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犬のうんち専用ゴミ箱がある!? 日本でも真似したい「海外の犬事情」

小見山友子

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小見山友子

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犬のうんち専用ゴミ箱がある!? 日本でも真似したい「海外の犬事情」

海外へ行くと、日本ではあまり見かけない大型犬がたくさんいることに驚かされます。日本でもおなじみラブラドール・レトリーバーはもちろん、短毛でがっちりとした体格の犬や、ディズニー映画に出てくるようなふわふわで毛が長い犬など。様々な犬種に出会えることも海外での楽しみのひとつです。

犬のうんち専用ゴミ箱がある!? 日本でも真似したい「海外の犬事情」
出典:わんにゃ365

そして、日本では考えられないような犬との暮らし方や、独特のライフスタイルがあります。あっと驚くものからぜひ日本にも取り入れたい素敵な取り組みまで、今回はたっぷりご紹介します。

■こんなところにも!? 犬に遭遇する驚きの場所とは

カフェやレストランでは、愛犬と一緒に食事を楽しむ飼い主さんに出会う確率も高く、これも海外ではわりとあたり前の光景。カフェ店内だけでなく、ここもいいの?と思う位のイイ感じのレストランに、バー、洋服屋さんに本屋さんまで、犬同伴で行ける範囲は日本よりも多く存在します。

犬のうんち専用ゴミ箱がある!? 日本でも真似したい「海外の犬事情」
出典:わんにゃ365

キャリーバッグに入れれば犬も空港や公共交通機関を利用できるのは日本も同じですが、フランスやドイツ、イギリスなどのヨーロッパでは、車両に乗ったら(バッグに入っていない)犬に遭遇する! なんてことが普通にあります。国によってバッグに入れることがルールとなっていますが、実際は黙認されていることも多いようですね。初めて会ったときは、その光景にしばらく目が釘付けになったものです。

ニューヨークの市営地下鉄も同様のルールがあるのですが、こちらも日本のそれとはちょっと違います。言うならば「う、うん、一応入っているよね」といった雰囲気。大型犬も大きなトートバッグに“とりあえず”入っている、または、座っている場所がたまたま“バッグの中だった”ように見える犬などなど。

キャリーバッグのジッパーをきちんと閉めて、犬の顔を絶対に出さないようにしている日本と比べると、ニューヨークの犬たちの顔は完全に露出していますし、それはそれはゆる〜い感じです。でもまわりの乗客たちは彼らを避けようとはせず、平然としています。これが普通の光景だからです。

犬のうんち専用ゴミ箱がある!? 日本でも真似したい「海外の犬事情」
出典:わんにゃ365

犬用の水飲み場にいたっては、公園、フードトラック、各種お店の前、オーガニックスーパーの前などいたるところに点在。

ともすると、犬をとりまく環境は諸外国の方が進んでいる、という印象を抱きますが、それだけではなく文化の違いもあるのでしょう。そして、これら今挙げたような事例は“犬のしつけがきちんとなされているから”、とも言い換えられるのではないでしょうか。

 

■日本でも真似したい!犬の「うんち専用ゴミ箱」

犬のうんち専用ゴミ箱がある!? 日本でも真似したい「海外の犬事情」
出典:わんにゃ365

犬を飼っている方はよくご存知“犬のオシッコ・うんち厳禁”というプレート、ありますよね? 犬のお散歩中のマナーを守るのは飼い主の責任ですが、守られていないために迷惑をしている人がいるのも事実。

私も愛犬のお散歩中にいつもそのプレートが目に入っていたのですが、ポートランドでこんなものを発見しました。

犬のうんち専用ゴミ箱がある!? 日本でも真似したい「海外の犬事情」
出典:わんにゃ365

ご覧の通り、犬の“うんち専用ゴミ箱”です。うんちを取るためのビニール袋と、その下にゴミ箱が付いているというもの(このゴミ箱は色んな国にあります)。

日本で同じことをするのは簡単なことではないけれど、“禁止”と訴えるだけではなく“じゃあゴミ箱を設置しよう”という別の角度からのアプローチに、人々の犬に対する愛情と、日本と諸外国とで犬の社会的な扱いの違いがあることを感じました。

 

■人間も動物も運命共同体

ちなみに海外では“洋服を着た犬”をほとんど見かけません。犬種による体質や、高齢のため寒さに弱くなった、ケガをしているからなど、事情のある犬を除いて、犬に服を着せません。彼らはそのままの姿がいちばん美しい、という考え方があるのですね。

犬のうんち専用ゴミ箱がある!? 日本でも真似したい「海外の犬事情」
出典:わんにゃ365

ところ変われば、外で暮らす野良犬の多い国もあります。彼ら野良犬たちには特定の飼い主さんはいないけれど、いつも誰かが自分たちのめんどうを見てくれるという、人間も動物も同じ共同体といった暮らし方のようです。

犬のうんち専用ゴミ箱がある!? 日本でも真似したい「海外の犬事情」
出典:わんにゃ365

こうやって一歩、日本から出てみると、日本のものさしではあてはまらない常識があることに気づきます。どちらが良い、悪いではなく、人と犬が心地良く共生していく社会のなかで、愛犬や自分たちにとって“より幸せになる方”を選択していけるといいですね。

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※ Jacob Schroeter / Shutterstock

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