子犬を迎えたときに必ず教えなければいけないのが“トイレのしつけ”です。トイレのしつけが完璧になれば、お友達のお家やカフェ、ペンションなどへのお出かけも楽しいものになります。
今回は、わんちゃんの“トイレのしつけ方”について、グッズの使い方や気をつけたいことを交えながらご説明します!
■トイレのしつけに必要なグッズ
まずは、子犬が快適にトイレを使うために必要な“トイレグッズ”をご紹介します。子犬を家庭に迎える前に、ぜひ準備してくださいね!
(1)屋根つきのケージとトイレ
トイレの正しいサイズは子犬の体の1.5倍以上、そしてケージはトイレサイズの2倍以上が理想です。トイレが小さいと使いづらいため、失敗をさせてしまうこともあります。
ケージに屋根がついていることで、ケージの中で子犬が落ち着きやすくなり、ジャンプをする癖がつく心配もありません。
(2)トイレシートとトイレマット
トイレシートは吸水性の良いものがおすすめです。トイレシートがずれないようにするためのトイレマットもあると便利ですよ。
トイレシートをいたずらしてしまう場合は、メッシュのついたプラスティック製のトイレトレーにシートを挟んで使ってくださいね。
(3)トイレそうじ用の消臭剤
消臭剤はわんちゃんの体に害の少ないものや無香料のものがおすすめです。酵素成分が入っている、臭いを元から分解できるタイプがおすすめですよ。
また、トイレは常に清潔にしてあげたい場所なので、ペットシーツはこまめに交換しましょう。
■分かりやすいトイレのしつけ方
それでは、わんちゃんにもご家族にも分かりやすいトイレのしつけ方をご紹介します!
(1)トイレの場所(ケージを配置する場所)は、可能であればずっと同じところが理想です。リビングなどご家族の目の行き届く部屋の壁側または隅に配置しましょう。
ご家族の動線に引っかかるような場所や死角になる場所は、リラックスしてトイレができなかったり、トイレができたときに、正しいタイミングで誉めることができなくなったりしてしまいます。
(2)トイレの場所が決まったら、トイレトレーニングスタートです! 数日、子犬の排泄パターンを読むために日記をつけてみましょう。どれくらいおきにトイレをするか知ることが大切です。
ケージの中に配置したトイレで正しくできたら「いいこいいこ」と、言葉でやさしく誉めてケージから出してあげましょう。同時におやつを与えても良いですね。
(3)ケージの外に子犬がいるときは必ず監視をします。そして、次のトイレのタイミングが来る前に子犬をケージに戻します。
戻すときはだっこはせず、おやつやおもちゃを使ってケージの中まで誘導します。歩いてケージに戻ることで、子犬はトイレに戻る道順を覚えてくれるようになります。
(4)子犬をケージに戻し、再びトイレで排泄をしたらまたケージから出してあげます。これを繰り返すことで子犬はトイレの場所を覚えるようになります。
トイレで排泄をしているときに「ワンツーワンツー」など声がけをしてあげると、号令をかけてトイレができるようになるのでおすすめです。
(5)子犬がトイレの場所が分かるようになったら、ケージの外にもう一つトイレを配置しても良いです。
男の子の場合は、生後5カ月齢を過ぎると脚をあげて排泄をするようになるので、垂直面にもシートを配置してあげましょう。
■トイレのしつけで気をつけること3つ
(1) わんちゃんがお散歩に出るようになると、お家の中でトイレをしなくなってしまうことがよくあります。これを防ぐために、お家の中で正しくできたら何歳になっても誉めてあげましょう。
(2) お散歩中におしっこをしたときは水で流しましょう。うんちはビニール袋を持参して、持ち帰るようにしましょう。
(3) トイレのしつけの近道は“タイミングよく誉めること”です。叱ってばかりいると、トイレの場所が分からなってしまったり、ご家族から隠れてこそこそ排泄したりしてしまいます。
トイレのしつけが早く終われば、ケージから出して自由にのびのびと生活させてあげることができます。子犬にとって、こんなにも嬉しいことはありません。
そして、何歳になってもトイレで正しくできたら「いいこだね」と誉めてあげることを忘れないでくださいね!
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