愛犬とスキンシップをとっているときに、ふと口臭が気になったことはありませんか?わんちゃんは、自分で食べる物を選ぶこともできませんし、自分で歯を磨くこともできません。
中にはしっかり歯や口の中のケアをしているのに口臭がひどい場合もあります。わんちゃんの口臭の原因は、口腔内の環境だけでなく、さまざまな原因があり、時には内臓疾患が潜んでいる場合もあります。口臭の原因、対策について知り、愛犬の健康を守りましょう。
■わんちゃんの口臭の原因
■歯周病、口腔内疾患
わんちゃんの口臭原因として最も多いのは、歯周病です。歯周病は、歯肉だけが炎症を起こす歯肉炎とは違い、歯や歯の周囲にある靭帯、歯を支える骨にまで炎症が起こることがあります。
わんちゃんは人に比べて、歯垢(歯周病菌と菌が産生する物質)が歯石(歯垢が石灰化したもの)に変わるスピードがとても早く、そのため、歯石にさらに歯垢が付きやすくなる、という悪循環が起こります。今では、3歳以上の犬の約8割が歯周病を患っているといわれています。歯周病になると歯茎から膿が出てきて、それが口臭のもとになっています。
■口腔内の乾燥
わんちゃんは体温を調節するために、口を開けてハアハアと呼吸をします。特に暑い季節は頻繁に行うので、口が乾きやすい傾向にあります。
唾液が減少すると、口内細菌が増えて口臭がきつくなってしまうのです。また、病院に行くなどストレスがかかることも口の乾きを促すので、口臭を感じやすくなります。
■ペットフードの劣化
ペットフードは開封して空気に触れることで酸化していきます。ウェットタイプのものはもちろん、保存に比較的強いドライフードでも含有されている脂質が酸化して、劣化していきます。
劣化したドライフードを食べることで、食べかすがいつもと違った口臭に感じ取れることがあります。腐敗したフード、酸化した脂質を含むフードは下痢や嘔吐、腹痛の原因にもなります。
ペットフードを購入する際は、食べきりサイズを選ぶようにし、保管をする際はなるべく空気に触れないようにきちんと封をするようにしましょう。
■食糞
わんちゃんの中には自分の排泄物を食べてしまう子がいて、それが直接的な口臭の原因になっていることがあります。子犬のうちの食糞行動は、「母犬が捕食動物からわが子を守るために排泄物を食べる」という動作を真似するためとも言われています。原因としては、体内に寄生虫がいる、消化器疾患があるなどの理由も考えられます。
■胃腸や内臓の不調
実は体の調子が良くないときも口臭がきつくなってしまいます。腎臓や肝臓は老廃物を排出する働きがあるのですが、そこが不調だと老廃物が体内にたまってアンモニアのような独特なニオイを放つことがあります。また、胃炎を患っている場合は、胃酸の分泌が多くなってしまうことから酸っぱいニオイがします。
■わんちゃんの口臭対策
■毎日歯磨きをする
食事後、数時間ほどで歯垢はできてしまいます。そのため、ドッグフードを食べたら、歯ブラシを使用して歯磨きするようにしましょう。ブラシを嫌がるときは、歯磨きシートを使って、歯垢をふき取るだけでも違います。
本格的に歯磨きが必要になるのは3歳以上ですが、子犬のうちから練習しておくと、成長してからも歯磨きがしやすくなります。飼い主が口を触っても嫌がらないように歯ブラシに慣れさせておきましょう。触りにくい奥歯に関しては、歯磨きガムをかませることでケアすることができます。
■ペットフードを工夫してみる
食事内容を確認し、消化の良いペットフードを検討してみましょう。消化不良や腸内環境の乱れから嘔吐や下痢をしやすい場合は、獣医師の診察を受け、食事のアドバイスを受けるようにしましょう。場合によっては整腸剤やわんちゃん用ヨーグルト、わんちゃん用サプリメントも考慮しましょう。
また、開封後のドライフードは、しっかり密閉し、直射日光を避け、温度や湿度の低い所で保管してください。缶詰やパウチタイプは、一度開けたら密閉容器に移し、冷蔵庫で保存するのがおすすめです。できればその日のうちに食べきる方がよいでしょう。
いかがでしたか?おうちのわんちゃんは歯磨きできていますか?わんちゃんに多い歯周病はなってしまうと全身麻酔での処置になり、わんちゃんにとっても負担が大きくなってしまいます。なってしまう前にケアをしっかりとしてあげてくださいね。
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わんちゃんが口周りを触らせてくれるようトレーニングをしておくことで、口の中のトラブルにも早く気付くことができます。毎日のスキンシップを兼ねて、楽しくケアをしてください。
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