初めてのわんにゃ

愛猫を迎えたら知っておきたい危険物とは?

瀬戸 芳昭

ライター
瀬戸 芳昭

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愛猫を迎えたら知っておきたい危険物とは?

新生活を迎える4月、新しい家族として愛猫を迎え入れたかたも多いのではないでしょうか。

この記事では、愛猫を守るために必要な危険物や毒物のリスク管理に関する情報を分かりやすく解説していきますね。
猫は好奇心旺盛で、何でも口に入れたがる性質を持っているため、愛猫家の方は特に注意をしなくてはいけません。

私の知り合いの愛猫は、裁縫用の糸を飲み込んでしまい、大手術になってしまい大変だったと言っていました。
家の中にある植物や洗剤などの化学物質や薬、ときにはペットフードも愛猫にとって危険になってしまうものがたくさんあります。

リスクの高いものにはどんなものがあるのか、リストアップしたので参考にしてくださいね。

愛猫を守るためのリスク管理とは

愛猫を守るためのリスク管理とは

愛するペットと一緒に暮らすなら、幸せな時間を過ごしたいと思うのは皆同じですよね。

でも、日常生活の中には、愛猫を危険にさらしてしまう可能性があるものもたくさん存在しています。特に初めてねこちゃんと暮らす方や一人暮らしの方は、何が危険なのかわからない場合が多いでしょう。

例えば、家庭で育てている植物、普段使っている掃除用品や薬品、食べ物などが愛猫にとって危険な場合があります。

こうした危険物をリストアップして、どのように危険なのか理解しておきましょう。
あらかじめ危険物を取り除いておけば、愛猫が安心して暮らせる環境を作れますよね。それでは、家の中に潜む危険物について見ていきましょう。

家の中に潜む危険物

家の中に潜む危険物

愛猫を守るためには、家の中にある危険物を把握しておきましょう。
ここでは愛猫にとって危険なものを項目ごとにリストアップして、その危険性について説明します。
愛猫を守るために知識を身につけ、危険物を避けられるように対策をしましょう。

●植物

家庭で育てている植物の中には、愛猫にとって危険なものが含まれている場合があるため注意が必要です。

例えば、ユリやチューリップ、アサガオ、パンジー、ヒヤシンス、カーネーション、アザレア、クリスマスローズなどがあげられます。

これらの植物を食べてしまった場合、吐き気や下痢、けいれん、呼吸困難、脱水症状、肝臓障害などの症状が現れることがあります。
愛猫が自由に出入りできる場所には、これらの植物を置かないように注意してくださいね。

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●化学物質

家庭でよく使用される掃除用品や薬品には、愛猫にとって危険なものが含まれています。例えば、漂白剤やアンモニア、消毒液、除草剤、農薬、防虫剤などです。

これらの化学物質を愛猫が摂取してしまうと、中毒症状や呼吸困難、めまい、嘔吐、けいれん、昏睡状態などが現れることがあります。

これらの化学物質を使用する際には、愛猫がいない場所で行うようにし、使用後はしっかりと片付けるようにしましょう。

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●薬

人間の薬や、動物用の薬を誤って飲み込んでしまうことがあります。
愛猫にとって危険な薬としては、解熱剤、鎮痛剤、睡眠薬、抗生物質などが挙げられます。
これらの薬を摂取すると、中毒症状や呼吸困難、嘔吐、下痢、けいれん、昏睡状態などが現れることがあります。

●ペットフード

愛猫に適したペットフードの選び方についても重要です。
ペットフードに含まれる添加物や、誤った与え方によっては、愛猫の健康に悪影響を及ぼすことがあります。
また、人間の食べ物を与えたり過剰に与えたりすると、消化器系や腎臓などに負担がかかってしまいます。
ペットフードを開封する前に必ず保存方法を確認し、鮮度や品質に注意しましょう。

日常生活での危険性について

日常生活での危険性について

家の中には、意外と危険なものがたくさん潜んでいます。
普段の生活で使うものや、あたりまえのように置いているものにも注意が必要です。
ここでは、愛猫にとって危険な日常生活で使用するものをリストアップし、その危険性について解説します。

(1)電化製品


電化製品は、私たちの生活に欠かせないものですが、場合によっては愛猫にとって危険なものにかわってしまいます。
例えば、加湿器や空気清浄機などのコードは愛猫にとっては絶好のおもちゃです。
引っかいたり、かじったりして感電してしまうケースもあります。
また、加湿器の水や空気清浄機のフィルターにはカビや細菌が繁殖することがあり、それが原因で愛猫が病気にかかることもあります。
使う際には安全な場所に置き、定期的にメンテナンスするようにしましょう。

(2)食品


愛猫にとって危険な食品には、チョコレートやアルコール、玉ねぎ、ニンニク、アボカドなどがあります。
これらの食品を食べると、愛猫に中毒症状や呼吸困難、嘔吐、下痢、けいれん、昏睡状態などの症状が現れることがあります。
食事の際には、愛猫の手が届かない場所に食品を保管し、誤食のリスクを減らすようにしましょう。

(2)その他の危険性


日常生活で使用するもの以外にも、愛猫にとって危険なものがあります。
例えば、プラスチックやビニール袋、紐などは誤食や絡まって絞めつけられてしまうなどの危険があるため、愛猫の手の届かない場所に保管するようにしましょう。
薬品や美容用品もいたずらをして誤飲してしまう危険があるため、きちんとしまっておいてくださいね。

リスク管理のチェックリスト

リスク管理のチェックリスト

愛猫を守るためには、リスク管理が必要です。
以下のチェックリストを参考に、愛猫を守るためしっかり対策をしておきましょう。

(1)環境をチェック

・猫にとって有害な植物がないか確認する

・薬品や洗剤などの化学物質をシッカリと保管する

・愛猫が届く場所に危険なものがないか確認する

(2)猫用品をチェック

・おもちゃやベッドなどの猫用品が安全か確認する

・猫がケガをしないように場所を確保する

(3)食べ物をチェック

・猫用の食べ物を選ぶ

・開封後の管理に気を付ける

・人間の食べ物を与えない

いかがでしたか。愛猫を守るために必要な知識とリスク管理の方法について解説してきました。愛猫との生活をより安全に、健康的に過ごすためには、家の中にあるものや猫用品、食べ物、猫の健康などについて、適切に確認や注意を払うことが必要です。

チェックリストを活用し、愛猫が安全に過ごせる環境を整えて楽しい毎日を過ごしてくださいね。

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