※2020年10月27日情報更新
ねこちゃん人気が高まっていることもあり、いろいろなところでねこちゃんの動画や写真を見る機会が増えました。
ねこちゃん同士で仲よく遊んでいたり、くっついて寝ていたりする姿を見ていると、たくさんのねこちゃんに囲まれて生活できたら、どんなに幸せだろう……と思ってしまいませんか。
実際、わんちゃんと違って散歩の必要がなく、トイレのしつけも楽といわれていることから、ねこちゃんをたくさん飼う“多頭飼い”を検討されている方も多いかもしれません。
今回は、そんなみなさんにお伝えしておきたいねこちゃんの多頭飼いの心構えや準備についてお話します!
■多頭飼いのメリットとデメリットは?
(1)メリットについて
ねこちゃんはとても個性豊かです。甘えん坊の子、ツンデレの子、いたずら好きな子など、性格もさまざまです。
1匹では実感しにくい様々な個性を目の当たりにできるのは、多頭飼いならではのメリットです。
そんなねこちゃんたちが仲よく肩を寄せ合って外を眺めていたり、抱き合って寝ていたりする姿を見ているだけで、かなりの癒し効果も期待できます。
また、室内飼いのねこちゃんは、どうしても運動量が足りなくなりがちです。たくさん遊んでエネルギーを発散させる必要があるのですが、時間がなかったり疲れていたりすると、十分に遊んであげられないこともありますよね。
そんなとき、ねこちゃん同士で遊んだり、追いかけっこをしたりしてくれれば、かなりの運動量になるのでエネルギーの発散が期待できます。
(2)デメリットについて
たくさん飼うことのデメリットもあります。まず、食費や医療費などの必要経費が頭数分かかるということです。
それだけではなく、トイレ、ベッド、爪とぎ、おもちゃなど、必要な道具もどんどん増えていきます。
さらに、多頭飼いは1匹で飼う場合と比べて、どうしても健康管理が不十分になることがあります。
同じトイレを使っていると、下痢や血尿を発見しても、どのねこちゃんの排泄物なのかを特定するのに時間がかかります。
また、何日もおしっこが出ていなくても、すぐに気がつかないことも十分あり得ます。そうなると、深刻な病気の発見が遅れ、場合によっては命を落とす危険もあります。
健康管理ができなくなるほどの多頭飼いは避けた方がいいかもしれません。
■多頭飼いするときに気をつけることとは?
ねこちゃん同士の相性がよければ問題ないのですが、相性が合わないとケガをするほどのケンカに発展することがあります。
場合によっては、相手の姿を見かけたり、匂いがしたり、鳴き声を聞いたりするだけで、興奮したり、不安になったりするかもしれません。
そこまで仲が悪くなると、別室やケージに隔離して飼い続けることにもなりかねません。可能であれば、2匹目以降のねこちゃんを迎える際には、2週間ほどのお試し期間を設けて、先住ねこちゃんとの相性が合うかどうか様子を見てみるといいでしょう。
とはいっても、最初は相性がよくても、何かのきっかけで突然仲が悪くなることもありますので、隔離できるだけの部屋数があることは重要です。
どうしても部屋数を確保できない場合は、ケージを用意しておくことをおすすめします。
また、トイレ、寝床、爪とぎは十分な数を用意してください。トイレの場合、基本的には頭数分プラス1個が理想だとされています。
他のねこちゃんの匂いがするトイレは使いたがらなかったり、トイレや砂の好みも分かれたりするので、シンプルで掃除がしやすく、蓋のない大きめのトイレと、匂いのついていない砂を用意するのがよいでしょう。
寝床を取り合ってケンカになることもよくあるので、できる限りいろいろな場所に用意してください。
また、爪とぎの素材もさまざまですので、お気に入りの素材を探してあげてくださいね。
たくさんのねこちゃんに囲まれて過ごせたら幸せですよね。でも多頭飼いは、飼い主さんやねこちゃんにとって、注意しなければいけないポイントがたくさんあります。
ぜひ今回の記事を参考に、デリケートなねこちゃんたちが、ストレスなく過ごせる環境をつくってあげてくださいね!
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【画像】
※ Linn Currie, Peti74, Koon MadzCat, NataVilman / Shutterstock
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