ねこちゃんは自分が弱っているところを見せないように具合が悪いことを隠します。もちろん、言葉で伝えることもできないため、飼い主さんがねこちゃんのサインを見逃さないようにしないといけません。毎日のスキンシップから健康チェックをできるようにしていきましょう。
■愛猫の体におかいしいところはない?
ブラッシングのときや、スキンシップするときなどに、ゆっくり丁寧にさわってチェックしましょう。妊娠の兆候がないのに、お腹が大きくふくれているときは、重度の便秘など、何かの病気の可能性もあります。
目、耳、鼻、口、お尻や陰部のまわりが極端に汚れていたり、不快なニオイがしたりしていないか、痛がるところはないか、被毛のツヤや抜け毛の程度、皮膚の色や状態など、ささいな変化も見逃さないように、じっくりと観察してください。
■おしっこ、うんちに異常はない?
ねこちゃんは泌尿器系の病気にかかりやすいので、普段からおしっこやうんちの色、量、回数、ニオイなどを細かくチェックしておきましょう。毎日のトイレ掃除のときには、排せつ物のチェックを忘れずにしてくださいね。おしっこが1日以上、うんちが3日以上出ていないときは、すぐに病院へいきましょう。
■食欲や飲み水に変化はない?
ねこちゃんは食欲にムラがありますが、極端に食べない、逆に過食しているときは注意が必要です。また、普段の2倍以上も水を飲んでいることが続くなど、飲水量が増加したときに考えられる病気もあるため注意してください。
また、ねこちゃんも夏場は体温調節のために普段よりも水を飲む量も増えますが、こちらは問題ありません。ご飯を変えた際にもご飯に含まれる水分量によって、飲む量は変わります。普段の飲水量を把握して、チェックするようにしてください。
■いつもと違う行動はない?
いつもと違う歩き方をしていたり、異常に興奮して落ち着きがなかったり。環境や生活はとくに変化はないのに、ねこちゃんがいつもと違う様子があるときは注意が必要です。歩き方がおかしい場合はケガをしている可能性もあります。
■猫にとって快適な湿度は?
梅雨になると、湿度が高くなり体調を崩したりストレスを感じたりしてしまうねこちゃんもいます。ねこちゃんにとって快適な湿度はおよそ50%といわれており、梅雨時期のの平均湿度は75%もあります。
そのため、食欲低下やストレスなどの影響をもたらしてしまいます。窓を開けて部屋の風通しをよくしたり、エアコンのドライ機能を活用しましょう。
いかがでしたか?ねこちゃんは習慣的に行動をする動物です。いつものように起きてこない、いつもより食欲がないなど、いつもと違う行動をとるときは注意するようにしてください。家庭での健康チェックでの大切なことは「正常な状態」を知っていることです。おかいいかどうかの判断をする目安となるため、毎日の愛猫の状態を把握しておくようにしてくださいね。
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