犬の換毛期は年に2回！時期やおすすめのケア方法を紹介

ダブルコートのわんちゃんと暮らす飼い主さんの悩みと言えば、換毛期による愛犬の大量の抜け毛。そこかしこにふわふわ舞う大量の抜け毛と、どんどん細く小さくなっていく愛犬の姿にどうしたものかと頭を抱えている飼い主さんは多いはず。

そこで今回は、犬の換毛期の時期やおすすめのケア方法をご紹介します。換毛期に避けたい行為も紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

■犬の換毛期はいつ？

犬の換毛期は、春と秋の2回あります。春の換毛期は5〜7月、秋の換毛期は9〜11月頃です。ただし、換毛期はすべての犬にあるわけではありません。

換毛期があるのはダブルコートの犬種に限られ、シングルコートの犬種は1年を通して少しずつ生え変わります。

■換毛期がある代表的な犬種

換毛期があるダブルコートの主な犬種は、以下の通りです。

■ ゴールデン・レトリーバー
■ ラブラドール・レトリーバー
■ チワワ
■ ダックスフント
■ ポメラニアン
■ シェットランドシープドッグ
■ 柴犬
■ 秋田犬
■ シベリアンハスキー
■ ウェルシュ・コーギー
■ フレンチブルドッグ
■ パグ

この他にも、換毛期がある犬種は多数存在します。ダブルコートのわんちゃんと暮らしている飼い主さんは、次の章で紹介するケアを試してみてください。

■換毛期の愛犬におすすめのケア方法2つ

換毛期があるわんちゃんと暮らす飼い主さんにとって、愛犬の抜け毛は悩みの種。そこで、ここからは換毛期の愛犬に必要なケア方法を2つご紹介します。おうちを綺麗に保つためにも、愛犬の健康を守るためにも、適切なケアを心がけましょう。

■ブラッシング

換毛期の犬に必要なケアは、こまめなブラッシングです。ブラッシングをせずに放置していると、抜け毛が絡まって皮膚炎を引き起こす危険性があるので注意してください。

ただし、力任せにブラッシングしたり、スクラッチャーブラシを毎日使ったりするのはおすすめできません。ブラッシングをする際は愛犬の皮膚を傷つけない強さを意識し、スリッカーブラシやラバーブラシなどを使い分けましょう。なお、スクラッチャーブラシはアンダーコートを効果的に取り除くためのブラシであり、週1回程度の使用がおすすめです。

■シャンプー

こまめなブラッシングとあわせて、定期的にシャンプーすることも抜け毛対策として有効です。シャンプーする際は地肌にシャワーをあてるようにすると、シャワーの音が聞こえにくくなり愛犬の恐怖心を減らせます。

シャンプーの頻度の目安は、1ヶ月に1～2回です。必要以上のシャンプーは必要な皮脂まで取り除いてしまい、犬の健康を害する恐れがあるので避けましょう。

■換毛期におすすめできない行為は？

換毛期のわんちゃんと暮らす飼い主さんの中には、どうせ抜けるなら先に刈ってしまおうと愛犬をサマーカットにする方もいます。しかし、サマーカットにすると紫外線の影響で皮膚に炎症が生じたり、被毛の見た目や触り心地が変わったりする可能性があるので注意が必要です。

サマーカットにはシャンプーやブラッシングなどのお手入れが楽になるというメリットがありますが、サマーカットにしたからといって抜け毛の量が減るわけではありません。抜け毛の長さが短くなるだけなので、安易にサマーカットにするのは避けるべきでしょう。

■こまめなブラッシングはコミュニケーションにも最適！

換毛期のわんちゃんには、こまめなブラッシングと定期的なシャンプーが必須です。抜け毛の掃除やお手入れが大変だからと安易にサマーカットにしてしまうと、愛犬の皮膚や被毛に悪影響が出る危険性があるので注意してください。

こまめなブラッシングは愛犬の皮膚を守り、血行を促進するだけでなくコミュニケーションにも最適です。必要なケアをしながら愛犬とコミュニケーションをとり、暑い時期も寒い時期も愛犬と一緒に元気に楽しく暮らしましょう！