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正しい方法を守ろう!「犬と車と運転」気をつけるべきこと

吉本翔

獣医師
吉本翔

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正しい方法を守ろう!「犬と車と運転」気をつけるべきこと

大切な愛犬と一緒におでかけしたい、お家でお留守番させるのは可哀想と考える飼い主さんは多いと思います。外出時にも愛犬を車に乗せていろいろな場所に一緒におでかけしたいですよね。

しかし、愛犬を車に乗せる上で注意しないといけない点も多々あります。そこで今回は、海外で取り上げられた記事をもとに、わんちゃんを乗せた車運転のリスクや、飼い主さんが注意すべきことについて解説したいと思います。

■もしも愛犬が乗っている車が事故を起こしたら?

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出典:https://www.shutterstock.com/

もし車が事故を起こし、同乗している愛犬が固定されていなかった場合、愛犬にかかる衝撃はどれほどのものでしょうか? この疑問に対して、専門家は次のように述べています。「時速40kmで走っている車が事故を起こすと、しっかりと固定されていない犬には、その体重の約40倍の力がかかる」と。

体重の40倍ともなれば、わんちゃんにかかる衝撃は大変強いものです。この衝撃は、大切な愛犬が命を落とす可能性が十分にあるほどのものと言えるでしょう。

■飼い主のアンケート結果から明らかになったこと

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海外における情報ですが、飼い主に対して愛犬の同乗した車の運転時におけるアンケートが行われていたので、ポイントをご紹介します。

・35%の飼い主は、愛犬によって運転への集中が妨害されたことがある。

・25%の飼い主は、運転中に予期せず愛犬が激しく吠えたといった経験をしたことがある。

・10%の飼い主は、愛犬をしっかりと乗せていなかったために運転を妨害され、簡単な運転ミスをしたことがある。

この調査結果は愛犬を車に乗せることにより、運転に支障が出る可能性があるということを示唆しています。このことをしっかりと理解して、車に愛犬を乗せる際には、より一層運転に注意する必要があるといえます。

■法律違反の可能性も?やってはいけない車への乗せ方

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万が一事故を起こしたときのことを考えると、愛犬の車への乗せ方はしっかりとしないといけません。わんちゃんが乗っている車を見かけることはしばしばありますが、必ずしもすべての飼い主さんが安全な状態で愛犬を車に乗せているわけではありません。

愛犬をまったく固定することなく、自由に車の中で動けるような状態にしている例も見受けられますが、事故を起こした場合に大変な事態になりかねません。また、愛犬の予期せぬ動きにより運転のじゃまになり、事故につながってしまう可能性もあります。

愛犬を車に乗せること自体は法律上問題ありませんが、乗せ方次第では道路交通法に違反してしまう可能性があります。道路交通法によると、運転手の視野や運転操作を妨害する可能性がある状態で車にペットを乗せることは禁止されています。

■車への安全な乗せ方は?命を守るためにおすすめのグッズ

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それでは、愛犬の安全な乗せ方とは一体何でしょうか? わんちゃんはしばしば人間の子どもと似たような扱いを受けますが、安全性が非常に高いチャイルドシートに相当するものはありません。しかし、安全に乗せるために有効なグッズがいろいろと市販されています。

定番のものとしては、シートベルトに装着可能なハーネスや、ドライブボックスでしょう。運転手へ妨害を防ぐという意味であれば、クレートに入れるという方法もあります。こういったペット用のグッズをしっかりと活用して、安全運転を心がけるようにしてください。

■熱中症の危険性!車の中に犬を放置しない

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ここまでで運転中の注意点について述べましたが、もう一点大切なことがあります。それは、運転が終わり車を出る際に、愛犬を車の中に放置しないことです。なぜなら、愛犬が熱中症にかかり命を落とす危険があるからです。特に、夏場の暑い時期に車に犬を放置して熱中症になり、亡くなってしまう例が後を絶ちません。

ちょっとした用事で短時間車に残すだけだから、窓を少し開けておけば大丈夫だろう、と考えるのも危険です。もしも、出先で愛犬を車の中に放置しなければならない状態になる場合には、お家でお留守番させることも検討しなければなりません。

今回は愛犬と一緒に車におでかけする際に注意しなければならないことについて解説しました。大切な愛犬をお家でお留守番させておくのは可哀想ですし、できることなら一緒におでかけしたいですよね。しかし、事故を起こしてしまっては、せっかくの楽しいお出かけが台無しです。

愛犬の同乗における注意点をしっかりと理解し、安全運転をこころがけましょう。また、場合によっては、お家でのお留守番を選択しなければならないことがあることを頭に入れておいてくださいね。

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【参考】

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【画像】

※ Jenny Sturm, Monkey Business Images, Pushish Images, buritora, Andrey_Popov, Jakraphong Photography / Shutterstock

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