11月1日は「わんわんわん」で“犬の日”です。わんちゃんと一緒に暮しているみなさん、お祝いの準備はしましたか? 愛犬と暮らしている方も、そうじゃない方も、今日は彼らにたくさんの愛情を表現してみましょう。
そして海外にも、犬を大切に想う素敵な日があるのをご存知でしょうか? それがアメリカの『ナショナル・ドッグ・デー』です。このイベントについて、今回は具体的なお祝い方法を交えながら詳しくご紹介します。
■『ナショナル・ドッグ・デー』とは?
日本の犬の日と同じように、アメリカでは毎年8月26日に『ナショナル・ドッグ・デー』という、人々が犬たちに感謝し、彼らの幸せを願う日があります。
“犬”とひとことで言ってもそれは一般家庭で暮らす犬から、セラピードッグのような人間を癒し、楽しませてくれる犬もいます。あるいは、救助犬に警察犬、盲導犬など、私たちの生活を安全で快適にするために働く犬も。純血種といわれる犬種から雑種犬、そして家のない犬も数多くいます。
『ナショナル・ドッグ・デー』は犬種の格差なく、すべての犬たちの幸せを願う日であるとともに、救助を必要とする犬の頭数を国民に認知してもらうための日でもある、2013年にニューヨーク州法に採択された“国民的な犬の日”なのです。
■お祝いする「20個の方法」
犬たちに感謝をしたり愛情を伝えたりするために、『ナショナル・ドッグ・デー』では“20個の方法”を推奨しています。内容やその数は毎年少しずつ変わるのですが、今回は最新の2018年版を紹介します。
(1)地元の動物保護施設の犬の里親になる。また、動物保護施設で犬の散歩をしたり、きれいなゲージを提供したりするなどボランティアに参加してください。
(2) あなたの家が、あなたや犬にとって安全かどうかよくチェックしてください。
(3)毛布や、フード、おもちゃを動物福祉団体へ寄付しましょう。
(4)近所で子犬の生体販売をするペットショップがあれば、お店の前で平和的なデモを開催してください。
(5)あなたの住んでいる地域の国会議員宛てに、あなたの州の悪質ブリーダーとガス室の禁止を支持するように手紙を書いて頼んでください。
(6)犬に関連するギフトを友人か家族に送りましょう。
(7)『ナショナル・ドッグ・デー・パーティー』を開催して、すべての友人とその犬を招待しましょう。
(8)一日中、愛犬の写真を撮って、写真コンテストに参加してください。
(9)『ナショナル・ドッグ・デー・ティー』(公式サイトで販売しているTシャツ)を着て誇らしげにスポーツをしましょう。
(10)近所に住んでいる病気や高齢の人が飼っている犬を助けてください。
(11)犬と過ごす魔法のような月日を、肖像画に描いて残してください。
(12) 愛犬が楽しめる新しいボールを1つ、または2つ……または5つ買ってあげてください。
(13)犬が遊べるリゾートで、彼らにいくつかの楽しいエクササイズを教えてあげてください。
(14)念入りにブラシングをして、愛犬に磨きをかけましょう。
(15)愛犬にマッサージか、全身のスパトリートメントを与えてあげましょう。
(16)愛犬に新しい芸を教えてあげましょう。
(17)おしゃれな首輪とリーシュを買ってあげよう。
(18)プロのペット写真家を雇い、楽しい写真撮影会をしましょう。
(19)愛犬を海へ連れて行ってあげましょう。
(20)今日誰かに「こんにちは」と声をかけられたら、「犬のために(Because dogs)」と言いましょう。
いかがですか? 日本とアメリカとでニュアンスが異なるところはありますが、すぐに取り入れられるものもあれば、「そんな方法があったんだ!」と発見できた項目もあったのではないでしょうか。
■ハッピーに行う動物愛護活動
「犬には内外の美しさがあり、愛する能力と人間とつながる精神がある。それは犬以外に真似することはできません」。これは『ナショナル・ドッグ・デー』の創設者であり、ペットと家族のライフスタイル・エキスパート、動物愛護者のColleen Paigeさんの言葉。冒頭で触れましたが、彼女は『ナショナル・ドッグ・デー』で救助するべき犬がいることを、多くの人に知ってもらうために活動しています。
『ナショナル・ドッグ・デー』のレスキューパートナーのひとつに『Best Friends® SAVE THEM ALL』という団体があるのですが、ここのAdoption center(保護した犬猫の里親募集をする施設)にて先日、今までの動物愛護に対する固定概念をあっさり変えられた経験をしました。
ニューヨークのソーホー地区という、おしゃれなカフェや雑貨・洋服店が立ち並ぶエリアは、街全体が明るくてオープンな雰囲気。施設の壁面にある大きなパネルには、アメリカ国内の犬猫の殺処分数、保護数などがグラフィカルな地図とともに記され、その横におしゃれなオリジナル雑貨が。
「$25」という電気の付いた小さなボックスが目に留まり尋ねると、クレジットカードを差し込むことで“一瞬”で募金ができるというシステムでした。募金はものの1〜2秒で完了! あまりにあっけなく、驚きとともに「そうだった! 寄付ってもっと簡単にしていいんだ」と気づかせてくれました。
外から見える猫スペースでは保護猫がだらだらと、奥にはちょっと寂しげな、日本では見る機会のない超大型犬の姿が。「$25はこの子の何日分のフード代になるのだろう」という思いが過ぎりましたが、「悲しいことだけに注目するのではなく、もっと楽しくハッピーにみんなで保護活動をしようよ!」というメッセージを『Best Friends® SAVE THEM ALL』は発信していました。
さて、今日は“犬の日”でしたね。あなたの愛犬、まわりのわんちゃんにどんなことをしてあげたいですか? 今年はぜひ、今までトライしていなかったこともやってみましょう! そしてまわりを気にしたりせず、たくさんの愛情を注いでくださいね。
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【参考】
【画像】
※ Apion, Olena Yakobchuk, 4 PM production, Sopon charoensuk, / Shutterstock
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まっちゃん
ワン・ワン・ワン!
6年前
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