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犬や猫も虫歯になるの?わんちゃん、ねこちゃんの口腔環境について

わんにゃ365編集部


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犬や猫も虫歯になるの?わんちゃん、ねこちゃんの口腔環境について

本日6月4日から10日は「歯と口の健康週間」です。日本歯科医師会によって6(む)4(し)にちなんで6月4日に「虫歯予防デー」が実施されていて、2013年より「歯と口の健康週間」という名称になりました。
私たち人間にとっても、わんちゃんや、ねこちゃんにとっても大切な歯と口の健康。今回は犬と猫の「歯と口のこと」についてお話しいたします!

■虫歯予防デーってなに?

日本歯科医師会によると、「虫歯予防デー」には2つの目的があると説明しています。

・歯と口の健康に関する正しい知識を普及と、歯科疾患の予防につながる適切な習慣の定着。
・歯科疾患の早期発見と早期治療を徹底することで歯の寿命を伸ばし、国民の健康を保ち増進させることに貢献する。

■犬の歯の本数は何本?

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わんちゃんの乳歯は、生後3~4週間に生えはじめて、生後6~8週ぐらいで生えそろいます。乳歯の数は、上アゴと、下アゴ、それぞれ14本ずつの合計28本です。

永久歯は、生後4ヶ月頃から生え変わりはじめて、生後6~8ヶ月頃には、生えそろいます。
永久歯の数は、上アゴに20本、下アゴに22本で、合計42本です。

■猫の歯の本数は何本?

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ねこちゃんの乳歯は生後3週頃から生えはじめ、生後7週頃(約1ヶ月半)までには生えそろいます。切歯、犬歯が生後3週から4週にかけて、遅れて前臼歯が生後5週から6週にかけて生えそろいます。永久歯の数は、上アゴに16本、下アゴに14本で、合計30本です。

■人と犬との口腔環境の違い

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出典:https://www.shutterstock.com/

人の口内が弱酸性なのに対し、わんちゃんはアルカリ性。アルカリ性の環境下では、虫歯菌が発生しにくく、歯周病菌が繁殖しやすい環境なのです。反対に、酸性の環境下では虫歯菌が繁殖しやすい環境と言えます。

わんちゃんの唾液には人の唾液に含まれているアミラーゼという酵素がほとんど含まれていません。アミラーゼはデンプンを糖に分解する酵素で、これが含まれていないということは、虫歯菌の餌である糖が口内に蓄積しにくいということです。
さらに犬の歯は、人の歯のようにデコボコした形ではなく尖っているため、虫歯菌が留まりにくいという特徴があります。これらの理由から、人は虫歯になりやすいのに対し、わんちゃんは歯周病になりやすいと言えるのです。

また、ねこちゃんの口腔環境もわんちゃんと同じでアルカリ性です。歯の形も汚れや細菌が残りにくいので、わんちゃんと同じで虫歯にはなりにくいが歯周病になりやすいとと言われています。

いかがでしたか?わんちゃんやねこちゃんの歯も、私たちと同じだと思っていた方も多いのではないかと思います。わんちゃんやねこちゃんは、人と比べると虫歯にはなりにくいですが、歯周病になりやすいため、やはりお口のケアは大切ですね!

歯垢や歯石がたまると、歯周病の原因になりますので毎日の歯磨きや、歯のケアができるおやつやオモチャを与えるなどの工夫をしていつまでも健康な歯を維持できるようにしてください。

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