお手入れにおすすめ

わんちゃんのお手入れにおすすめ

わんちゃんのお肌は人間よりも敏感なため、酸性のシャンプーを使用することで肌に負担をかけてしまうこともあります。

わんちゃんのお手入れには低刺激の『グルーミングタブ』がおすすめです。石鹸やシャンプーを使わないからすすぎも不要。拭き洗いにも使用できるため、高齢犬や子犬、お水が苦手なわんちゃんでも大丈夫!健康状態をチェックするためにも『グルーミングタブ』でこまめなケアをおすすめします。

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