わんちゃんと暮らす方にとっての願いは、少しでも長く元気に一緒に過ごすことですよね。わんちゃんの平均寿命は体の大きさや生活習慣によっても変わってきますが、14歳ぐらいだと言われています。人と比べてとても早く歳をとり、7歳を過ぎたころからシニア期となります。
愛犬がいつまでも元気に過ごすには毎日の健康管理が大切です。今回はわんちゃんの健康寿命についてお話します。
■食事の管理と口内環境を見直す
愛犬を健康で元気に長生きさせるには、毎日の健康管理が大切です。人間の食べ物を与えていたり、おやつやフードをたくさんあげていると、わんちゃんが肥満になってしまい病気の原因となります。毎日の食事の量や内容、水分量を確認し、わんちゃんの生活習慣を見直しましょう。
また、健康な歯を保つこともとても重要です。口の中でばい菌が増殖してしまい、それが口から喉を伝い、体内へと侵入してしまう恐れがあるのです。それにより健康が脅かされ、寿命が縮んでしまうことがあるため、寿命を延ばしてあげるには口内を清潔に保ってあげる事も大切です。小さいうちから歯磨きの習慣をつけて口の中を清潔に保つようにしてください。
■適度な運動を行う
バランスのいい食事と運動は骨や筋肉を強くします。強い体は健康を維持するのに必要不可欠です。毎日のお散歩の量はたりていますか?わんちゃんの体のサイズなどによっても適切量は変わるため、愛犬の様子を観察しながらその子にあった散歩量を判断しましょう。
なるべく外気温の快適な時間に外に出て、太陽を浴びて新鮮な空気や様々な匂いに触れさせることが大切です。
■ストレスを与えない生活
人に合わせた生活はわんちゃんにとってストレスが多いともいわれています。わんちゃんはストレスが溜まると健康を損ない寿命を縮めてしまいます。
ストレスの原因はさまざまですが、充分なお散歩ができていない、長時間のお留守番が多い、睡眠や食事の邪魔をされているわんちゃんは、大きなストレスを抱えているかもしれません。
また、本能を刺激するような遊びで好奇心や意欲の衰えを防ぐことができます。毎日を楽しく過ごせるように工夫してくださいね。
■病気の予防と早期発見
人の病気と同じように、早期発見はとても大切です。ブラッシングや歯磨き、爪切りや耳掃除など、日常的なケアの時に愛犬の体にいつもと違うところがないかチェックしてください。
うんちやおしっこの状態や疲れやすさ、体にしこりがないかなどを把握しておくと、異変があったときに早期発見できる可能性が高くなります。病気になってしまったときに重症化してしまうとわんちゃんの負担が大きくなってしまします。そうなってしまわないように、早期発見・早期治療を心がけてください。
いかがでしたでしょうか。日頃から飼い主さんによって習慣づけてもらうことで、健康を維持し、寿命が延びることに繋がります。ぜひ日頃から健康に対する意識を高めておきましょう。最後にわんちゃんの健康管理は、飼い主さんの健康の上に成り立っています。自身の健康ケアも忘れずに行ってくださいね。
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