冬の季節が到来すると、人間だけでなくねこちゃんもその影響を受けます。特に、室内で過ごすねこちゃんにとって、寒さや乾燥は避けられない問題です。
この記事では、ねこちゃんが快適に冬を過ごすためのポイントと注意点をご紹介します。
■ねこちゃんが健康に冬を過ごすための5つのポイント
冬がやってくると我々人間だけでなく、ねこちゃんもその寒さに敏感に反応します。
寒い季節を快適に過ごせるように、5つのポイントをしっかりおさえておきましょう。
ポイント1|室温は20~25度が理想
ねこちゃんの体温は人間よりも高く、38℃台が平熱と言われています。
ねこちゃんは寒さに弱く、快適に過ごせる室温は20〜25度とされているため、室温の調整は欠かせません。
特に留守番が多い場合、エアコンのタイマーを使用して温度調節をするといいでしょう。
ポイント2|低湿度対策で皮膚と肉球ケア
冬になると乾燥が進むのは、人間だけでなくねこちゃんも同じです。皮膚が乾燥するとかゆみが出たり、さらには皮膚病につながったりする可能性も。
肉球も乾燥によってひび割れするとクッション性がなくなってしまい、ケガにつながる恐れもあります。
加湿器の使用やブラッシング、専用の保湿クリームを使いしっかりケアをしてあげましょう。
ポイント3|適切な寝床で安心な夜を
夜寝る際に暖房を消してしまうと室温が下がり寒くなってしまうため、ねこちゃんの寝床の工夫が必要です。
暖かさを閉じ込めることができるようなドーム形状のベッドや、湯たんぽなどがおすすめです。
電気毛布を使用する場合は低温火傷に注意し、低温設定で使いましょう。
ポイント4|食事量と運動で冬太りを防ぐ
寒い季節は運動量が減ってしまいがちになり、冬太りしてしまうねこちゃんも少なくないです。
食事のカロリーを少し控えめにし、おもちゃを使って積極的に遊んであげるようにしましょう。
ポイント5|冬の病気予防と早めの対処
冬になると、風邪を引きやすくなるねこちゃんも少なくありません。
早めのワクチン接種や、体調が優れないと感じたら速やかに獣医に相談し、健康トラブルを防ぎましょう。
■留守番ねこちゃんの冬の寒さ対策
寒い時期、私たちは厚着や暖房で寒さ対策できますが、ねこちゃんがお留守番する場合にはどうすれば良いのでしょう。
寒くて風邪を引いたり、不快に感じたりしないようにするためには寒さ対策が必要です。
ねこちゃんの留守番中にできる寒さ対策を、具体的に解説していきます。
■暖房は何度に設定したらいいのか
一般的には室温20〜25度が、ねこちゃんにとって快適な範囲です。
普段からエアコンを使用している際に室温を測り、留守中もねこしゃんが適切な温度で過ごせるように温度設定しましょう。
■安全な暖まりスポットの作り方
ねこちゃんは自分で温まる場所を探しますが、それが安全ではない場合もあるので注意が必要です。
電気製品の近くや暖房器具のすぐそばは避け、厚手の布や毛布を敷いた箱などを用意して、その中でくるまれるスポットを作ってあげましょう。
こういった暖まりスポットを、いくつか設置してねこちゃんが選べるようにしてあげましょう。
■低コストで効果的なアイディア
お財布に優しい寒さ対策もたくさんあります。
例えば、ダイソーやセリアなどの100均ショップで販売されている、ひざ掛け用のふわふわ毛布や湯たんぽなどが活用できます。
また、ペット用の段ボールハウスに入れてあげると、低コストでもねこちゃんが落ち着いて過ごせる暖かい環境を作れますよ。
■冬に起こるねこちゃんのトラブル|4つの注意点
ねこちゃんに信頼されていないと感じたとき、気持ちが沈むかもしれません。
ねこちゃんは敏感な生き物で、ちょっとした行動でその信頼を失ってしまうケースもあります。
信頼が揺らいでしまったときに、どう対処すればいいのか具体的な方法をお教えします。
■注意点1|火事と感電の危険性
冬は暖房器具や加湿器などの家電を使用するため、火事や感電のリスクが高まります。
ねこちゃんが好奇心でこれらに近づいてしまい、いたずらをする可能性もあります。
暖房器具はねこちゃんが触れない場所に置く、または触れないように柵を設置するなどの対策をしましょう。
電源コードはねこちゃんがかじってしまい感電しないように、保護カバーを付けるなど管理しましょう。
■注意点2|低温やけどを防ぐには
こたつや電気毛布などは暖かくて快適ですが、使用方法を間違えると低温やけどの危険性があります。
ねこちゃんは寒いと丸くなってじっとしていることで、熱を閉じ込め温まる習性があります。
こたつや電気毛布などで同じ場所に長時間とどまっていると、低温やけどを起こしてしまいます。
温度設定を低めにして、同じ場所で長時間寝ないように場所を移してあげるようにしましょう。
■注意点3|脱水と乾燥
冬季は空気が乾燥しやすく、ねこちゃんも脱水や皮膚の乾燥に注意が必要です。
水分摂取を促すために、ウェットタイプのエサやおやつを与えると効果的に水分補給ができます。
室内の湿度を保つために、加湿器を使用するといいでしょう。
■注意点4|冬の猫風邪と低体温症
寒い季節には、ねこちゃんも風邪を引きやすくなります。また、急激な冷え込みによる低体温症も考えられます。
ねこちゃんが震えたり、元気がなくなったりしたら早めに暖かい場所へ移動させてください。
心配であれば獣医の診断を受けましょう。
冬は、ねこちゃんにとっても様々なケアが必要な季節です。寒さだけでなく、暖房器具や家電からくる危険性も考慮しなくてはなりません。
少しの工夫と注意で、ねこちゃんの冬季のストレスやリスクは大きく減らせるはずです。
お互いに心地よい冬を過ごすために、今からしっかりと準備をしておきましょう。
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