ペットショップやネット通販では、様々な種類のドッグフードが販売されていますよね。量も原材料も、お値段もバラバラ……。結局どれを選ぶべきなのでしょうか?
そこで今回は、愛犬の健康を考えている飼い主さんのために、ドッグフードの選び方とおすすめ商品を、普段実践している愛犬家の奥平望さんに教えていただきました! わんちゃんには、おいしく食べて、健康に過ごしてもらいたいですね。
■ドッグフードを選ぶときは5つのポイントをチェック!
ドッグフード選びは、5つのポイントをチェックする必要があります。何百種類ものドッグフードの中から、愛犬にぴったりのフードを選びましょう。
(1)犬種
筆者の経験から想像すると、柴犬などの日本犬と、トイプードルなどの洋犬では食性や必要な栄養が異なるのではないかと感じています。日本犬に欧米ベースの肉質多めのドッグフードを与えていると、下痢になるケースも見たことがあるので、注意したほうがいいと思います。
また、大型犬と小型犬でもドッグフードを分ける必要があると感じています。大型犬は、考え方によっては、体のわりに胃腸は小さいことになるため、消化のよいドッグフードを選んであげたほうがいいのではないでしょうか。
さらに、消化がよいといってもたくさんの量を食べると胃腸に負担がかかってしまうため、負担と緩和するという観点からは、吸収効率の良いフードの方がいいと考えます。
(2)ライフステージ
わんちゃんのライフステージ(年齢)によって、ドッグフードも変えるべきでしょう。子犬・成犬・シニア犬の3ステージに加え、避妊・去勢の有無や運動量も考慮した上で、選んだほうがよいと思います。
とくに、7歳以上のシニア犬は成犬時に比べると基礎代謝が落ち、また、歯にトラブルが起こることも考えられます。基本的には成犬時のドッグフードのままでも大丈夫だと言われていますが、シニア犬専用のドッグフードも検討してみるとよいかもしれません。
(3)原材料
ドッグフードを選ぶときに多くの飼い主さんが気にするのが原材料ではないでしょうか? できれば人着色料や保存料など人工添加物を含んでいないドッグフードを選んであげたいと、個人的には思っています。
(4)栄養成分
わんちゃんは、ドッグフードと水から栄養を摂取します。そのため、できるだけ栄養の高いドッグフードを与えたいと思いますよね。しかし、極端に高タンパクなものなど、栄養バランスに偏りがあるドッグフードは避けたほうがよいでしょう。
(5)製造方法
原材料や栄養成分と合わせて、製造方法もドッグフード選びの大事なポイントになります。筆者がわんちゃんの健康において安全性が高いと思っているのは、低温製法・ノンオイルコーティングと記載されているドッグフードです。
■おすすめドッグフード4選!
(1)CANAGAN(カナガン)ドッグフード
獣医師が推奨するドッグフードとして有名な『CANAGAN(カナガン)ドッグフード』は、グレインフリー(穀物不使用)にこだわった商品です。わんちゃんは、トウモロコシや小麦などの穀物類を消化しにくいと言われています。グレインフリーのドッグフードは、わんちゃんの体への負担を軽減すると考えている人もいるそうです。
また、無添加で栄養価も高く、動物性タンパク・野菜・ハーブなど、人間が食べられる高品質で新鮮な食材を厳選。全犬種・全ライフステージに対応しており、小型犬でも食べやすい小粒サイズになっています。
(2)アランズ ナチュラルドッグフード ラム
『アランズ ナチュラルドッグフード ラム』は、100%無添加にこだわったドッグフードです。主原料は、アレルギーを起こしにくいといわれるラム肉です。
アランズが理念とするのは、動物愛護先進国イギリスで提唱されている“自然給餌”の理論です。自然給餌とは、野生のわんちゃんが必要とする食事を、できる限り忠実に再現することです。
野生のわんちゃんが自然の中で食べていたものには、人工的に合成されたビタミン・ミネラルはもちろんないため、無添加に徹底的にこだわっているのですね。
(3)UMAKA(美味華)
『UMAKA(美味華)』は、人工添加物不使用・グルテンフリー・ノンオイルコーティングのドッグフードです。九州産の華味鶏を100%使用しており、飼い主さん自身が食べて確認できる品質に仕上げています。
原材料は国産素材がメインなので安心。かつお節の良い香りは、天然素材にこだわった証ですね。
(4)ヒルズ 犬用i/dコンフォート小粒 消化ケア
最後に、筆者の愛犬くるるは『ヒルズ 犬用i/dコンフォート小粒 消化ケア』を食べています。パピーの頃からひどくお腹が弱く、獣医さんおすすめの様々なドッグフードを試してみたものの良くならず……。とりあえず今はこちらの療養食で落ち着いています。
アレルギー検査をしたり、手作りごはんに挑戦したり……いまだにコレといったドッグフードは見つかっていません。これからも、くるるに最適なドッグフード選びは続きます。
このように、一見同じように思えるドッグフードでも、主になる肉の種類やこだわりポイントが違います。愛犬のライフステージや生活習慣に合ったドッグフードを選んで、いつまでも健康に過ごしてもらいたいですね。
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【参考】
※ 環境省_パンフレット「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~」 [動物の愛護と適切な管理]
※ ペットフードの安全関係(ペットフード安全法 事業者のみなさま向けページ):農林水産省
※ カナガン|イギリス直輸入!グレインフリープレミアムドッグフード通販
※ アランズ ナチュラルドッグフード|安心・安全の無添加!評判のプレミアムドッグフード 通販
※ ドッグフード、キャットフードのヒルズ - 人とペットの未来を変える
【画像】
※ 279photo Studio, pattarawat / Shutterstock
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