短い足がチャームポイントのコーギーやダックスフンドなどの犬種は、見た目の愛らしさもあり人気の高い犬種ですね。しかし、短足のわんちゃんは他の犬種とは違う飼い方が必要です。今回は短足のわんちゃんと暮らすための注意点をお話します。
■肥満に気をつけよう
短足犬種を飼う上で共通していえる注意点が、肥満によって体を壊しやすいということです。肥満により体に脂肪がついてしまうと、体に大きな負担がかかり、椎間板ヘルニアや糖尿病などになる可能性があります。食べる量はもちろん、栄養成分にも気を配るようにし、年齢に合わせて適したドッグフードを与えると肥満対策になります。
また、肥満以外にもジャンプしたり高いところから飛び降りたりしたときの衝撃や急な全力疾走や急停止なども体への負担となります。家の中では滑りにくいように、フローリングにカーペットを敷くなどの工夫も必要です。
短足犬は遊び好きの子が多い傾向にあるため、走ったり遊んだりすることができなくなってしまうのはとても悲しいことです。普段からあまり高い場所から飛び降りさせない、むやみにジャンプをさせないなどの対策をすることが大切です。
■熱中症に気をつけよう
足が短いため、地面の熱をお腹にダイレクトに受けてしまいます。夏のアスファルトは特に危険です。日差しの強い時間のお散歩はやめて、朝の早い時間に行くなど工夫をしてあげてください。また、わんちゃんにも水分補給は大切です。急にたくさんのお水を飲むと胃がびっくりしてしまい、胃捻転になる恐れもあります。水分補給は一気に飲ませるのではなく、ちょっとずつ飲ませる方が安心です。
■短足犬はお腹が汚れやすい
足が短いためお腹の部分が汚れやすいのも短足犬の悩みです。散歩に連れて行ったあとはお腹の汚れを必ずチェックしましょう。汚れていたら硬く絞ったタオルで優しく拭いてあげるときれいになります。汚れがひどい場合はお風呂に入れて汚れをきれいにしてあげましょう。
■正しい抱っこの仕方
足の短いわんちゃんは抱っこの仕方を間違えてしまうと、腰に負担がかかってしまします。抱っこが原因で椎間板ヘルニアになってしまう可能性もあるため、必ず正しい抱っこをするようにしてください。
正しい抱っこは、前足のわきの下に片方の手を入れてもう片方の手でお尻をしっかりと支えて抱き上げます。わんちゃんのサイズによっていろいろな抱っこの仕方があるので、愛犬の腰を痛めないような正しい抱っこの仕方を身に着けましょう。中腰になって抱っこすると飼い主の腰を痛めることになるので気を付けてくださいね。
いかがでしたか。短足の体型が特徴的な犬種は、見た目や走る姿がとてもかわいいですね。短足犬ならではの悩みはありますが、短足犬の特徴を理解して、たくさんの愛情を注いでくださいね。
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