※2020年5月25日情報更新
とっても魅力的で神秘的な猫の目。猫好きさんにとっても猫の目は魅力のひとつではないでしょうか。なぜ、猫は黒目の大きさが変わるのか、猫によって目の色が違うのか・・・不思議がいっぱいですね。
そんな猫の目の不思議の中から、今回は、猫の黒目の大きさがなぜ変わるのかをお話ししたいと思います。
■猫の目ってどうなってるの?
猫は夕方や明け方などに活動する習性があり、そのため薄暗いところでもよく見えるように目が進化したといわれています。
猫の目にある、「瞳孔」「網膜」「タペタム」という機能が働いています。
・瞳孔
暗いところでは虹彩が伸びて瞳孔が開きます。人の3倍もの大きさになるため、わずかな光でも取り入れることができます。
・網膜
網膜の細胞の中には錐体と杆体というものがあり、錐体は色を感じ、杆体は光を感じる細胞。猫は人と比べて錐体の数が少なく、杆体の数はなんと6倍以上もあります。このため、色を見分けるのは苦手ですが、わずかな光でも感知できるのです。
・タペタム
猫の網膜の裏側に、タペタムという反射板のような層があり、タペタムで反射して眼球内で増幅させることで、少しの光でもよく見えるようになります。
タペタムにはグアニンという光が当たると輝く物質が含まれています。
大きく開く瞳孔とタペタムで人よりもはるかに優れた光の感度があるそうです。猫の瞳孔の大きさは周囲の明るさで変わりますが、実は感情も変化によって変化をすることもあります。怒ったり、興奮したりすると、猫の瞳孔は明るくても開き、黒目が大きく、まん丸になります。
おもちゃに興味を持ったときも瞳孔は開いたりしていますよね!
■猫の目を守るための注意点
・写真撮影
黒目がまん丸になって、とってもかわいく見えますが、瞳孔が開いている状態はわずかな光でも取り入れようとしているときです。このときにカメラのフラッシュのような強い光だと、猫にとってはまぶしすぎるため、網膜に障害を起こす可能性もあるそうです。フラッシュでの撮影はできるだけ避けてあげてくださいね。
また猫は目が大きいため、焦点を合わせるのが難しく、近くのものははっきり見えていないようです。猫の目の構造を知ることで、人との違いを改めて知りましたが、たしかに、近くの物を探すのがヘタだと、私も感じていました。
・テレビ
人が毎日見ているテレビも、動体視力が優れている猫にとってはテレビが点滅しているように感じるそうです。見ていないテレビは消してあげるほうが猫の目に優しいですね。
猫の目は魅力的で、まだまだ不思議がいっぱいです。かわいらしい大きな瞳が、いつまでも輝いていられるように、飼い主さまも気をつけてあげてくださいね。
そして、少しでも「いつもと違うな」と感じることがあった際には病院で診てもらうようにしてくださいね。とはいえ、症状が出てしまってから完全に治すのはむずかしく、ねこちゃんにも負担がかかってしまいます。日頃からケアをしてあげるのがいいかもしれませんね。
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※ 本サイトにおける情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。また、獣医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、獣医師や各専門家より適切な診断と治療を受けてください。
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