※2021年6月15日情報更新
雨が続く梅雨は、人だけでなくわんちゃんも体調を崩したりお散歩に行けないストレスが溜まり、トラブルが多くなる季節です。今回は、そんな梅雨時に起きやすいトラブルを予防するために、飼い主さんが取るべき対策法についてお伝えします。
■食中毒に気をつける
湿度が多くて細菌などが繁殖しやすくなる時期ですので、「食中毒」に気をつけないといけません。食中毒のなかでも、一般的にもっとも多いのが「細菌性食中毒」で、細菌が発生したドッグフードを食べて食中毒になることもあります。
大量によだれが出たり、ふらふらしたり、嘔吐や下痢も食中毒が原因で症状としてでている場合があります。少しでもおかしいと思ったら、獣医師にご相談ください。
・酸化したドッグフード
ドッグフードをあげる時の封を開けたり閉めたりする際に、微量の細菌がドッグフードに付着します。また、開封後のドッグフードは水分が10%を超えてしまうとカビが発生する恐れがあります。水分が入らないように湿度を遮断する真空容器に入れ、直射日光が当たらないところに保存するのがおすすめです。
・飲み水
わんちゃんの口の中には、数え切れないほどの細菌が存在しているため、細菌が水の中に入ることで飲み水の食器の中で増殖します。こまめに飲み水を入れている容器を洗ったり水を入れ替えたりして、新鮮な水を飲める状態にしてあげられると安心です。
また、温度が上がることでも菌が繁殖しやすくなるので、水を置くのは直射日光が当たらない場所にすることも大切です。
■梅雨冷えに気をつける
急激に気温が下がる「梅雨冷え」。気温の変化についていけないわんちゃんも多く、体が冷えて食欲不振や下痢などの体調不良を起こしてしまうことがあります。愛犬の体温をしっかりと管理してあげることが大切です。
また、わんちゃんは湿気が苦手です。扇風機やエアコンを活用し、空気の流れを作って湿気対策をしましょう。
■雨の日のお散歩の注意点
雨の日でも散歩に行く場合は帰ってきたら体の湿り気をしっかり拭き取って体を乾かしましょう。特に、お腹から内股にかけては湿気がこもりやすい部分で、そのままにしておくと皮膚炎の原因になりますので、特に気をつけて乾かしてください。泥汚れがひどい時は、布でゴシゴシ拭くより、ぬるま湯で流してから拭いてください。
■ストレス発散方法
わんちゃんの大好きなお散歩も、雨が降ると行けない日が続くこともあります。散歩は気分転換にもなりますし、わんちゃんにとっての楽しみのひとつのお散歩がないことは、ストレスになってしまいます。そんな時は室内で一緒に運動をして遊んであげましょう。
わんちゃんは飼い主さんとコミュケーションをとることが一番のストレス解消になります。ボール遊びでも、引っ張りっこでも、愛犬の好きなことでお散歩に相当する時間、遊んであげてください。飼い主さんは愛犬を退屈させない遊びを普段から探しておくのも大切です。
夏に向けて体調を崩す子が増えるのが梅雨です。わんちゃんの様子を注意深く見てあげるようにしてくださいね。また、お口の中のケアも忘れずに行ってください!
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