わんにゃコラム

3つのポイントで劇的変化! カメラマンに教わる「犬の撮り方」〜実践編〜

岡野ぴんこ

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岡野ぴんこ

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3つのポイントで劇的変化! カメラマンに教わる「犬の撮り方」〜実践編〜

いつものわんにゃ写真を少しだけアップグレードするため、ペット専門の写真家“ペトグラファー”の小川晃代さんに教えてもらうシリーズの最終回。(レクチャー編はコチラ

今回は、前回教えてもらったわんちゃんの撮影でのポイントを踏まえた実践編です! アクティブに動きまわるわんちゃんの可愛い表情を撮ることができるでしょうか?

 

◼︎ポイント1:「舌ペロ!ショット」はおやつお預けスタイルで

まずはおやつを使って“舌ペロ!”の瞬間を作っていくのですが……タイミングがずれるとパクッとおやつを食べられてしまったり、手を引くタイミングが早すぎるとまだ舌が出ていなかったり……。

これはわんちゃんと呼吸を合わせてタイミングを作ることが大事なようです。

3つのポイントで劇的変化! カメラマンに教わる「犬の撮り方」〜実践編〜
出典:アニマルラグーン

こちらも真剣に、わんちゃんも真剣に……。

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出典:わんにゃ365

そして、おやつを引く手の方向もやっぱり大事。まっすぐや下に手を引いてしまうとわんちゃんが目線で追ってしまうので、うつむいた写真になってしまいます……。

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出典:わんにゃ365

なので、わんちゃんが顔を上げられるように、タイミングを見計らって上の方向に手を引きます。すると……

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出典:わんにゃ365

大成功! カメラ目線のバッチリな舌ペロ!写真が撮れました。思わず「か、可愛い〜」と声が漏れてしまいました。

さらに、ここでわんポイントアドバイス! 写真をよりグレードアップのコツを先生から伝授いただきました。SNSでアップする時に重要な写真の加工方法です。アップのわんちゃんを可愛く加工するにはいくつかポイントがあるんです。

3つのポイントで劇的変化! カメラマンに教わる「犬の撮り方」〜実践編〜
出典:アニマルラグーン

一番大切なのは、中心のわんちゃんの“ペロリ”の表情を際立たせること。まずは“ぼかし”の機能で周りをぼかし、中心を目立たせます。

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出典:アニマルラグーン

次は“ビネット”と言う四隅の色調を調整出来る機能。四隅を少し黒くすることで、全体の雰囲気がレトロに仕上がり可愛さも倍増!

小川先生は『fotor』と言うアプリを愛用しているとのこと。ただ上記の加工機能はほとんどの加工アプリにあるはずなので、手持ちのアプリで工夫するのも良いかも。

 

◼︎ポイント2:「線の交差点」で物語を作る!

続いては、スマホ画面の“グリッド線”を活用する撮影方法。線と線が交わるところにわんちゃんがくるように、画角を慎重に決めます。空間をあけるのはわんちゃんが向いている方向。

こっちだ!と思うとくるっと向きを変えてしまったりするので、慎重にかつすばやく。向いて向きや撮る方向によって違った雰囲気が出るのがまた楽しい! 被写体を置く位置を変えるだけでこんなにも雰囲気が変わってくるとは驚きです。

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出典:わんにゃ365

わんちゃんの海街一人旅、のような写真が素敵に撮れました!

 

◼︎ポイント3:「下アングル」で躍動感あふれる無邪気顔をGET!

カメラを逆さに持って、より下のアングルから狙うのが最後のポイント! 躍動感ある元気写真をなんとか撮りたい! カメラを下に構えて……いざ連写!

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出典:わんにゃ365

でもめげずに何度もトライしていると撮れました! わんちゃんの無邪気でちょっと面白い表情を捉えた疾走ショット!

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出典:わんにゃ365

耳がふわりとして、まるで飛んでいるような写真。横からと正面からと、また違う姿が撮れるので両方トライするのがおすすめです!

 

いかがでしたか?

今回のわんちゃんの撮影は、実は筆者が飼っているわんちゃんをモデルに撮影したのですが、普段たくさん写真を撮っているのに、見たことのない表情を捉えられたことに感動! 「こんな顔をして走ってるんだ〜」とか、舌ペロの瞬間、「こんなにじっくり見られたことないなぁ」など、新たな発見に満ちていました。

写真の撮り方を少し工夫することでいい写真が撮れるだけじゃなく、ペットやわんにゃへの愛しさが増す、それこそが醍醐味なのだと気づきました。色々工夫しながら撮ることで、いつもよりたくさんペットを見つめることになるので、豊かな時間を過ごせる気がしました。

今回ご紹介したポイントを参考に、ベストショットを目指してトライしてみてください! きっと豊かなわんにゃとの時間が待っているはずですよ。

 

<今回教えてくれた先生>

小川晃代(おがわあきよ)

トリマー・ドッグトレーナー資格を持つペトグラファーの第一人者で、今までに撮影した頭数は3万匹以上に及ぶ。写真教室やスマホの撮り方講座の講師をはじめ、ペット雑誌の編集長やペット番組のディレクター、ペットモデルのコーディネート等その活動は幅広い。

著書には「ねこきゅう」(東京書店)、「ころころマンチカン」「いぬのココロがわかる本」「ねこのココロがわかる本」(ぶんか社)、「手乗りねこ」(「ねこもふ。ごーじゃす」(宝島社)、「ペトグラファーが教える ペットの可愛い撮り方」「ねこの撮り方まとめました!」(日本カメラ社)、「こいぬ」「こねこ」(ポプラ社)他がある。

HP:http://www.animal-lagoon.com

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※ アニマルラグーン

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