わんちゃんの飼い主さんたちは、どのようなときにわんちゃんに洋服を着せていますか? また、洋服を購入するときにはどのようなことに気をつけて購入していますか?
現在ではわんちゃんの洋服メーカーも増え、オーダーメイドや自分で洋服を作る教室なども増えていますね。わんちゃんにとっても洋服が快適であるために、筆者がおすすめする洋服を選ぶときのポイントをご紹介します。
■犬に洋服を着せるシチュエーションとその理由
筆者の愛犬は短毛でワイヤーヘアー、体も比較的しっかりしている男の子のため、オシャレを意識して洋服を購入することはほとんどありませんが、多くの飼い主さんがTPOに合わせて上手に洋服選びをしているかと思います。
洋服もお出かけする場所や用途、季節に合わせて上手に選んであげるといいと思います。
・マナーを意識したときの服
ドッグカフェやわんちゃん入店可のレストランなど、食事をする場所におでかけするときは抜け毛を考慮して洋服を着せます。
・天候を意識したときの服
雨が降っているときには、防水性・撥水性の強いレインコートのような服を着せたり、また暑いときは接触冷感や濡らして着せる洋服、虫を寄せつけにくい忌避効果のある洋服を選ぶと良いでしょう。また、寒い日にはダウンやフリース、トレーナー素材のものが役立ちます。
・オフ会や撮影会のときの服
お仲間と集まるときや記念になる写真撮影には、いつもより少しオシャレを意識したいですね。洋服に合わせてリードや首輪にも気を使うのもおすすめです。
・ドッグランや海に行くときの服
ドッグランでは地面に転がったり、お友だち同士で活発に動いたりすることで、毛が汚れやすくなります。また、海に出かけると細かい砂が毛の根本まで入り込んでしまうことも。袖がしっかり長いもの、かつ伸縮性の高いものがおすすめです。
■ ストレスを与えない素材の選び方
上記のように、わんちゃんに洋服を着せる状況は複数ありますが、飼い主さんの好みだけで選んでしまうと、わんちゃんにとって洋服が快適なものにならない可能性もあります。わんちゃんにとってもプラスになる洋服を選ぶポイントとは何でしょうか?
・締め付けがなく着心地がいい
サイズにゆとりがある洋服を選びましょう。ブランドによって、愛犬の体の形に合う洋服・合わない洋服があります。可能であれば、一度お店で試着して愛犬に適切なサイズとブランドを選んであげると安心です。
以前、洋服を着せるようになってから、飼い主さんに攻撃的にふるまうようになったフレンチブルドッグの子がいました。洋服を拝見させていただくと、サイズが合っておらず、また厚みがありとても窮屈な洋服でした。
・脱着が簡単
脱着に時間がかかるものは、わんちゃんはあまり好きではありません。また、なかには首を通すことが好きではない子もいます。その場合はマジックテープで留めるタイプの洋服、かつ、首を通さずに脱着できる洋服を選んであげましょう。
・伸縮性がある
ある程度、洋服の素材に伸縮性があるものが好ましいです。わんちゃんの動きに合わせて、柔軟にフィットする洋服を選んであげましょう。
・皮膚にやさしい
皮膚がデリケートな子にはオーガニック素材の洋服がお勧めです。
洋服を着ることに慣れるために、わんちゃんが嫌がることなく洋服が着られる練習をしましょう。おやつを使って時間をかけて慣れさせてあげるのがよいでしょう。
洋服が気になって脱ごうと暴れたり、洋服に噛みついたりしてしまう子には、洋服を着せたらわんちゃんの好きなこと、たとえば遊んであげる、ごはんをあげるなど、洋服を着たあとにいいことが待っていることと関連付けていくとよいです。これからの寒い季節、わんちゃんが快適におしゃれに着られる洋服選びしてみてくださいね。
※ 本サイトにおける獣医師および各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。また、獣医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、獣医師や各専門家より適切な診断と治療を受けてください。
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