初めてのわんにゃ

人間と一緒で「相性」がある?犬同士を合わせるときの注意点

牧口香絵

獣医師
牧口香絵

いいね 0

人間と一緒で「相性」がある?犬同士を合わせるときの注意点

愛犬がお散歩や外出を楽しむ理由はさまざまですね。ニオイを嗅ぐのが好き、体を動かして気分転換をしたい、家族とのコミュニケーションの時間、近所で可愛がってくれる人へあいさつに行きたい、ドッグカフェのカフェメニューを楽しみにしているなど。

なかには、他のわんちゃんとの交流を楽しみにしている子もいるのではないでしょうか? そこで今回は、外出や旅行がより安心で楽しい時間になるように、他のわんちゃんとあいさつをさせるときのコツや注意点について説明したいと思います。

■わんちゃん同士にも相性がある

人間と一緒で「相性」がある?犬同士を合わせるときの注意点
出典:https://www.shutterstock.com/

人同士も相性があるように、わんちゃん同士にも相性があります。子犬の時期など若い頃は性別、犬種問わずさまざまなわんちゃんに興味を持って近づき遊び始めたり、あいさつをしようとしたり、積極的な行動がよく見られますが、年齢とともに、その子が好きなタイプと苦手なタイプがはっきりしてきます。

著者の愛犬は男の子ですが、相手のサイズ問わずおっとりとした子が好みです。また、男の子より女の子に興味を持ちます。このように愛犬の好みを知っておくことが、安全に楽しく他のわんちゃんに会わせるコツです。

■安全に他のわんちゃんと合わせる方法

人間と一緒で「相性」がある?犬同士を合わせるときの注意点
出典:https://www.shutterstock.com/

安全に楽しく他のわんちゃんに会わせるには、どのような手順でコミュニケーションを深めればいいでしょうか?

(1)相手に社会性があり、優しいわんちゃんであるか見極める

このようなシーンをよく公園などで見かけませんか? 他のわんちゃんが愛犬のところへ近づいてきたのであいさつをさせたら、相手に吠えられたり、脅かされたりしてしまった。相手のわんちゃんが近づいてきたからといって、双方の相性が必ずしもよいとは限りません。相手が近づいてきた理由はチャレンジをしたいから、ということもあります。

相手と接触させる前に一言「あいさつをさせても大丈夫ですか?」と伺ってみましょう。かつ、相手のわんちゃんが緊張していないか、怖がっていないか、わんちゃんが示すボディーランゲージをしっかり観察しましょう。

(2)あいさつをしてみよう

もしお互い好意を持っていることが分かったら、まずはあいさつをさせてみましょう。少しリードを緩め、わんちゃん同士ニオイを嗅ぎ合う行動を自然にさせてあげます。お互いよい感情であいさつができていたら、家族が「〇〇ちゃん、いい子ね」と誉めてあげてください。

わんちゃん同士は頭部、腹部、おしりのあたりのニオイを念入りに嗅ぐ行為をして相手のことを知っていきます。

(3)飼い主同士も仲良くしてみよう

飼い主同士が仲良くなることで、わんちゃん同士の緊張が解けたり、リラックスできたりする傾向が見られます。お互いのわんちゃんの年齢や性別、どんな経緯で愛犬と出会ったかなど尋ねてみましょう。

(4)お別れのタイミング

あいさつを楽しんだあとは、どのようなタイミングでお別れをするといいでしょうか? どちらかのわんちゃんが相手に興味がなくなったら、あいさつは終わりにしましょう。一方がまだコミュニケーションを続けたいとしても、相手がそうでなればバランスが崩れてしまいます。双方が楽しいことが良好なコミュニケーションと言えます。

また、今まで友好的にあいさつができていたにも関わらず、別れ際に吠えたり興奮したりするわんちゃんもいます。あいさつが終わるまで、家族がしっかり観察してあげましょう。

■あいさつをさせるときに知っておきたいこと

人間と一緒で「相性」がある?犬同士を合わせるときの注意点
出典:https://www.shutterstock.com/

(1)苦手な子もいる

社会化期に、他のわんちゃんとの十分な触れ合いができていないと、他のわんちゃんとのあいさつを拒むことがあります。苦手な子がいることを知っておきましょう。

(2)グループの輪に入るときは…

複数のわんちゃんがいるグループの輪に入っていくときは、いつもより少し気を付けてあげてください。群れ意識から初めて近づいてくるわんちゃんに警戒心を持ち、威嚇される可能性が強まります。

(3)ヒート中かどうか

ヒート中の女の子のわんちゃんは神経質になっていることがあるので、いつもは仲良しでも苛立ちが増えていることがあります。十分に注意してください。

あいさつとは双方がハッピーであることが大切です。くれぐれも家族が強引に愛犬を抑えつけて、ニオイを嗅がせてはいけません。わんちゃんのペースで、楽しいあいさつをさせてあげてくださいね。

みんなのわんにゃ

【関連記事】

 犬のがんと人のがんの違いを押さえよう!犬の「がん」に対して飼い主ができること~第一弾~

※ 順番を間違えるのはNG!?「犬と猫を一緒に飼う」実現するための基礎知識

※ 子犬や老犬がなりやすい?犬風邪と飛ばれる「ケンネルコフ症候群」とは

※ 犬の「おしり歩き」が気になる!その理由と考えられる疾患について

獣医師特集

【画像】

※ New Africa, Chaay_Tee, Sinseeho, Anna Hoychuk / Shutterstock

FOLLOW ME

twitter   facebook

この記事に付けられているタグ

いいね 0