わんにゃとの暮らし

冬の旅行「同行」と「留守番」では何が必要?旅行前に準備しておきたい犬の持ち物リスト

古川諭香

愛玩動物飼養管理士・キャットケアスぺシャリスト
古川諭香

いいね 1

冬の旅行「同行」と「留守番」では何が必要?旅行前に準備しておきたい犬の持ち物リスト

今年も残すところ、あとわずか。年末年始が近づくと帰省や旅行を考え始める方も多いのでは? そんな時は、家族の一員である愛犬にも配慮が必要。お留守番をしてもらうか、同行させるかによって準備すべきアイテムは変わってくるため、早めに計画を立てておく必要があります。

今回はホリデーシーズン前に用意しておきたい、冬の旅行グッズをシチュエーション別にご紹介。ぜひ参考にしてみてくださいね。

■冬に用意すべき愛犬の旅行グッズ【同行バージョン】

冬の旅行「同行」と「留守番」では何が必要?旅行前に準備しておきたい犬の持ち物リスト
出典:https://www.shutterstock.com/

・防寒対策は足元から

年末年始は寒さが厳しかったり、雪のせいで足元が悪かったりする可能性も高いもの。そんな時期だからこそ、愛犬の足を守れるような防寒対策が必要になります。

雪道用ドッグブーツやスノーシュー、ラバードッグブーツは肉球をしっかりと守り、足を清潔な状態のまま保ってくれやすいアイテム。旅行先が寒冷地帯だったり、愛犬と雪遊びやスノースポーツを楽しみたかったりする場合は、必ずこうしたアイテムを用意しておきましょう。 

・暖かいドッグウェアを

寒さが厳しい冬は足だけでなく、体全体も冷えてしまわないように注意。

たとえば、行動派の愛犬にはアウトドアシーンでも活用させられるドッグウェアを。突然の雨に備え、撥水性が高いドッグウェアも用意しておくとよいでしょう。飼い主さんの手軽さを考えるなら、ハーネスと一体化したドッグジャンパーもおすすめ。内側がフリース素材になっているドッグウェアなら、より暖かさを感じさせてあげられます。 

・食べ慣れているドッグフードを持参しよう

愛犬を旅行に連れて行く時は、日頃のご褒美として良い食事をさせたあげたくなるかもしれません。しかし、いつも食べ慣れているドッグフードを持参するのがベター。旅先で慣れないものを口にし、体調を崩してしまうことがないよう、安心して食べさせられるドッグフードを用意しましょう。

その際はすぐに食事をあげられるように、ジップロックやタッパーなどに1食分を小分けしておくと便利です。また、デリケートな性格のわんちゃんはボウルが変わっただけでも水を飲んでくれなくなるので、普段使用している飲み用のボウルも持参していきましょう。

・トイレ用品は必須

ペットと泊まれる宿泊施設であってもわんちゃんのトイレトレーが充実していないことは意外に多いもの。わんちゃんからしてみても、自分のにおいがするトイレトレーは安心して用を足せるアイテムであるため、旅先でのストレスが軽減するはず。だからこそ、旅行の際はトイレシーツと共にトイレトレーも用意していきましょう。また、トイレシーツを捨てる時に必要となるごみ袋も忘れずに。

・ベッドやキャリーがあればわんちゃんも安心

なかには、慣れない場所への旅行で落ち着くことができないわんちゃんもいます。そんな愛犬に飼い主さんがしてあげられる配慮は、普段使っているベッドやケージを用意すること。冬はふかふかのペットベッドやペットヒーターを準備し、暖かさを感じられるようにしてみましょう。もし、お気に入りの毛布やマットがあれば、そちらも一緒に持参してみてください。

また、キャリーやカートがあればわんちゃんと楽しめる公共施設が増えます。ペットと泊まれる宿泊施設への旅であっても、他のお客さんへの迷惑を避けるため、キャリーは必要。マナーを守り、楽しい思い出を作っていきましょう。

■冬に用意すべき愛犬の旅行グッズ【お留守番バージョン】

冬の旅行「同行」と「留守番」では何が必要?旅行前に準備しておきたい犬の持ち物リスト
出典:https://www.shutterstock.com/

・自動給餌器で空腹を防ぐ

旅行中、愛犬におうちでお留守番していてもらいたい時は、自動給餌器が大活躍。決まった時間に一定量をあげられるので、肥満や空腹の心配がなくなります。最近では、ペットカメラ機能を搭載したものやスマホを操作して外出先からおやつなどをあげられるものも発売されているので、そうした自動給餌器を選ぶのもおすすめ。

ただし、犬は本来群れで生活する動物であるため、お留守番は大きなストレスに。一般的に、犬一匹でお留守番をさせられるのは一泊二日が限界だといわれているそうなので、旅行が長期間になりそうな場合はペットホテルに相談したり、ペットシッターさんに頼ったりしながら愛犬のメンタルケアにも気を配っていきましょう。

・暖房器具で暖かく

動物は自分で温度を調節することができません。そのため、飼い主さんの不在時に寒さから体調を崩してしまうことも……。そうした事態を避けるには、暖房器具を活用。暖房やホットカーペットを活かし、適温で過ごせるように配慮していきましょう。

その際は、わんちゃんが熱いと感じた時に避難できる場所を設ける必要もあります。たとえば、一室は暖房をつけ、もう一室はつけないなどの対策をとるのがおすすめ。寒さへの耐性は犬種によって大きな差があるので、まずは愛犬がどれだけ寒さに耐えられるのかを把握しておく必要もあります。

なお、暖房は26℃前後がベストだそう。空気が乾燥すると、ウイルスが蔓延してしまう恐れがあるので加湿器などを使用し、湿度が5060%程度になるようにも意識してみてください。

・イタズラ好きな愛犬のお留守番にはケージを活用

留守中は愛犬のイタズラや誤飲誤食が心配になってしまうもの。それを防ぐには日頃からケージやサークルに慣らし、お留守番の時は縄張りを小さくしてみるのもひとつの方法です。

犬は本来、狭い場所は苦手ではありませんが、普段からケージやサークルに慣れさせていないと「閉じ込められた」という気持ちが強くなり、ストレスを感じてしまいます。ケージやサークルの中でお留守番をしてもらいたい時は普段からしつけをし、「ここは安心できる場所」だと学ばせる必要があります。

なお、寒さ緩和のため、ケージやサークルの中には毛布やペットヒーターなどを用意してあげましょう。

 

飼い主さんの旅行は愛犬にとっても、一大イベント。お留守番をしてもらうにせよ、同行させるにしろ、普段とは違った状況に置かれてしまうからこそ、愛犬が少しでもストレスを抱え込まないよう、事前に対策を練っていきましょう。人間だけでなく、愛犬にとっても素敵なホリデーシーズンとなるように工夫してみてください。

みんなのわんにゃ

【関連記事】

お出かけシーズンの救世主!頼りになるペットシッターってどんなサービス?

旅行時にもオススメ!大切なペットを見守れる高性能ペットカメラ3選

「ペットホテル」のあるおでかけスポット4選

愛犬と海外旅行したい!めいっぱい楽しむために「事前準備&注意点」を理解しよう

【画像】

※ WHYFRAME,KAZLOVA IRYNA,Africa Studio / Shutterstock

FOLLOW ME

twitter   facebook

この記事に付けられているタグ

いいね 1