※2021年1月7日情報更新
わんちゃんは小さな子どもが苦手であることが多いです。なぜなら、子どもの日常的な行動が、わんちゃんにとって嫌な行為になることが多いからです。その結果、わんちゃんが子どもに唸ったり噛んだりして、仲良くなれないことがよくあります。
しかし、子どももわんちゃんも一緒に暮らす家族の一員ですから、仲良くなって欲しいと思いますよね。そこで今回は、どうしたら子どもとわんちゃんが仲良くなれるのかを説明します。
■犬種によって性格が違う?
小さい子どものいる家庭でわんちゃんを飼い始めるなら、穏やかな性格のわんちゃんを選びましょう。犬種の特性もあるので、実際に飼育している人から話を聞いたり、専門家に相談したりするとよいでしょう。
■わんちゃんが安心できる場所
わんちゃんが落ち着いて休んだり眠ったりできる場所が必要です。その場所にいるわんちゃんを触ったり構ったりしてはいけません。
■わんちゃんにとって楽しいこと
わんちゃんに、子どもと一緒にいると楽しいことがあると教えましょう。
(1)大人と子どもとわんちゃんが落ち着いて一緒にいる時にご褒美を与えます。赤ちゃんであれば、オムツ替えの時や抱っこをしているときに、わんちゃんに優しく声をかけたりおやつを与えたりましょう。
(2)ボール投げなどで、大人と子どもとわんちゃんが一緒に楽しみましょう。
(3)散歩の時にわんちゃんにリードを2本つけ、1本を大人が、もう1本を子どもに持たせます。実際は大人がコントロールするのですが、子どもはとても喜びます。
■子どもに教えること
大人の話が理解できる年齢の子どもならば、わんちゃんの嫌がることを行わないように繰り返し教えましょう。
(1)わんちゃんの近くで突然走り出さないこと。
(2)甲高い声を出したり大声で叫んだりしないこと。
(3)わんちゃんに体当りしたり、上から覆いかぶさったりしないこと。
(4)わんちゃんの尾や足先、鼻先など、体の先端部分を握ったり触ったりしないこと。
(5)わんちゃんの食事中や寝ているときには触らないこと。
子どもとわんちゃんが仲良くしている家庭も多くみられます。しかし仲良くしているようにみえても、小さな子どもとわんちゃんだけで遊ばせるのは控えましょう。
子どもが噛まれてわんちゃん嫌いになるのはとても悲しいことです。ハイハイをする赤ちゃんやよちよち歩きの子どもの場合は、必ず大人が監視してください。
いかがですか?
子どもとわんちゃんが良い関係を保ちながら共に成長していくことは、家族にとって素晴らしいことです。たくさんの楽しい思い出を作ってくださいね!
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【参考】
※ テリー・ライアン著(2006)『犬ともっと仲良くなる方法』ディーイーピー
【画像】
※ Nina Buday, Lumi Studio, Chaay_Tee, Africa Studio, Africa Studio / Shutterstock
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